神の
悲しみを浴びて
人間が落ちてゆく
林檎の皮を
むくように
神の愛の衣を
はぎとられ
人間が落ちてゆく
もう愛しはすまい
海のように
注いできた愛を
すべて凍らせ
神は目を閉じる
人間よ
愚かな人間よ
何億度と叫んできた
神の愛のささやきを無視し
エゴの幻を生きてきた
人間よ
愛の世界が
おまえから引いてゆく
氷の大陸が
流れ去っていくかのように
神の愛が離れてゆく
もう二度と元には戻らない
楽園の記憶を
石の心臓の中に
燃やしながら
永遠の後悔の中を生きてゆく
愚か者よ
去れ
二度と
帰ってくるでない
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