今月19日、米国・テキサス州で行われた試合結果です。
WBOインターコンチネンタル・ミドル級戦:
王者ハイメ ムンギア(メキシコ)TKO6回終了 挑戦者カミル シエルミタ(ポーランド)
*減量苦のため、それまで保持していたWBOスーパーウェルター級タイトルを返上し、ミドル級に転向してきたムンギア。これが新しい階級での3戦目となりました。今年に入り、数度の対戦相手の変更がありようやく決まったのがシエルミタ。このポーランド人は昨年師走にゲナディー ゴロフキン(カザフスタン)の持つIBF王座に挑戦し、7回まで粘った選手です。そんな選手をムンギアは試合開始から圧倒。ゴロフキンより3分早く片付ける事に成功してしまいました(しかしゴロフキンは4度のダウンを奪いましたが)。
同日、テキサス州の別会場でWBC同級王者ジャモール チャーロ(米)が、ムンギアの同胞ファン マシアス モンティエルに大差判定勝利を収め防衛回数を伸ばしています。ムンギアはこのモンティエルと2017年2月に対戦し、僅か2回で仕留める事に成功しています。
ゴロフキン、チャーロが対戦した選手たちを、彼らより短い時間で仕留める事に成功したムンギア。少なくとも体力はミドル級でも十分通じるようです。
WBCとWBOでは1位に、そしてIBFでは4位、WBAでは5位にランキングされているムンギア。次戦での2階級制覇挑戦が実現しそうな気配ですね。
下記が2021年6月25日現在の、ムンギアがターゲットととする世界ミドル級王者たちと、日本関連の同級のタイトル保持者たちとなります。
WBA(スーパー):村田 諒太(帝拳/防衛回数1)
WBA(レギュラー):エリスランディ ララ(キューバ/0)
WBA(暫定):クリス ユーバンク(英/0)
WBC:ジャモール チャーロ(米/4)
IBF:ゲナディー ゴロフキン(カザフスタン/1)
WBO:デメトリアス アンドラーデ(米/4)
OPBF(東洋太平洋):竹迫 司登(ワールドスポーツ/0)
WBOアジア太平洋:野中 悠樹(井岡弘樹/1)
日本:竹迫 司登(ワールドスポーツ/4)