勿忘草 ( わすれなぐさ )

「一生感動一生青春」相田みつをさんのことばを生きる証として・・・

秋冬

2006-12-06 23:55:47 | Weblog
 都会に住んでいると、移ろう季節を肌で感じることが少なくなっている。月2回の郊外へ出かける日は、僕にとって季節を目や肌で感じる数少ない機会でもある。早めに出かけ、遠回りをしながら楽しむ景観は、都会では見ることのできない草花や風にそよぐ木々が、季節の変わり目も教えてくれる。

 


季節の変わり目を
あなたの心で
知るなんて
もう恋も
もう恋も
終るのね



 秋と冬が同居するこの季節、冷たい風にコートの襟を立てて歩きながら、ふと目にとまった紅葉に目を奪われ、北風の中でいまだに美しく色づいているイチョウやもみじの葉に、季節の変わり目を知る。




別れの北風が
あなたと私に
吹き込んで
もう冬も
もう冬も
近いのね
 



秋の終わりには 別れの歌が似合い
勿忘草には 濡れ落ち葉がよく似合う
貼りつく相手もいないけど・・・




深い空から
枯葉が舞って
あぁ~
秋ですねぇ

あなたが返した
合鍵が似合う
無口な私に
なりました




嘘です 相変わらずおしゃべりです


別れの北風が
あなたと私に
吹き込んで
もう冬も
もう冬も
近いのね

-秋冬-
 2006.12.06