神は
愛ゆえに
人に
苦い薬を飲ませる
苦い薬も
飲まなければ
魂が
まっすぐに育ってこないからだ
若い魂が
大事に抱いている
馬鹿が
直らないからだ
ゆえに人よ
鬼のような
神の鞭から
逃げるな
苦しいことも
悲しいことも
しっかりと味わい
涙で
自分の心を
育てなさい
つらい思いもせねば
人はいつまでも
人の心がわからぬ
馬鹿であり続ける
馬鹿ほど
この世に苦悩をふりまく
困ったものは
いないのだ
ゆえに神は
馬鹿を直すための
苦い薬を
人に飲ませるのだ
ときに
痛い鬼の鞭を
振るうのだ
すべては愛ゆえだ
苦しさのあまり
神を憎んではならぬ