五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

一つを選ぶ

2006年12月04日 | 第1章 意識と知覚
四季の移り変わりは、私達の心を豊かにします。

同じ場所に住んでいても、一年を通して、自然だけでなく、他の国には見られない折衷行事が日本という国の個性をつくり上げているような気がします。

最近、アイルランド出身のロックグループが日本でコンサートをしました。
そのグループのリーダーが、「多様性(八百万の神)を受け容れる日本人は素晴らしい」というような内容のことを言っていました。アイルランド・ダブリンで育った彼の成育史から、ほとばしりでた言葉です。

「一つのことを決められない。
一つを決めることに躊躇する。
一つのことを決めようとする人に、以外と冷たい。
曖昧なところで妥協する。」
上記のことは、「いやだなぁ」、と思う半面、結構私の内にも宿っている個性です。

多様性を受容する、というより、多様性の中に妥協点を見出す、といった方が良いかも知れません。

人生の岐路に立ったとき、どうしても一つを選んで生きていかなくてはなりません。
そんな時に、意識できる知覚が、私を助けるのです。
「好き」、「嫌い」
その選択を、垣根を越えて、選び取る勇気が、そろそろ必要となってきました。
自分の体で感じた、心地良い(好き)、心地悪い(嫌い)を、大切にしていきたいものです。

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コメント (1)
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