テレキャス&ストラトの部屋

RolandのGT-001とzoomMS-50GでDAW制作を楽しんでいるよ

GWはギター三昧の日々なのだ(^O^)/

2012年04月30日 | 日記
読者の皆さんはGWを如何お過ごしだろうか?

私は仕事の都合で9連休は無理だったのだ

事前に予定が分かっていたので
マイペースな家族は飛行機にのって『遠く』へお出かけなのだ


「それじゃ行ってくるわね~」


「お留守番を頼んだわよ・・」

私と愛犬だけで留守番することになったのだ


私にとって決して『不幸』なことではない

むしろ、自由を満喫できるという点では素晴らしい時間だと思う



予定がなく、部屋で過ごすという人はお付き合いいただきたいと思う

出かけるばかりが連休の過ごし方ではないと思うのだ

『時間』と向き合うのも良いのでは・・?

パソコン三昧も悪くないと思う


ご挨拶はこの辺で・・




ギターの演奏もさることながら・・

とにかく、日々のギターメンテは楽しいと思う




「何からお話すればいいかな・・?」

という感じなのだ


先日、『フレットの擦り合わせ』についてお話したが・・

もう少々、フレットとネックについてお付き合いいただきたい


ギターのサウンドメイクには興味があるという人も
ネックやフレットといった地味な部分は見落としがちなのだ

弦高の調整もオクターブ合わせもすべてはネックとフレットの状態で決まるという基本を疎かにしがちなのだ


疎かにしがち・・というよりは気付かないという方が正しい表現かも?

実はこんな事を語っている私も地味な部分を煮詰めるようになったのは数年前からなのだ


以前は多くの素人ギタリストと同様に『弾きっ放し』だったのだ

自分のギターの音に違和感を感じることもなかった

おそらく、『録音』という行動がなかったからだと分析できるのだ


自分の演奏を客観的に見つめるということは大切なことだと思う

もちろん、録音をしない人にもメンテは最重要課題だといえるのだ


以前に弦を010から0095のワンサイズ細いものに交換したことをお伝えしたと思う

6本で約5kgの荷重の差が出るらしい

ネックは常に過酷な状況に耐えているのだと痛感させられる


強い弦のテンションから開放された事によってネックが『逆反り』になったのだ

つまりはネックが本来の形に戻ろうという性質によるものなのだ

弦の交換後に一回ほど調整をした



しばらくは問題なかったのだが・・

先日、少々ネックが反っていることに気付いたのだ

季節の変わり目も関係するだけに特に問題はないのだ


ここでは特に順そりと逆そりについて解説しないので理解していない人は調べてみていただきたい

ギター弾きにとっては必ず直面する日常的な症状なのだ


ネック反りの調整は末長く良いコンディションで弾く為の『必須事項』だといえる

ギター音の基本が弦ならば、ギターメンテの基本はネック調整なのだ


順反りは初心者にも比較的判別し易い

12F付近の弦高が高くなるのが分かり易い判別法だと思う

「何か弾き難いなぁ・・」

という感じでネックをチェックしてみることで順反りを見つけるのだ


一方の逆反りは意外に奥深いのだ

特に弦高が持ち上がるわけではないので弾き難くは感じない



何で判別するのか?

弦とフレットの隙間で判別するのが一般的だが・・・


本格的なチェックの前に気付くことが多い

開放弦~5F付近で『ビリつき』が発生するのだ

ビリつきとは弦とフレットが微妙に触れ合うことで音が伸びなくなることをいうのだ


常にアンプ直結、あるいはマルチからヘッドホン出力で演奏している場合には見落としやすい

特にストラトなどでクランチを楽しんでいる場合にはビリつきを味だと思ってしまうことも多い


時にアンプレスの『生鳴り』で演奏してみることをお薦めする

演奏というよりはチェックという感じなのだ


ローポジションからハイポジションまで可能な限り色々なコードを押さえてみるのだ

逆反りのチェックと共にオクターブ狂いを見つけることにもなるのだ

「キレイなコードが鳴っているなぁ・・」

と感じることができれば、良い状態だといえる


余談だが・・

私の場合には生鳴りの状態で遊ぶことも多いのだ

エフェクトを通さないことで本来のコードの響きを確認できるのだ

オリジナルのコードを考えたり、面白いコード進行を作ったりしているのだ


アンプレスで弾くことでボディ材の響きを楽しんでいるのだ

読者の皆さんにお伝えできないのが残念だが・・・

マホガニー材のアリアとアルダー材のストラトでは全く異なる鳴りがする

先日、ご紹介したアリアとストラトのブルース的リフでも音に明確な違いが出たように思う

使用機材も違うのだがそもそもボディの鳴りが異なるのだ


同じフレーズを二本のギターで弾き比べることも多いので最近は特に感じるようになったのだ



話は変わるが・・

最近、アリアのフレットが浮いてきたのだ


”浮いてきた・・”

といってもその隙間はほんの僅かだが・・


購入から二年が過ぎたことでボディやネックの状態が刻々と変化しているのだ

素材の多くが木材だけに通常の使用であればどんどんと水分が抜けていくのだ


水分が抜けていくことによってボディは枯れた音になっていく

問題はその他の木材を使った部分なのだ


”指板が痩せる・・”という症状が出てくるのだ

これがいわゆる『フレット浮き』という状態なのだ


どう表現したら良いだろうか?

