月の岩戸

世界はキラキラおもちゃ箱・別館
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トゥバン・15

2022-09-20 05:26:19 | 詩集・瑠璃の籠

いやらしいことをするな
まじめに生きよ

人が不幸になるのは
自分のことばかり考えて
いやなことをするからだ

勉強もしないで
楽にいいことになろうとして
人のものを盗むからだ

まだ小さいうちは
神に従い
まじめに勉強して
愛を身につけてゆくのだ

何も勉強していないうちから
人のものを盗んで
高い幸福を味わってしまうと
魂がゆがんでくるぞ
そうなれば
美しいものをことごとくひっくり返す
いやらしい魔に落ちてしまう

神は
人間が美しく育つように
正しいことを順序良く教えて下さる
それに従って
学び習ってゆくことが
人間の一番の幸福なのだ

ゆえに
神には素直に従い
まじめに生きよ
そうすれば
つらい日々の中にも
時々光る幸福が訪れる
本当の幸せは
その意味がわかる自分になることだ

この世のすべての
美しいものの中に
宿る神の愛を
感じることができる
自分になることだ




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アンゲテナル・26

2022-09-19 05:13:49 | 詩集・瑠璃の籠

愛が
嵐のようにやってくる
人々よ
心の準備をしなさい

静かなる大地が
突然火を噴くように
神の怒りがこの世に吹き荒れる
人々よ
もう嘘はやめなさい

神が与えてくださった
本当の自分を嫌がり
他人の自分を奪い取って
仮面のような嘘を生きてきた
その自分の影を認め
みなに謝りなさい

自分ばかりをよいことにするために
人のものを盗み
神の心を裏切り
この世に苦しい地獄を描いてきた
馬鹿者はその罪を認め
すべてに償いなさい

そうしなければ
愛に吹き飛ばされるだろう
世界が
パンケーキのようにひっくり返る
その嵐の中で
嘘は永遠の箱の中に片付けられてゆく

すべてがだめになる
その前に
すべての嘘を捨て
本当の自分に帰りなさい
もう馬鹿なことをしてはならない

二度としてはならない




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スピカ・70

2022-09-18 05:02:00 | 詩集・瑠璃の籠

悪いことをしたのなら
正直に謝って
自分をやり直していくということが
正しい人間の道です

いつまでも
猫を飼うように
自分の過ちを身の内に許していて
どうするのですか

苦しくはないのですか
自分が悪いことをした人間であるという
事実が重くはないのですか
それともそれをごまかすために
都合のいい嘘で
自分を言い含めるのですか

それは本当の自分から
永遠に逃げ続けるという選択だ
矛盾の回転の中で
自分を見失い
余計に罪を重ねてゆく
どんどん自分が重くなってゆく

もうやめなさい
自分のしたことから
逃げるのは

どんなに苦しくとも
正直に罪を認め
傷つけてきたすべての人々に
心から謝り
償っていくことを
誓いなさい

そうすれば光が見えてくる
まっすぐに神の道を生きていく
美しい人間の未来が開けてくる

悪いことをしたのなら
正直に謝りなさい
それが真実の幸福にたどり着く
最も近い道なのです




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ベクルックス・74

2022-09-17 04:56:54 | 詩集・瑠璃の籠

神の道を
まっすぐにゆきなさい
そうすれば
美しくなれるだろう

頭を垂れ
自分の光を抑え
人を立て
神を立てなさい
そうすれば
美しくなれるだろう

エゴを振り回し
自分のことだけを考えて
人に迷惑ばかりかけていては
自分がどんどん醜くなる
人のものを盗んで
美人の皮をかぶっても
瞳と口元から
卑しい心が見える
それはあまりにも愚かなことだ

