表装の作品展が終わり、一息ついた週も過ぎ、今日は久しぶりの表装教室でした。
表装教室といっても 皆さんがそれぞれの想いがある作品を掛け軸にするわけなので、表装の面白さだけではなく、その方の作品を拝見させていただくのが、私の楽しみでもあります。
ご自身の作品だけでなく、戦前の船旅のレストランメニューを額装したり、四国八十八ヶ所の御朱印、気に入ったカレンダーなどの印刷物や日本手ぬぐい、スカーフを表装したり、本当に様々です。
人の数だけ想いがあり、思い出があることを いつもシミジミと感じさせていただいています。
今日も、素敵な出合いがありました。
この春から表装教室に入られた方が、ご自身の書を掛け軸にするために、張りきって通っておられます。その方が書いた詩が、とても素敵なので、裏打されていた頃から由来が気になっていました。
空の青さと広さに魅せられた息子が、空に祈るのです。
空に祈ると叶うよ、と、おかあさんに向けたメッセージのような内容です。
息子さんが小学校3年生の時に書いた詩、ということでした。
気負いの無い、無垢な綴りは、自然と読む人に涙をこぼさせます。
年齢からすると、多分息子さんは、とっくに独立していらっしゃるはず。
「母」は、そういものなのですね。
何十年も前に息子さんが書いた詩を、今、お母さんが掛け軸にしようとしてるのです。
その姿が、とてもとても愛おしくなり、「母の姿」を改めて感謝しました。
「親の愛」はかけがえの無い、その人の「生きる軸」となっていきます。
「生きる軸」は、子の知らないところで、いつもいつも祈り続けているのです。
愛すること、愛されることの絶妙なバランスは、長年かけてつくられてゆくものなのだなぁ、と。
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表装教室といっても 皆さんがそれぞれの想いがある作品を掛け軸にするわけなので、表装の面白さだけではなく、その方の作品を拝見させていただくのが、私の楽しみでもあります。
ご自身の作品だけでなく、戦前の船旅のレストランメニューを額装したり、四国八十八ヶ所の御朱印、気に入ったカレンダーなどの印刷物や日本手ぬぐい、スカーフを表装したり、本当に様々です。
人の数だけ想いがあり、思い出があることを いつもシミジミと感じさせていただいています。
今日も、素敵な出合いがありました。
この春から表装教室に入られた方が、ご自身の書を掛け軸にするために、張りきって通っておられます。その方が書いた詩が、とても素敵なので、裏打されていた頃から由来が気になっていました。
空の青さと広さに魅せられた息子が、空に祈るのです。
空に祈ると叶うよ、と、おかあさんに向けたメッセージのような内容です。
息子さんが小学校3年生の時に書いた詩、ということでした。
気負いの無い、無垢な綴りは、自然と読む人に涙をこぼさせます。
年齢からすると、多分息子さんは、とっくに独立していらっしゃるはず。
「母」は、そういものなのですね。
何十年も前に息子さんが書いた詩を、今、お母さんが掛け軸にしようとしてるのです。
その姿が、とてもとても愛おしくなり、「母の姿」を改めて感謝しました。
「親の愛」はかけがえの無い、その人の「生きる軸」となっていきます。
「生きる軸」は、子の知らないところで、いつもいつも祈り続けているのです。
愛すること、愛されることの絶妙なバランスは、長年かけてつくられてゆくものなのだなぁ、と。
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