最近(2021年6月17日ごろ)のニュースです。
1)スーパーバンタム級からスーパーフェザー級の3階級を制した「童顔の暗殺者」マルコ アントニオ バレラ(メキシコ)。2011年2月の試合を最後に現役から退いています。そのバレラが先週11日、元ウェルター級の世界ランカー・ヘスス ソト カラス(メキシコ)と1ラウンド2分のエキシビションマッチ6回戦で対戦。無事に試合を終えています。コロナウィルスの影響からか、最近増えている元世界王者のエキシビションマッチ。管理体制がしっかりとしているのであれば、今後も続けていってほしいですね。
バレラは来月、米国・テキサス州のリングでエキシビションマッチを継続する予定。その試合でバレラは、現役時代に3度対戦したエリック モラレス(メキシコ)と拳を交えるそうです。
2)元IBFスーパーフェザー級、WBOライト級王者で、現在はスーパーライト級を主戦場にしているホセ ペドラサ(プエルトリコ)が先週末12日、ラスベガスのリングに登場。21戦全勝(14KO)だったジュリアン ロドリゲス(米)を8回で下し、3階級制覇に向け前進しています。
3)WBAはライトフライ級スーパー王者の京口 紘人(ワタナベ)とレギュラー王者エステバン ベルムデス サラス(メキシコ)に対し、王座統一戦に向けての交渉を始めるよう指示を出しています。この指示自体は妥当なものなのですが、王座統一戦実現後、新たなレギュラー王座を認定するのはやめてほしいものです。
4)京口、ベルムデスからみて格下王者であるダニエル マテヨン(キューバ)が今月26日、メキシコのリングに登場。元IBFミニマム級王者ホセ アルグメド(メキシコ)を相手に、昨年2月に獲得したWBA暫定王座の初防衛戦を行います。
5)マテヨン、アルグメド共に日本人選手との対戦経験があり、キューバ人は2018年9月に後楽園ホールのリングに登場。現日本王者矢吹 正道(緑)に2対1の判定勝利を収めています。アルグメドは2015年の大晦日に大阪のリングで高山 勝成(寝屋川石田)からIBF王座を奪取。2017年7月に東京のリングで京口と対戦し、その王座を奪われています。日本人との対戦戦績のみ見てみると、アルグメド有利の予想がたつようです。
6)元IBFミドル級王者デビット レミュー(カナダ)が今月4日、メキシコのリングに登場。デビット セガラ(ペルー)に2回TKO勝利を収めています。この試合はレミューにとって、初のメキシコでの試合となりました。