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今年もやってるやってる~

比嘉、2階級制覇に向け前進(バンタム級ほか)

2023年06月29日 05時03分30秒 | 世界ボクシング

先週末24日、東京都大田区総合体育館で行われた試合結果です。
バンタム級戦(10回戦):
元WBCフライ級王者比嘉 大吾(志成)TKO4回1分34秒 元WBAフライ級暫定王者ヨドモンコン CP フレッシュマート(タイ)

*2018年4月に、自らの体重超過という大失態でWBCフライ級王座を手放し、試合でも初の黒星を喫した比嘉。その後、中々波に乗れない状態が続いていました。今回、暫定ながらもフライ級のWBAタイトル保持者だったヨドモンコンと対戦した比嘉は、久々にその強打を披露。タイ人を約10分間に4度倒しKO勝利。2020年大晦日以来の豪快な勝利を収めました。

しかし、この試合のようなパフォーマンスを常に見せる事が出来ないのが比嘉が苦しんでいる理由。2020年10月には日本国内王座保持者の堤 聖也(角海老宝石)と引き分け、翌年4月には西田 凌佑(六島)に判定負けを喫してしまい、当時保持していたWBOアジア太平洋王座を手放してしまいます。

世界2階級制覇を目指す前に、日本国内にもまだまだ倒さなければならないライバルたちが存在します。

比嘉が2階級制覇を目論んでいるバンタム級。6月29日現在の同級のタイトル保持者たちは下記のようになります。

WBA:井上 拓真(大橋/防衛回数0)
WBC:空位
IBF:空位
WBO:ジェイソン マロニー(豪/0)
OPBF(東洋太平洋):栗原 慶太(一力/0)
WBOアジア太平洋:西田 凌佑(六島/3)
日本:堤 聖也(角海老宝石/1)

 

OPBF(東洋太平洋)スーパーフェザー級戦(王座決定戦):
森 武蔵(志成)判定3対0(117-110x3)渡邉 卓也(Dragon Aoki)

*3月末に後楽園ホールで同じ王座を賭け対戦している両者。その時は3人のジャッジが揃って114対114のイーブンとする引き分けという採点を下し、新王者誕生ならず。3ヶ月のインターバルを経てダイレクトリマッチに臨むことになりました。

大接戦だった春の戦いから打って変わって、23歳の森が主導権を握り続けた今回の戦い。若き新鋭が、大ベテランからダウンを奪うなどして大差判定勝利を収め、WBOアジア太平洋フェザー級王座に続いて2つ目のベルトを獲得する事に成功。これまでに様々な王座を獲得してきた34歳の渡邉ですが、今回も念願のOPBF王座奪取は叶いませんでした。

下記は2023年6月29日現在の、スーパーフェザー級のタイトルホルダーたちとなります。

WBA:ルイス ガルシア(ドミニカ/0)
WBC:オシャキー フォスター(米/0)
IBF:ジョー コルディナ(英/0)
WBO:エマヌエル ナバレッテ(メキシコ/0)
OPBF(東洋太平洋):森 武蔵(志成/0)
WBOアジア太平洋:力石 政法(緑/0)
日本:原 優奈(真正/0)

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