五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

情報を処理する

2021年07月08日 | 第2章 五感と体感

七夕図・蓮の花は息子画 小さな屏風仕立

奈良 中川政七商店さんの中庭;庭石は、東大寺から、だそうです。

巷の情報を処理する   2021年7月8日

昨日は七夕でした。
友人から梶の葉を一枚
水鉢に浮かせた写真が届きました。

織姫と彦星が天の川を渡る際、
彦星が舟を舵で漕いで渡るので、
舵を梶に見立てて、
七夕には梶の葉をしつらえる
風習があるとのこと。

舵に見立てた
梶をしつらえることで
七夕を想う
古人の美しさに、
仕事の真っ最中に受け取った
LINEの写真から、
浄められた清涼感を
頂き、湿度100%の体感に、
ひと吹きの風が流れました。
不思議な事に、
帰りがけ、仕事で関わる子供の一人が、
私のバックから扇子を取り出し、
「これは、何??」と、
開こうとしました。
蛇腹の開き方を教え、
扇子に書いてある一文字の字を
読んであげました。
その一文字は、
「風」。

「奈良の唐招提寺で買った
扇子なのよ。
このハンコは、落款と云って、
唐招提寺のハンコね。この扇子は
先生の大事な宝物なのよ。和紙だから
大事に扱ってね」と、
と説明をし、
バス停で並ぶ子供たちに、風の扇子で
仰ぎながらバスを待ちました。

わけのわからない言葉で
説明をしても、
感覚的には、理解できるらしく、
皆、いい顔して、おとなしく、
私が扇ぐ風で涼んでいました。
そのお顔は、
ほんとうに善財童子のような美しいお顔。

唐招提寺の扇子で、
涼む子供たちの
しあわせなことよ。
わけのわからないことでも、
美しい風習は、
いつしか体得していくものです。

巷の情報の処理の仕方も
同じことが言うことができそうです。

自分や身近な周囲の生き死に関わること以外、
慌てて情報を取り入れないことを
心掛けていると、
日本の培ってきた美しい風習の方が
大河に見えてくるのです。

7月に入り、
仕事上、一層、巷の情報に振り回される人が
増えていると思います。
表層的な情報と、
自分の生死に関わる情報を
取捨選択しながら、
ほんとうに大切なものは何かを
思索しながら、
普遍性を大切にしてゆきたいものです。


情報に溺れそうになったら、
一旦。立ち止まり。俯瞰せよ。
揺らいでいるのは、私ではなく、
政及び祭事の人々なり。
わたくしを生きよ。
わたくしの目の前の幸せを
慈しもうではありませんか。

「疑いは人間にあり。」
羽衣伝説の、
天女も
そう申しております。

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講座スケジュール 

目黒カルチャースクール
第1金曜日
2021年8月6日
13:00~15:00


目黒カルチャースクール
第3金曜日
2021 7月16日
13:00~15:00


綾子塾「生き甲斐の心理学」
場所:横浜桜木町 婦人会館
時間:13時~15時半
日程:2021年7月13日第4回(第2火曜日)
(綾子塾は、限定メンバー制)

③甲斐の心理学木曜綾子塾
場所:横浜桜木町 婦人会館
(公開講座)
時間:13時~15時半
日程:2021年8月26日(第4木曜日)
7月22日木曜日は祭日となりましたので、お休みです。
9月は24日金曜日が講座日となりますので
ご注意ください。


紅葉坂植村勉強会
場所:横浜桜木町婦人会館
日程:2021年7月6日火曜日

小金井植村勉強会
日程:2021年7月20日火曜日




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