勿忘草 ( わすれなぐさ )

「一生感動一生青春」相田みつをさんのことばを生きる証として・・・

東京マラソン2012

2012-02-26 23:52:09 | Weblog
 今年で6回目になる東京マラソン2012が曇り空の下で開かれた。第1回から欠かさず見てきた東京マラソンだが、その都度数々の感動を見せてくれる。今回も我が家からいちばん近い浅草での観戦となった。


 第1回目には、そのスピードに驚かされた車椅子ランナーが、次々と加速しながら通り過ぎると間もなく、マラソンランナーが車椅子に負けじとスピードを上げて走ってくる。


 話題の公務員ランナーの川内選手の姿を期待したのだが、雷門前の急カーブを回って真っ先に姿を現したのは外国人選手。続く2番手グループにも彼の姿はない。


 4人が走り過ぎた後に現れた日本人ランナーも川内選手ではなく、最終的に2時間7分台の記録で、日本選手トップの2位となった、力強い走りの藤原新選手。


 その後も次々と走り去る選手の中に、2時間7分台を目指すと言っていた、市民ランナーの星・川内選手の姿は見えない。


 そして17人が走りすぎた後にやっと見つけた彼の表情は苦しそうにも見えた。報道によると、5キロ、10キロ地点での給水失敗が響いたという。浅草は27キロほどの地点である。


 そんな波乱含みのレースの中で、男子の選手に混じって姿を現した女子選手は、日本人トップの4位に入った、ゼッケンNo.33の大久保絵里選手。


 トップランナーが走り去ると、市民ランナーがそれぞれの思いを胸に、続々と目の前を走り抜ける。隣で観戦していた僕と同年代の男性は、様々な市民マラソンに出場し、この東京マラソンにも応募したが、抽選に外れたという。一度はこの大会で東京のど真ん中を走ってみたいと言っていた。


 多くの市民ランナーは思い思いのパフォーマンスでの走りを楽しんでいたが、手元の画像のすべてを紹介するにはあまりに多すぎるので、その中のいくつかを紹介しよう。



ひとりで突っ走る家来のいない殿様は、どこかの国のトップのようでもある。




印籠をかざす水戸黄門も、助さん格さんに逃げられたのか。。。

 



季節はずれのサンタクロースは、このところのあまりの寒さと雪の多さに、クリスマスと間違えたか?





キリストが背負う十字架は、誰も責任を取らない原発事故への懺悔でもあるかのよう。





走るより転がったほうが速そうな笑顔がチャーミングなお父さん。無事ゴールは決まったのだろうか?





そして次から次へと現れるレディーガガ。



どのガガがいちばん綺麗かは、皆さんの判断に任せるとしよう。




そして、ここは浅草スカイツリーの地元でもある。



どちらが高いかは、ご覧いただけばお分かりだとは思うが。。。




スタートから3時間半、元気いっぱいの笑顔で目の前に現れたのは誰あろう、ホール新世紀の元副店長。




彼女、今は新世紀とは離れているが、なんとスピリットタイム5時間10分での完走だそうだ。



お見事である。そしてお疲れ様♪




雷門に向かって走るランナーを迎えるのは浅草名物金竜の舞。




参加者の多さでも話題の東京マラソンだが、浅草の三角地帯では、往復のランナーたちが交錯する応援スポットでもある。

 


約10倍の当選倍率を勝ち抜いたランナーたちの想い出を残して、幕を閉じた東京マラソン2012は、見る側に回っても楽しいイベントであった。