勿忘草 ( わすれなぐさ )

「一生感動一生青春」相田みつをさんのことばを生きる証として・・・

隅田川花火大会

2011-08-28 00:36:30 | Weblog
 低く垂れ下がった雲が覆い、スカイツリーが見下ろす下町の夕暮れは、暗くなる時間も徐々に早まり、今にも泣きだしそう。


 そんな中、あの東日本大震災の影響により1ヶ月遅れの隅田川花火大会が、27日(土曜日)の夜に開催された。我がマンションの屋上はこの日だけ開放されるのだが、昨日のゲリラ豪雨の影響か、寒いくらいの涼しい風が吹き抜ける。例年この日は満員になるほどの人が集まるのだが、今年は少なめである。


 毎年姉の家族がこの日を楽しみにして、娘や孫と共に泊りがけで来るのだが、今年は急に時期がずれたこともあり、予定が立たなかったようだ。


 そこで一人の花火見物となったわけだが、ここに住んで17年目、一人で見る花火は初めてのことである。またスカイツリーが634メートルになって初めての花火大会でもあり、花火とスカイツリーのコラボレーションも楽しみのひとつであった。


 今年の花火大会は、震災の犠牲者への慰霊と、復興への願いを込め、被災地へ「元気」を届けることを目的として開催されたそうだ。


 この隅田川花火大会は、二つの会場で行われるのだが、我が家からは、桜橋と言問橋の間で打ち上げられる第一会場の花火が、スカイツリーと並んで良く見える。


 東から西への風に乗って流れる花火の煙で、時々見えなくなるスカイツリーだが、夏の夜空に繰り広げられる花火とスカイツリーの競演は、今までの花火大会よりはるかに見ごたえのあるものだった。


 下の画像のように、隅田川の花火の遥か向こうにも花火が上がるのが見え、ダブルでの花火見物である。向こうに見える花火は、浦安の花火大会かも知れない。





 大震災により開催も危ぶまれたが、午後7時に始まった1時間半の光のショーは、心配された雨も降らず、無事下町の夜空を焦がし、スカイツリーを明るく照らしていた。この花火の音と光で被災地へ元気が届くといいのだが。。。