戦いに勝つ度に馬印の瓢箪をひとつひとつ増やし、秀吉の千成瓢箪としても有名な瓢箪は、縁起のいいものとして知られる。
先日、千春ちゃんからメールが入った。「可愛いひょうたんがあったので、買ってきました。食べられないそうですが、お会いした時にお渡しします」。いつものように、彼女の決して押し付けがましくなく、さりげない気配りである。「ありがとう、ひょうたんは縁起がいいそうだから飾って置くよ。煮ても焼いても食えないところは僕みたいだね」と返信した。
お店で千春ちゃんから渡された瓢箪を見るなり「かわいいねぇ」と大きな声に、通りがかったおばはんが立ち止まって振り向いた。自分に無関係と知るや、背を向けて歩き出す。それを見た僕、声を出さず、口パクで「あんたのことじゃない」と言った。
彼女が自分のことを言われたと思ったわけではないだろうが、そのタイミングの良さに、いつもの軽い悪戯ごころが首を持ち上げただけなのだが。。。
すかさず、口の動きから察した千春ちゃんの猛攻撃にあった。「そんなこと言っちゃだめですよ~」と言って顔をしかめる。
彼女は決して他人(ひと)を傷つけるようなことは言わない。普段は天然ボケで楽しませてくれる千春ちゃんだが、モラルに関しては僕など足元にも及ばないほど完璧である。彼女のお父さんより年上の僕、娘のような彼女にまた教えられてしまった。ちょっと反省の僕だが、やはり煮ても焼いても食えないオオワルオヤジである。
先日、千春ちゃんからメールが入った。「可愛いひょうたんがあったので、買ってきました。食べられないそうですが、お会いした時にお渡しします」。いつものように、彼女の決して押し付けがましくなく、さりげない気配りである。「ありがとう、ひょうたんは縁起がいいそうだから飾って置くよ。煮ても焼いても食えないところは僕みたいだね」と返信した。
お店で千春ちゃんから渡された瓢箪を見るなり「かわいいねぇ」と大きな声に、通りがかったおばはんが立ち止まって振り向いた。自分に無関係と知るや、背を向けて歩き出す。それを見た僕、声を出さず、口パクで「あんたのことじゃない」と言った。
彼女が自分のことを言われたと思ったわけではないだろうが、そのタイミングの良さに、いつもの軽い悪戯ごころが首を持ち上げただけなのだが。。。
すかさず、口の動きから察した千春ちゃんの猛攻撃にあった。「そんなこと言っちゃだめですよ~」と言って顔をしかめる。
彼女は決して他人(ひと)を傷つけるようなことは言わない。普段は天然ボケで楽しませてくれる千春ちゃんだが、モラルに関しては僕など足元にも及ばないほど完璧である。彼女のお父さんより年上の僕、娘のような彼女にまた教えられてしまった。ちょっと反省の僕だが、やはり煮ても焼いても食えないオオワルオヤジである。