テレキャス&ストラトの部屋

RolandのGT-001とzoomMS-50GでDAW制作を楽しんでいるよ

ファズの王道?『Fuzz Face mini』を買ったよ~(^O^)/

2015年04月16日 | 日記
最近はすっかりファズの魅力にハマっているのだ

ジミヘンからの影響も大きいと思う

先行してジミヘンが使用していたファズフェイスを使い易く
アレンジしたMXR製のファズを使っていたのだ

「やっぱり丸いファズも欲しいなぁ・・」

という流れで買ってしまったのだ



比較の為に並べてみたのだ

何とも愛嬌がある顔付きなのだ


使い易さを優先してあえて小型を選んだのだ

もちろん、大型と並べて弾き比べてみたのだ

厳密には音に違いがあるように感じられたが趣味レベルならば問題ない



ファズの愛用者には『マニア』が多いのだ

「やっぱりファズはゲルマニウムでしょ?」

「いや~僕はシリコンのファズがいいなぁ・・」

構造がシンプルなだけに構成パーツ一つで音や特性が激変するのだ


ファズというとジミヘンのイメージを持つ人が多いと思う


”ジミヘン≒ファズフェイス・・・”

といっても過言ではない


約4年という短いプロキャリアにおいて良き相棒だったのだ

クリーンに聴こえる音も実はファズを通過させているというケースが多いのだ

そんなジミヘンがファズフェイスを選んだのは『値段』なのだ


当時は他社のファズが欲しかったらしい

そのファズは当時の価格で30ポンド、一方のファズフェイスは6ポンドだったのだ

価格差は約5倍という事になる


デビューからほどなくして大金が舞い込む事になるのだが・・

デビューからスターになるまでにタイムラグがあったのだ


有名な話だが・・

ジミヘンのデビュー時に使っていた白いストラトはプレゼントだったのだ

当時、キースリチャードの恋人だった女性に買ってもらったのだ

あるライブでジミの演奏を聴いて感動したという流れなのだ

キースの心持は如何なものだったのか?


