今月17日、米国ルイジアナ州で行われた試合結果です。
WBCスーパーライト級戦:
王者レジス プログレイス(米)判定2対1(118-109、117-110、113-114)挑戦者ダニエリート ゾリラ(プエルトリコ)
*当初対戦を予定していたリアム パロ(豪)が、自身の負傷を理由に今回の世界王座挑戦から辞退。代わってゾリラがプログレイスに挑戦する事になりました。
王者の圧倒的有利と見られていた一戦でしたが、プエルトリコからの挑戦者が中々の曲者で米国人を大いに苦しめる事になりました。3回に左一発でダウンを奪ったプログレイスでしたが、その後はゾリラのアウトボクシングに大苦戦。挑戦者が長身と長いリーチ、そしてフットワークを駆使し王者を翻弄し続けます。
両者共に決定的なチャンス、明白なポイントを奪うことなく36分間が終了。王者交代も予想されましたが、2人のジャッジは意外な大差でプログレイスの勝利を支持。苦しみながらもプログレイスが、昨年11月に返り咲いた王座の初防衛に成功しています。
下記が2023年6月14日現在の、スーパーライト級王者たちとなります。
WBA:ローランド ロメロ(米/防衛回数0)
WBC:レジス プログレイス(米/1)
IBF:スブリエル マティアス(プエルトリコ/0)
WBO:空位
OPBF(東洋太平洋):永田 大士(三迫/0)
WBOアジア太平洋:空位
日本:藤田 炎村(三迫/0)
*ロメロは先月、あまりにも早すぎるレフィリーストップでWBA王座を獲得。今後の同級の中心選手と思われたテオフィモ ロペス(米)はWBO王座を獲得後、即返上。現役からの引退を表明してしまいました。そして今回のプログレイスの苦闘の防衛戦。現在のスーパーライト級戦線は大混戦状態にあるようです。