五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

自分の能力とやっかいな傾向

2014年07月28日 | 第2章 五感と体感
昨日の勉強会は、私も改めて諸々考えるところがありました。
資格を取ってスキルアップしながら一つの仕事を全うするためには、ある時期までは目標を達成しながら一所懸命仕事をこなす必要がありますが、キャリアを積めば積むほど、円滑な対人関係や管理する能力が必要になってきます。

向き不向きに関わらず、上に立てば立つほど人を管理するセンスが要求されます。

それはどの世界でも同じことです。

上司に管理能力が無ければ、そのチームは崩壊していきます。
上司に素晴らしい管理能力があると、そのチームは自信に満ち互いを受容し合い、落ち着いたチームへと育っていきます。

会社にしても学校にしても、一つのチームにそれを揺るがす存在があると、バランスが崩れていくものですが、チームのトップに現実吟味力と筋の通った思考力と明快な行動力があれば、そのバランスを修正しながら育てていくことができるはずです。
言葉では簡単に言う事ができますが、なかなか上手くできるものではありません。

自分の身の丈とはいかなるものか。

出来る事と出来ない事をどのように消化しているか。
その時、自分はどのような防衛機制が働いているか?

自分の役割は何か?
その役割がどのくらい達成できているか?
自分の役割は一線を超えていないか?自分の立場から逸脱していないか?
自分の現実吟味は健全か?

現実吟味力に欠けた管理能力の無い上司のチームに所属していたとしたら、自分はどこまでその関係性の中で役割を担うかを考える事も必要です。
必要な業務内容のチェックシートを作り、一つ一つを文字で可視化することで論理的に考察することも大事なことでありましょう。

感情ばかりが先に立ってしまうと、自分の感情に振り回されて、それが長引けば身体を壊しかねません。
そうはいっても、自分から湧き出す感情には意味がありますし、尊いものです。

昨日の勉強会は、互いに「自分自身のやっかいな傾向と向き合い」ながら、私自身も諸々が整理され確認できた時間となりました。

長年共に学び合っている勉強仲間に感謝しています。
次回も「のびのびとした学びの会」を楽しみにしています。



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