DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

ベルランガ、また倒せず(スーパーミドル級)

2023年06月27日 05時37分57秒 | 世界ボクシング

先週末24日、米国ニューヨーク州で行われた試合結果です。
NABOスーパーミドル級戦:
王者エドガル ベルランガ(プエルトリコ)判定3対0(118-106、116-108x2)挑戦者ジェイソン クィグリー(アイルランド)

*2016年4月のデビュー戦以来、16試合連続で初回KO/TKO勝利を収めてきたベルランガ。しかし2年前の春以降、3分以内での決着はもちろん、KO/TKO勝利から遠ざかっています。

旧KOキングが自身21戦目の対戦相手として選んだのは、世界王座への挑戦経験を持つクィグリー。世界王者レベルの実力は無いものの、世界ランカーとしては確かな実績を積んできた中堅としてはレベルの高い選手と言っていいでしょう。そんなクィグリー相手に、ベルランガは3回と6回、そして最終12回に2度の計4度のダウンを奪う事に成功。久しぶりのKO/TKO勝利は逃すも、大差の判定で全勝記録を21(16KO/TKO)に伸ばしています。

まだまだ世界への期待が持てるベルランガですが、16連続KO勝利と言う実績がアダとなっているのではないでしょうか。その強打は魅力的なのですが、自身が知らず知らずにKO勝利を狙うあまりに手数が少なくなる傾向が強いようです。その辺りの意識改革をしない事には、今後もKO勝利から遠ざかるでしょうし、格下相手に思わぬ黒星を喫する可能性も出てくるでしょう。どうやら長いスランプに陥っているようですね。

 

一昨日もお届けしましたが、下記は2023年6月27日現在の、ベルランガが虎視眈々と狙うスーパーミドル級の世界王者たちと、日本関連のタイトルホルダーたちとなります。

WBA(スーパー):サウル アルバレス(メキシコ/防衛回数6)
WBA(レギュラー):デビット モレル(キューバ/5)
WBC:サウル アルバレス(メキシコ/5)
WBC(暫定):デビット べナビデス(米/1)
IBF:サウル アルバレス(メキシコ/2)
WBO:サウル アルバレス(メキシコ/3)
OPBF(東洋太平洋):空位
WBOアジア太平洋:空位
日本:帝尊 康輝(一力/0)

コメント
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