先月末29日、米国・ネバダ州で行われた試合結果です。
WBCライト級戦:
王者デビン ヘイニー(米)3対0(116-112x2、115-113)挑戦者ホルヘ リナレス(ベネズエラ/帝拳)
*2002年師走に大阪のリングでプロデビューを果たしたリナレス。2007年7月に、ボクシングの聖地ラスベガスで初の世界王座を獲得しました。50戦以上プロのリングに上がり、35歳となったリナレス。3年ぶりの世界王座返り咲きを目指した大ベテランが挑戦したのは22歳の若き王者ヘイニー。リナレスより一回り以上若い、勢いのある選手です。
昨年11月に歴戦の雄ユリオルキス ガンボア(キューバ)に大差判定勝利を収め、今後が大いに期待されていたヘイニーだけに、リナレスもその勢いで飲み込まれるのではとの予想もありましたがそこはリナレス。前半戦はリードを許しましたが徐々に、徐々にとペースアップし、後半戦はしっかりを抑える形に。しかし反撃開始が若干遅かったために、僅差の判定負けで世界王座返り咲きに惜しくも届きませんでした。
まだまだ世界一線級の実力者である事を証明したリナレス。今後の活躍に期待が持てそうです。2試合続けて名のある名選手を退けると共に、保持する王座の3度目の防衛に成功したヘイニー。今後は統一王者ロペスとの統一戦を含め、ビックファイトへの出場を目指していくようです。
下記が2021年6月4日現在の、ライト級の王者たちの顔ぶれとなります。
WBA(スーパー):テオフィモ ロペス(米/防衛回数0)
WBA(レギュラー):ジェルボンテ デービス(米/1)
WBA(暫定)ローランド ロメロ(米/0)
WBC:デビン ヘイニー(米/3)
WBC(暫定):ライアン ガルシア(米/0)
IBF:テオフィモ ロペス(米/1)
WBO:テオフィモ ロペス(米/0)
OPBF(東洋太平洋):吉野 修一郎(三迫/1)
WBOアジア太平洋:吉野 修一郎(三迫/1)
日本:吉野 修一郎(三迫/6)