五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

LEE UFAN展

2022年10月04日 | 第2章 五感と体感




リーウーファン展  2022年10月4日

美とは何か。
「美」は、「羊」と「大」が組み合わさり、
大きな羊を意味しています。
つまり、
「大きな捧げもの」=「美」

隋の時代、王義之の「美」は「羊」と「火」が
組み合わさっており、

漢字の成り立ちがユーラシア大陸を伝い、
海を越えて日本にやってきたときに、
既に美という字は
「美」となっているようです。

漢字の意味を超えて、
いつしか、人が見てうつくしいと
思われるものが「美」の概念となってきたようにも
思いますが、

私自身、最近では、人が生きて死ぬまでの、
死ぬ間際に何を見るか、体感するかが、
課題になっている節があります。

昨日、乃木坂の国立新美術館で、
リーウーファンを観てきました。

自己に与えられた身体を通して、
塵に戻ろうとする自己の解放が
あまりにも美しく、
静かなクレッシェンドで魂が天に昇りつつ、
そこから先は、一気に宇宙に還る無の世界に
誘われるような、そんな心地となりました。

奇しくも
今朝、ウンベルトエーコ著の「トマスアグイナスの中世の美学」が
翻訳されたことを知り、
心の中で躍っている自分が居ます。

昨日の展覧会会場での思いは、
「もう何も作りたくない」
、でしたが、
まだまだそこまでの精神に到達するには
青すぎるように思います。

深まる秋、リーウーファン氏と北の大地の美学の言葉を紡ぐ
酒井忠康氏の近著「砂澤ビッキを記した「風雪という名の鑿(のみ)」
が重なり合い、静かな刺激を受け、
そこにウンベルトエーコが再登場することに、
面白さを感じています。




講座スケジュール

目黒カルチャースクール
アンセルモ教室
第1金曜日
2022年10月7日
13:00~15:00


目黒カルチャースクール
アンセルモ教室
第3金曜日
2022年 10月21日
13:00~15:00


あやの会「生き甲斐の心理学」
場所:篠原地区センター
時間:12時~15時
日程:2022年10月11日(第2火曜日)
(綾子塾は、限定メンバー制)


○○○○

ユースフルライフ研究所
通信講座生対象;
生き甲斐の心理学
場所:アトリエK 講師 越 綾子
(公開講座)定員に達し受付は終了しました。
時間:12時45分~15時45分
日程:第4木曜日2022年10月27日(木)

★植村先生の講座

1町田勉強会
日程:
2022年第一週10月4日㈫

2小金井植村勉強会
日程:2022年10月18日火曜日

◎◎
町田勉強会
10月7~9日




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