五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

完全なるもの

2018年02月08日 | 第2章 五感と体感

東京国立科学博物館の螺旋階段

完全なるもの  2018年2月8日

今年の鎌倉の勉強会は、予測学を通して生き甲斐の心理学を学んでいきます。
今年の大テーマは、「性格論と予測学を比較考察する」です。

上記を昨年末あたりから思索しているせいか、最近、自分がイメージしている「完全なるもの」が気になっています。
そのような中、最近の私は、「こうありたい」「このようにしたい」というような完成されたイメージが、薄いことに気付かされています。
自分の中にあるなんらかの概念をいつもフレキシブルにしようとする訓練を積み重ねていくうちに、そのような完成概念を強くしないよう心掛けてきた結果なのか、そもそも、完成形のイメージが自分に育っていないのか、答えは出ていませんが、どうも成育史上の親からの育てられ方に影響されているように思いが至っています。
両親それぞれが持つ概念が、子供が育っていく過程において子供自身の概念が形成されていくわけですが、親の概念がそのまま伝わるわけではありません。
つまり、親の概念のもと、自分に与えられた外部環境(兄弟姉妹の関係性や、家や学校、地域、気候、習慣や風土的環境に加えて、時代性等)と内部環境(自分の身体と心)が、絡み合いながら自分の概念が形成され、個性が育まれていきます。

そのようなことをつらつらと考え及んでいくと、完全なるものをイメージしたくない意思が自分の中に育まれている事が見えてくるのです。
流動的で、達成感が低く、「今」というところから先に進む情動に駆られる自分の個性は、完全性のイメージに確信を持っていないことから来ると推察しています。
「発展」というキーワードが、自分のキーワードであるとすれば、予測学から見ていくと、動き続ける情動を抑えない方が自分とって懸命な選択なのかもしれません。
この一年、ますます面白い領域を勉強できそうです。

「自分に関する解釈は、まだまだ未知の世界であると思うこと」も、発展性の個性である故なのかもしれませんが、次回の勉強会も楽しみです。

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公開講座のご案内

ユースフルライフ研究所 講座
1月はお休み 2018年2月から講座開始です。
2018年2月6日 鎌倉腰越講座
2018年2月20日 つつじが丘勉強会

4月6日~8日 琵琶湖 唐崎講座


NPOキュール東急セミナーBE講座

2018年1月19日13:30~15:30雪谷校
   1月26日10:30~12:30たまプラーザ校

3月18日 東急セミナーBE雪谷校にて 13時~15時まで
子育ての中の保護者のための生き甲斐の心理学講座を行います。




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