先日6日、豪州で行われた試合結果です。
WBAフェザー級戦(スーパー王座):
挑戦者シンプウェ ベチェカ(南ア)TKO6回終了 王者クリス ジョン(インドネシア)
*ジョン、19連続防衛ならず!これまでの最多防衛記録は、アジア人としては元WBAジュニアバンタム(現スーパーフライ)カオサイ ギャラクシー(タイ)が、そしてフェザー級ではジョンと同じくWBA王座を保持していたエウセビオ ペドロサ(パナマ)がそれぞれ19連続防衛に成功。今回ジョンが防衛を果たせばそれら偉人の記録に並ぶ事になりましたが、残念ながら記録達成とはなりませんでした。
安定王者も負ける時は案外あっさりと敗れるものです。
試合が始まり目に付いたことは、バンタム級上がりのベチェカとフェザー級で戦ってきたジョンの体格差がないということ。そしてこれまでテクニシャンとして謳われていたジョンが、南アフリカ人の左ジャブにコントロールされていたという事です。
常に試合の主導権はベチェカが左でコントロール。ジョンの攻撃も柔軟な上体の動きでスイスイと交わしていきます。ジャブの打ち合いでは不利とみたのか、この日ジョンは左ジャブをそれほど放ちませんでした。またジョンは2回終了時には左目じりをカットしています。そして回を重ねていく毎に大振りと空振りが目に付くようになったジョン。苦しい展開が続いていきます。
5回、スリップ気味のダウンを2度喫したジョン。レフェリーはどちらもスリップと判断しましたが、ジョンはべチェカのパンチによるダメージを蓄積していきました。
この試合の最終回となった6回。2分過ぎの南アフリカ人のワン・ツーで足元がふらついたジョン。最終的にはダウンも奪われています。
結局この回終了後にギブアップを申請したジョン。公式な採点は分かりませんが、私(Corleone)は60対53のワンサイドでべチェカの有利を支持しました。
2003年9月に当時暫定王者として同王座に君臨したジョン。このまま引退でしょうか?
2007年5月に当時WBCバンタム級王座を保持していた長谷川 穂積(真正)に東京で挑戦(判定負け)した経験を持つべチェカ。4月のジョンの同胞対ダウド ヨルダン、IBOフェザー級戦に続き、番狂わせを起こし世界王座奪取に成功しています(ちなみに今回の試合はWBAとIBO王座の統一戦)。べチェカにはフェザー級まで進行してきたノニト ドネア(比)との対戦もあるのではないでしょうか。
WBAフェザー級戦(スーパー王座):
挑戦者シンプウェ ベチェカ(南ア)TKO6回終了 王者クリス ジョン(インドネシア)
*ジョン、19連続防衛ならず!これまでの最多防衛記録は、アジア人としては元WBAジュニアバンタム(現スーパーフライ)カオサイ ギャラクシー(タイ)が、そしてフェザー級ではジョンと同じくWBA王座を保持していたエウセビオ ペドロサ(パナマ)がそれぞれ19連続防衛に成功。今回ジョンが防衛を果たせばそれら偉人の記録に並ぶ事になりましたが、残念ながら記録達成とはなりませんでした。
安定王者も負ける時は案外あっさりと敗れるものです。
試合が始まり目に付いたことは、バンタム級上がりのベチェカとフェザー級で戦ってきたジョンの体格差がないということ。そしてこれまでテクニシャンとして謳われていたジョンが、南アフリカ人の左ジャブにコントロールされていたという事です。
常に試合の主導権はベチェカが左でコントロール。ジョンの攻撃も柔軟な上体の動きでスイスイと交わしていきます。ジャブの打ち合いでは不利とみたのか、この日ジョンは左ジャブをそれほど放ちませんでした。またジョンは2回終了時には左目じりをカットしています。そして回を重ねていく毎に大振りと空振りが目に付くようになったジョン。苦しい展開が続いていきます。
5回、スリップ気味のダウンを2度喫したジョン。レフェリーはどちらもスリップと判断しましたが、ジョンはべチェカのパンチによるダメージを蓄積していきました。
この試合の最終回となった6回。2分過ぎの南アフリカ人のワン・ツーで足元がふらついたジョン。最終的にはダウンも奪われています。
結局この回終了後にギブアップを申請したジョン。公式な採点は分かりませんが、私(Corleone)は60対53のワンサイドでべチェカの有利を支持しました。
2003年9月に当時暫定王者として同王座に君臨したジョン。このまま引退でしょうか?
2007年5月に当時WBCバンタム級王座を保持していた長谷川 穂積(真正)に東京で挑戦(判定負け)した経験を持つべチェカ。4月のジョンの同胞対ダウド ヨルダン、IBOフェザー級戦に続き、番狂わせを起こし世界王座奪取に成功しています(ちなみに今回の試合はWBAとIBO王座の統一戦)。べチェカにはフェザー級まで進行してきたノニト ドネア(比)との対戦もあるのではないでしょうか。