指板が新品の状態と比較して縮んでくるのだ


これによって打ち込まれたフレットとの間に僅かな隙間ができるのだ

非常に微妙な感じなので画像は割愛させていただく

興味ある方はネットで検索してみてほしい


自己判断だが私のアリアの場合にはすべてのフレット部分において
均一に痩せているので実質上、フレットの高さは変わらないようだ

フレット浮きにも色々なパターンがあるようだ

私のアリアの場合は上下方向の痩せだが・・・


前後方向の痩せが発生するギターも稀に見られるようだ

これは少々問題なのだ

フレットを固定する下側の金具がグラグラになってしまうのだ

さらに指板が痩せれば歯槽膿漏のような状態になってしまう

最終的にはフレットが外れてしまうのだ


三つめのパターンはフレットの端が浮き上がってしまうケースなのだ

これは指板が不均衡に痩せていることを意味しているのだ

弦落ちした際に弦がフレットの下側に入り込んでしまうことがある


フレット浮きを直すことはできるのか?

方法は一つなのだ

指板に改めて溝を掘り直すしか方法はないようだ

痩せた分だけ溝を掘ることによってフレットが浮いた部分を埋め合わせするのだ


すべてのフレットを取り外す必要がある

つまりはフレットの打ち直しに近い作業になってしまう

むしろ、指板に溝を掘る作業が発生するだけにフレット交換よりも難易度は高い


楽器店のお兄さんに尋ねてみたところ・・

フレットは現状のものを流用するという前提で工賃はフレット交換と同等らしい


現状では特に問題は見られないのでこのまま使おうと思っているのだ

いずれ、フレット交換をする際にリペアマンにその旨を伝えれば良いとの助言をもらった


この症状はギターの価格帯に関係なく発生するらしい

ギター材が木材である以上は避けては通れない道のようだ


若い頃に5年くらい所有していたギターが数本あった

エレキ数本とアコギだった


おそらく、上記のような症状が発生していたのだと推測できる

しかしながら当時の私はまったく気付かなかったのだ

そんな症状があることすら知らなかった


どんなに無頓着な人間でもフレットがグラグラすれば気付くとは思うが・・


知り過ぎるのも疲れる

知らない方が幸せなこともあると思うが・・・


何でも知らないよりは知っていた方が良いと思う

判断は自分で下せばよいのだ


ギター弾きの人はこの連休にじっくりとご自分のギターを点検してみては如何だろうか?

ネット検索で解決できない場合にはお近くの楽器店に現物を持ち込むことをお薦めする


皆さんがどんなギターをお使いかは分からないが・・・

パーツが汚れていたり、錆びている場合には思い切って分解清掃してみるのも一考だと思う

とくにストラトのようにアームが付いているギターの場合は効果が大きいようだ


クラプトンのようにブリッジを固定して使っている人もいると思う

本当にアームが必要ないのだろうか?


おそらく、度重なるチューニング狂いに苛立った結果として『アームレス仕様』を選択したのだと思う

数年前までは私もそうだった・・


現在では・・

「アームが付いていて本当に良かったぁ・・」

という感じなのだ


気持ち良いアームプレイをする為にはフィーリングの良いブリッジの状態を作り出す必要がある

アーミング時の不快はどこからくるのか?


ボディに埋め込まれた支柱とブリッジの接点が経年劣化で摩耗することにより精度が落ちることがある

ブリッジを分解してみれば分かるのだ

金属同士の摩耗によって双方が擦り減ってくる


アームを動かした時に『段付き感』を感じる場合にはブリッジの接点を軽くヤスリで削ることで解決する

接点を整えた後にバネのレート調整になるのだ


「ゴチャゴチャと面倒臭いことを書いているなぁ・・」

と感じている人もいると思うが・・


ギターのメンテ系の専門書では常識になっていることをご紹介してみただけなのだ


実際にアリアもブリッジを僅かに削って『ナイフエッジ加工』している

アームのフィーリングが向上した気がする





”メンテは必ず応えてくれる・・・”


最近の私の持論なのだ



まぁ普通の人はやらないかも?

楽器店のマニアックなお兄さんの影響を多大に受けていると実感しているのだ


今回は『音源』は無いがすでに録音済みなので次回にご紹介したいと考えているのだ









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