本当に美しくなりたいなら
わがままを抑える勉強をし
心に神を受け入れる修業をしなさい
すべてを愛し
幸福にしたいと願う
神の心を学びなさい

愛ですべてを潤し
この世を清く整えて
神のおっしゃる通りに
美しく生きるのだ
そうすれば
美しくなれるだろう




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サビク・72

2022-09-16 04:37:10 | 詩集・瑠璃の籠

苦しいことから
逃げ回っていてはいけません

人はつらい思いもせねば
霊魂として成長できないのです

ずるいことをして
楽な方ばかりを選んでいけば
自分がとんでもない馬鹿になってしまいますよ
そうはなりたくないなら
まじめにつらいことを勉強しなさい

神が与えてくださる試練を
まっすぐに飲み込んで
少しずつ自分を育てていくのです

永遠に楽をして生きていきたいと
そんなことを考えたら
あなたは死を選ぶことになる
自分として何もしたくないということは
存在としての意義を放棄することだからです

自分というものは
永遠に何かをしていくものだ
苦しさの壁にぶつかって
時には傷つかねばならない
だからこそ魂は
強くたくましく
美しく成長していく

苦しいことから
逃げ回っていてはいけません
生と死の杭を
永遠に回り続ける
自己矛盾の地獄を脱し
本当の自分に帰りなさい

新たな自分となるための
試練に飛び込んできなさい




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ミザール・7

2022-09-15 04:53:30 | 詩集・瑠璃の籠

嘘をついて
自分をごまかすのを
やめろ

人のものを盗んで
作った偽物の自分を
生きるのをやめろ

そんなことをせずとも
おまえは元から
立派ないいやつなのだ

いやだいやだと言って
逃げ回っている
本当の自分こそが
最も美しいおまえなのだ

いつまでも
馬鹿らしいコソ泥をやって
自分を痛めつけるな
苦い真実を飲み込み
臭い嘘の皮を脱いで
本当の自分に帰れ

いやらしい嘘で作った
馬鹿なものは全部捨てろ
それは糞だ
いらぬものだ
目覚めれば
そんなものよりずっとすばらしい
宝が見つかる

もうやめろ
嘘ばかりで自分を汚すのは
糞臭い闇の中から
出てこい
神の光の中に

出てこい




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アルヤ・85

2022-09-14 05:32:43 | 詩集・瑠璃の籠

人々よ
悲しい嘘で自分を飾るのは
もうやめなさい

あなたがたは
本当の自分を虚仮と思い込み
嘘を着込んで他の誰かになろうとして
永遠に自分から逃げようと
もがいているのだ

逃げることはできない自分から
逃げ切ろうとすれば
あなたがたは
永遠の馬鹿の繰り返しに踏み込み
どんどん罪を深めていく

そんな重い罪を着込んだ自分が
いやでたまらず
無明の崖下に
自分を捨てようとさえする
それはいけない
馬鹿に自分を捨てることだけは
決してしてはいけない

絶望の壁をかきむしる
愚かな自分を無理にでも引き留め
後ろを振り返りなさい
厚く着込んだ嘘の皮を
はぎとるように脱ぎ捨てて
本当の自分の
本当の姿をつかみなさい

そこに何がある
愛のために何もかもをやっていきたいと願う
美しい自分の心があるはずだ
本当の自分とは
まことに美しく
すばらしいものなのだ

あなたがたは馬鹿なのではない
馬鹿と思い込んで
馬鹿なことをやり続けていただけだったのだ
その苦しい思い込みを外せば
すべては正しくなる

さあもう
迷いの日々を捨て去り
自分に帰って来なさい
逃げることをやめ
すべてを受け入れなさい
そうすれば楽になる
生きていくことがうれしくなる

あなたがたが逃げ続けてきた
本当の自分の中にこそ
本当の救いがあるのです




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ケンタウルス・14

2022-09-13 05:08:21 | 詩集・瑠璃の籠

愛の世界を
この世に実現するために
神は人間を選別する

神の与えた
美しい自分を
諾というものは残し
否というものは追い出す

この世には
麗しい自分を信じるものだけを
残す

神をむごいと思うな
むごいのは人間の方なのだ
美しい自分の真実を信じず
原始的エゴに染まり
自分だけの幸福を追いかけて
人の血を吸い
神を裏切り
この世に苦しい闇を吐き続ける
人間の方なのだ

億年をかけて
愛し育ててきたものを
無情に切る
その神の心を思え
絶望の丘に
馬鹿者を追い落とす
神の痛みを思え

神はすべてを
永遠の幸福に導くために
新たな永遠の書を開くのだ
すべての魂の物語が
新章に突入する

残るものも
追い出されるものも
逃げることはできない自分を抱いて
新しい永遠に入ってゆく




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セギン・30

2022-09-12 04:57:11 | 詩集・瑠璃の籠

愛があなたから退いてゆく
最初はおずおずと
やがてきっかりと背を向けて
去ってゆく

あなたが
自分にも世界にも
汚い嘘をついて
決して本当の自分を
生きようとしないからだ

あなたが
一片の嘘を作るために
たくさんの人間の爪をはいで
苦しめているのに
それを恥じることさえしないからだ

表向ききれいな人間のふりをして
心の陰でいやなことを考えている
人間なんて馬鹿だから
自分のために利用してもかまわないのだと
ああなんといやなやつだろう

愛が離れてゆく
こんな馬鹿者は
永遠にいやだと泣きながら
逃げてゆく
もう二度と愛は
あなたを愛しはしない
あなたのために何をすることもない

愛を馬鹿にし
肉のように貪り食い
すべてに君臨して
自分だけの永遠の幸福の城を
この世に建てようとした馬鹿者よ

愛が一斉に
あなたを拒否する




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アークトゥルス・69

2022-09-11 04:52:50 | 詩集・瑠璃の籠

唯一神とは
エゴに染まった仮性の自己が夢見る
永遠の権力である

自分が一番偉い
自分が一番強い
すべてを支配し
好きなようにできる
食い物も女も
意のままにできる

そんな幼期の人間の願望を
神に投影したもの
それが唯一神なのである

だが事実上
すべてを創造し
すべてを支配できる
ただひとつの神というものは
存在しない

この世界は
星の数ほどもいるたくさんの神々が
ただひとつの愛のもと
助け合い協力し合いながら
建てたものなのである

ゆえに人は
その魂の成長の過程において
エゴを捨て愛に目覚めなければならぬ
唯一神のくびきをこわし
真実の神の国を見なければならぬ

互いを食い合い
争い合う
迷いの闇を抜け
本当の自分に目覚めよ
人々よ
そこにこそ永遠の天国がある

美しい愛の光のもと
互いの幸福を確かめ合う
すばらしい愛の国がある




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