すでにストーンズは大人気のバンドになっていたのだ

当時のロックスターは仲が良かったようだ


成功を収めていたストーンズがレコーディングの為に移動スタジオを
ツェッペリンに貸し出したというエピソードも有名なのだ

そのスタジオを利用してリリースされたアルバムがⅢなのだ


大きなファズと小さなファズを比較して感じたのは低音の出方なのだ

大きなファズの方が低音域が強く、いわゆる飽和感が強い

それ故にレスポールなどのハム搭載のギターと相性が悪いのだ

非力なくらいのストラトの方がマッチするのだ



あまりの音の太さと過激さに当時『地雷』と呼ばれていたのだ

ジミヘンのウッドストックでの演奏もイメージ作りに加担していると思う


現代的なファズは使い易く改良されている



オリジナルは何故だかIN OUT端子が逆向きなのだ



この辺りもミニは現代的に改良されているのだ



MXRのファズも同様なのだ



オリジナルはジミヘンが使用していたパーツをコピーした円盤なのだ



この形がファズフェイスの顔になっているが・・

マイクスタンドの台座を真似ているようだ

当初は他社の差別化(目立ちたい?)という事でこの形になったようだが・・

音色にも独特の雰囲気を与える結果になったのだ


ファズは各社のマルチエフェクターにも必ずラインナップされている



zoomのコンパクトマルチの画面だが・・

思いっきりファズフェイスを意識しているのだ


ファズも歪み系にカテゴライズされる事が多いが・・・



その使い方にはちょっとしたお約束があるのだ

基本的にエフェクター側のツマミはフルテンで設定する

この状態でギターのボリュームもフルにするのだ


かなり特徴的な太い歪み音になるのだ

良いファズの必須条件として
この状態からギターのボリュームを絞る事で音が激変するのだ

ギターのボリューム操作でクリーンからクランチを実現させているのだ

この感じが何とも気持ちイイのだ


他の歪み系エフェクターの場合、使い方に決まりはない

すでにアンプで十分な歪みが得られた状態でブースター的に使うのも良い


ほとんど歪まないアンプの前段で歪みを作る為に使うのもお約束なのだ

スタジオ常設のJC-120などはこのような使い方になる


今回の音源はこんな感じでセッティングしたのだ



ギターからファズ、そしてzoomのMS-50Gという流れなのだ

zoomの内訳は内蔵ファズ+フェンダー系アンプという音作りなのだ


音源の前半(開始から2分付近)はzoomで作ったファズフェイスの音なのだ

後半はzoom内蔵のファズをOFFにして接続したファズフェイスをONにしているのだ

音の違いを楽しんでいただきたい


最近のマルチはかなり進化している

アナログ系のエフェクターなど必要ないかも?と思わせる品質になっている

しかしながら、リアルになったものの、まだ本家のエフェクターやアンプに肉薄していない

フルテンの状態は各社良い音になってきている


問題はギターのボリュームに対する『追従性』に尽きる

先に述べたファズなど実機の場合、かなり個性的な音変化を聴かせてくれる

ジミヘンがファズに惚れ込んだ部分でもある


マルチの場合、ギターのボリュームを絞ってもそのままの音に質感でボリュームだけが小さくなる印象なのだ

高品質で知られるGT-100でもファズの質感には迫れていない

実際に『トランジスタ』を使用しているか?否か?という部分が大きいのだ


基本的な音作りをマルチで行い、実機のアナログエフェクターを前段に接続する方法も有効だと思う

これだけで生々しい質感が加味される事も多いのだ


私が良く使う手法なのだ

せっかく購入したエフェクター達なのだ


スタジオで使用する時だけでは少々勿体ない

有効活用する事で活きるのだ


実はジミヘンに出会うまではファズは苦手なエフェクターだったのだ

実際にファズに苦手意識を持っている人も多い


根本的には弾き手の引き出しが少ない事が嫌われる理由になっている

エフェクターを特徴に見合った弾き方をする事も大切なのだ


ファズはその音色から和音が苦手なのだ

まぁ、コードを弾けなくもないが・・・

ディストーションのような音抜けは期待できない


ボワーッとした音になってしまう

何とも中傷的な表現だが・・・


もっともファズが活きるフレーズは『単音』なのだ

ファズというエフェクターにインスパイアされたフレーズが沢山生まれているのだ

ジミヘンのフレーズもファズあってこそ・・と思える


違ったエフェクターをジミが使っていたならばリフや楽曲そのものの雰囲気が変わっていたと思う



ジミヘンがプロになった1900年台の中頃にファズとワウペダルが生まれたのだ

現在では定番のエフェクターも当時は『新製品』だった


真っ先に飛びついたのがジミヘンだったのだ




ジミヘンに影響されて後発のギタリストも皆ファズに走ったのだ

古いところではクラプトンやジェフベックもファズフェイスの愛好家だった

クリーム期のクラプトンの音にファズが多く用いられている

クラプトンファンにもこの時期限定で好きだという人も多い

Char氏のその一人なのだ


有名なところではエリックジョンソンも大のファズフリークで知られている

10台以上のファズをレコーディングに持ち込む事でも有名なのだ

その日、もっともコンディションが良い個体を使用するという拘り様なのだ


デビッドギルモアもファズが好きなのだ

エフェクターをラックマウント仕様に変更した時にもファズの回路だけを移植したのだ


最近ではレスポール使いで有名なジョーボナマッサが知られている

ダンロップにレスポールにマッチしたファズをオーダーしたのだ


一言、ファズは弾き手を選ぶエフェクターなのだ

腕前が良いギター弾きにとっては最大の武器になる

逆に微妙な人にとっては非常に扱い難いエフェクターという事になるのだ


シグネチャーモデルをはじめ、色々なファズフェイスがリリースされている

その流れの中で小型のファズも人気になっているのだ


エフェクターボード内に組み込む事を前提に設計されているのだ

オリジナルの大きなフェイス・・




これを小型にするとこんな感じになる



ジミヘンが使っていた108シリコントランジスタを使用しているのだ

私が愛用しているMXRのファズも同様の仕様になっている


今回、私が購入したもっともシンプルんあファズ




初期のファズに採用されていたゲルマニウムを使用したファズを再現したモデル




通常は二個のトランジスタを使用しているが・・・

ジミが改造を加えた(オーダーした?)ファズはトランジスタが3個になっている

それをイメージしたモデル



外観も特徴的なのだ


ツマミが白色というのはマニアには微妙だそうだ・・

「ファズフェイスのツマミは黒色でしょ~?」

私も同感なのだ


各々、インジゲーター無し、ジャック向きが逆、電池仕様という大型ファズが用意されている

あとは好みだと思う


エフェクターボードの外で使用する

雰囲気を重視したい・・・

という場合には大型のファズもありだと思う



先にも述べたが・・

今回の音源は前半はzoom,後半はファズミニを使用した

MTRのインプットに直結したライン録りになっているのだ

ジミヘンはファンクにも系統していたようだ


ファンクのお約束は1コード進行なのだ

”1コードの中で色々と遊ぶ・・”

まったくのアドリブなので微妙な部分も多々あるが・・・


ファズの雰囲気は表現できていると思う

ジミヘンの画像と共にお楽しみいただきたい





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