テレキャス&ストラトの部屋

RolandのGT-001とzoomMS-50GでDAW制作を楽しんでいるよ

スラップベースのコツをマスターしたのだ(^O^)/

2012年08月25日 | 日記
今回は夏休みの『ベース練習』の成果をお聴きいただきたいと思う

その前にベースのセッティングについて一言語りたいと思う


常連読者の方はご存じだと思うが・・
そもそも私がベースを始めたきっかけは楽器屋のお兄さんの勧めなのだ

最初の頃はcubaseのプラグイン音源でベースラインを打ち込んでいた

「本物のベースの方がロックには合ってますよね」

「どうですか? ベースを始めてみませんか・・?」

お兄さんも基本的にはギタリストなのだがベースだけで5本所有しているという

ちょっと別次元だと思うが・・・


乾電池入りのアクティブベースや5弦ベースなどを揃えるとそのくらいになってしまうという

楽器も極めるとお金がかかるものなのだ


そんな感じで右も左も分からぬままにベースを始めたのだ

普通の場合には教則本を購入するのだが私はあえて買わなかったのだ

基本的に8ビートの刻みはギターと変わらないと思ったからなのだ

ギターを弾く人ならば『ルート音』を知っていると思う


コードの構成音の最も低い音を指す

つまりはギターと同じルートをピック弾きすれば、それなりにロックになってしまうのだ


最初の頃はそんな感じで演奏と録音を楽しんでいたのだ

普通の場合、ギタリストが弾くベースはこんな感じで終わりなのだ


私の場合は元来の凝り性なのだ

納得いくまで極めなくては夜も眠れない性格なのだ


ある日、youtubeでマーカスミラーのスラップ動画に出会ってしまったのだ

これは久々に衝撃的だったと記憶している


ギターとはまったく異なる音域なのだが何故だか心に響いてしまったのだ

「俺ってベース好きだったのかなぁ・・?」


そんな感じでスラップに目覚めてしまったのだ

それでも頑なに教則本を買わないのが私の良いところなのだ

何となく見よう見真似でできるのでは?などと思い込んでしまったのだ


その日にバシバシと弦を叩いていたら意外にも良い音が出たのだ

そんな感じで遊びながら雰囲気だけ楽しんでいたのだ


ギターがメインなのでベースは気楽に取り組めるのだ


ネットなどでベースの調整方法を学んだのだ

ギターの調整はそれなりに出来るのでベースも同じようなものだと解釈していた


ベースが得意そうな人が自分のセッティング方法を公開していたのでそれを参考に調整してみたのだ

ギターの速弾き仕様と同様にスラップ用のベースも相当に弦高を下げると書いてあったのだ


何となく雰囲気が伝わってくるのだ

弦高を下げた方がテンション(弦の張り)は弱くなる傾向がある

つまりは弦に軽く指を当てただけで音が出せるという理屈なのだ


youtubeなどで見かける『高速系スラップ』はほとんどが弦高をペタペタに下げた仕様なのだ

確かに速いのだが・・・

何となく迫力がないというか・・ベースらしくないと感じてしまう

「速ければ良いのかな・・?」

と思ってしまうのだ


動画系の試聴者はとくかく高速系に弱いのだ

「ベースの神ですね~」

「ベースが欲しくなってきました」

「指が見えないんですけど譜面くださいな」


これはギターにもいえるのだ

感情を込めたスローな演奏には反応しないが超絶なスイープ奏法などは大絶賛なのだ

まったく不思議な世界だと思う


・・というよりはあまりに弦楽器の奥深さを理解していない証拠なのだ

まぁ、どうでも良いが・・・


そんな感じで私もしばらくは音に疑問を抱きつつも弦高を低く調整して弾いていたのだ


教則本は買わないがベースの月刊誌を一冊だけ購入したのだ

マーカスミラーの新譜の特集が組まれていたからなのだ


特集記事の中にネックの調整方法があった

その一環として弦高の『正しい調整方法』が載っていたのだ


その方法が正しいかは分からないが・・・

今までの私の調整方法とは逆の発想だった


つまりはもっと弦高を上げるというのだ

4弦側で3ミリ以上の弦高を推奨しているのだ

1弦側で2ミリなのだ


今までの私は非常にギターライクな調整をしていた気がする

調整後にベースを弾いてみたのだが低い弦高に慣れているのでとても弾き難く感じたのだ

「戻そうかな? いやいやもう少し様子をみよう・・」

などと葛藤していたのだ


弦高を上げたことで激的に変わったことは音に張りが出てきたことなのだ

演奏のし難さを差し引いてもメリットに感じたのだ


弾き易いと感じても実際に録音した音がショボければ本末転倒なのだ


