勿忘草 ( わすれなぐさ )

「一生感動一生青春」相田みつをさんのことばを生きる証として・・・

珍客

2012-10-06 23:58:27 | Weblog
 ゴミを出して部屋に戻ると、開け放したベランダの硝子戸のそばで、飛び跳ねるものがいる。ゴキブリにしては大きいし、跳ねかたが違うようだ。僕の気配を察してか、飛び跳ねながら部屋の隅に逃げ込んだ。恐る恐る、逃げた方向に眼を遣ると、なんとそこにいたのは、小さなカエル。


 カエルといえど、爬虫類はあまり好きではない。手で掴むことなどできる筈もなく、丁重に部屋から出て行ってもらおうとするが、なかなか思うようにならない。壁に飛び移ったり、カーテンにしがみ付いたり、手がやける。何とかベランダに退散願うが、今まで閉めたことのない網戸を閉めて、再度の入室は遠慮願うことにした。


 だが待てよ、信楽にはの3大縁起置き物がある。それは、たぬきとカエルとふくろうである。信楽といえばたぬき。たぬきは「他を抜く」という意味もあり、商売繁盛の縁起物でもある。そしてふくろう。語呂合わせで「福籠」は福が家に籠もり、「不苦労」は苦労知らず。「福老」は老いて福が来る不老長寿。ふくろうは首が良く回り商売繁盛、などなど。


 我が家の玄関ドアにも磁石のふくろうが見張ってる。そして、今日の珍客カエルが舞い込んだ。カエルは、福帰る、無事帰る、若返る、お金が帰る、などといわれ、財布に入れるとお金が増えるらしい。カエルの珍客を喜ぶことにしよう。何か一つ欠けていませんか?そう、我が家にたぬきがいない。いいえいます、たぬき親父がひとりここにいます。ということで、縁起のいい一日でしたとさ。。。