五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

源氏物語・いずれ解るよ・・・

2008年11月07日 | 悔いのない人生とは?
千年経っても親の想いは同じです。
息子の夕霧に官位を下げ、学問を学ばせた光源氏。
親の言うことにそむくこともできず、口惜しい思いをしながらも粛々と学問に打ち込む夕霧。

「今に私のしたことが解るはず…」と成長する息子の姿を温かく見守ります。

・・・いずれ解る・・・

そういえば、最近そんな言葉を私も使いました。
表装教室でのことです。
掛け軸を作る作業は、一日二日ではできません。一副仕立てるのに、最低でも一、二か月が必要です。教室に通う皆さんは、「今日の作業行程」が未知の状態でやってこられます。もちろん、私も同じ経験をしていますし、現在も過程の中で生きています。

作業と理屈がくっついてくる。

中途半端でやめてしまえば、それなりの深み。
でも、分からなくても粛々と続けていけば、見えてくるものに自分の修行が重なって、「体得」していくものだと思うのです。

生きていくということは、そんなことだらけ。

今、与えられていることの意味は、今、理解できなくても焦ることはないのです。

ゆっくりのんびり行こうじゃありませんか
そのうち解るよ。


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