という事で夏休みに高い弦高になれるべく、練習を敢行したのだ


不思議なもので・・普通は徐々に上手くなっていくものだが私は何でも急にその日が訪れるのだ

昨日まで弾けなかったフレーズが今日は出来るようになっているのだ

苦手だったギターのカッティングの時も同様だった


上達の近道は練習よりも理論だと思うのだ

何も考えないで練習に明け暮れる人が多いように思う

音楽には感覚も大切だが頭を使うことはもっと重要なのだ

「どうしたらスラップらしい音になるんだろう・・?」

通勤途中もそんなことを頭でイメージしているのだ


親指を打ちつける角度やミュートのイメージトレーニングをしていた

ギターもそうなのだが私の場合、楽器を抱えなくても頭の中で音を鳴らせるのだ

そろばんの暗算のような感じなのだ


これはある意味、特技だといえるかもしれない

通勤途中にイメージしたリフやメロディを帰宅後にすぐに再現できてしまうのだ

これは練習では習得できない技だと思う


読者の中にもギター弾きの人がいると思う

ギターを抱えた時に音の組み立てを考えながら演奏すると良いと思う

そこそこギターが弾けるレベルならば、あえて教則本を閉じてしまうのも良いと思う


教則本に拘るならば、何故、次の音に繋がるのか?

何でこのコードの後にこのコードがくるのか・・?

を考えながら演奏できるようになれば、かなりのレベルアップが望めると思う

「俺には無理だなぁ・・」

という人はしばらくは教則本を何も考えずにコピーするしかないと思うのだ

まぁ、人にはそれぞれの練習方法があると思う


話をスラップに戻そう・・

弦高を上げたことで音に張りが出た

同時に1弦側も人差し指が弦の下側に入り易くなったのだ


非常に微妙なことなのだが演奏性に大いに関係してくるのだ


最近、気付いたのだが・・・

私のベースの音は相当に良い音だと思う


テクの話をしているのではない

実際に発する音の話なのだ


ギタリストがオマケで弾いているベースの音とは別次元だと思えるようになってきた

それは力を込めてしっかりと音を鳴らしているからなのだ

ペチペチと誤魔化すような演奏には迫力がないのだ


これはギターにもいえるのだ

読者の皆さんも私のギターの音にハマっている人が多いと思う

音の太さや張りはエフェクターの効果ではないのだ

GT-100を使っているからでもない


感情を込めるということは指先に神経と力を込めることなのだ

特に左手の指の強化は必須なのだ

握力マシーンなど不要なのだ


実際にギターやベースを弾くことで鍛えられるのだ

左手の力が不足していると感じている人は少々練習時間が短いのだ

「俺って忙しいからさ・・・」

という人は本当はギターがあまり好きではないのだ



思い付きでタラタラと書いてしまった・・・

今回の曲はBR-80だけで作ったのだ



二つのバージョンを用意してみた


最初のバージョンはドラム、ベース、ギターの3ピースなのだ

次のバージョンは最初の曲にギターのカッティングを加えたものなのだ


ファンク系のコードはシンプルなのだ

場合によったらワンコード進行の場合も多い

スラップのフレーズやカッティングのフレーズで聴かせる音楽だともいえる


イントロ部分のコードストロークはベースのコード弾きなのだ

ヴィクター・ウッテンという超絶ベーシストの得意技なのだ

真似てみたのだ


これを加えるだけでもスラップが華やかになると思う

ベースにも色々なコードがあるようなので勉強中なのだ

結果が出せた時にはまたまたご紹介したいと思っているのだ


ベースのボトム(低音域)の音とプルのパーカッシブな音のコントラストをお楽しみいただきたい

我ながらベースが激的に上手になったと感じているのだ



ますます、ベースが好きになってしまったのだ

良いベースを手に入れたと感じているのだ

ギターはまたまたジェフベックをイメージして繊細でありながら時にラフに弾いてみた

”弾き過ぎない・・”という部分に注意した

読者の皆さんには渋さとセンスがお分かりいただけると信じているのだ

自画自賛だが素人DAWでは頭一つ抜きにでていると感じている

如何だろう?

自信がなければ、良い音は出せないのだ






カッティングを加えたバージョン↓





ちなみに完成曲と試作曲は聴き手側の皆さんも区別していただきたい

すでに鍵盤を加えた完成曲の制作に取り掛かっているのだ

お楽しみに・・ね

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