先週末5日・土曜日、英国で行われた試合結果です。
WBAヘビー級王座決定戦(暫定王座):
ダニエル デュボア(英)KO2回31秒 ボグダン ディヌ(ルーマニア)
*昨年11月に同胞のジョー ジョイスと対戦し、10回TKO負け。初の黒星を喫しているデュボアが再起戦で世界上位ランカーディヌと対戦し、見事に勝利。暫定ながらも世界のベルトを腰に巻くことに成功しています。
どのようにしてこの試合が世界戦として認められたのか不思議でなりませんが、デュボアはリングで中々のパフォーマンスを見せた事には変わりありません。一発ではなくコンビネーションを主体とした丁寧なボクシングを心掛け、フィニッシュ・ブローはその過程で放たれた右パンチでした。スムーズに放たれたきれいなパンチではありましたが、その一発で試合が終わってしまったこと自体には少々あっけにとられてしまいましたが...。まあ、ディヌがランキング相応の選手でなかったと言えばそれまでですが。
半年ぶりの実戦に登場し、無難な勝利を収めたデュボア。ジョイスとの再戦を熱望しているようです。
下記は2021年6月8日現在の、ヘビー級王者たちの顔ぶれとなります。
WBA(スーパー):アンソニー ジョシュア(英/防衛回数1)
WBA(レギュラー):トレーバー ブライアン(米/0)
WBA(暫定):ダニエル デュボア(英/0)
WBC:タイソン フューリー(英/0)
WBC(暫定):ディリアン ホワイト(英/0)
IBF:アンソニー ジョシュア(英/1)
WBO:アンソニー ジョシュア(英/1)
OPBF(東洋太平洋):空位
WBOアジア太平洋:デムシー マッキーン(豪/0)
日本:上田 龍(石神井スポーツ/0)
*WBAには休養王者としてマヌエル チャー(独)が認定されています。デュボア、ジョイス共に、チャーやWBAレギュラー王者ブライアンよりは実力はかなり上でしょう。