勿忘草 ( わすれなぐさ )

「一生感動一生青春」相田みつをさんのことばを生きる証として・・・

ますます ワクワク 明日のあだち

2012-10-13 22:21:39 | Weblog
 つるべ落としの秋の日が沈み、黄昏というには暗すぎる夕暮れ時。突然轟く雷かと思わせるような炸裂音に、何事かと色めき立つ。この音はもしかして花火?


 花火は夏の風物詩と思っていた。「今はもう秋、誰もいない海」は歌の文句だが、今は10月秋本番。部屋を出て、音のする方角に眼を遣ると、ビルの向こうに見える夜空の火の花。


 急いでカメラと三脚を手に最上階の通路に行く。程よい冷たさの夜風が肌に心地よい。秋風に吹かれて見る花火もいいものだと、納得しながらの花火撮影は、僅か一時間足らずで終わってしまった。


 調べてみると、東京都の花火大会は7~8月に集中し、ほぼ終了している。やはり花火は夏が似合うということか。 


 この花火大会は、足立区制80年を記念し、“ますます ワクワク 明日のあだち”のテーマで行われた、今年で34回目を迎える東京都足立区の花火大会だという。 


 足立の花火伝統の「ナイアガラ」や「音楽花火」など、趣向を凝らした花火が打ち上げられたらしい。会場が荒川河川敷のため、土手などに座っての鑑賞は迫力も満点だとか。


 残念ながら突然知ったことでもあり、ただ遠くから眺めるだけで終わってしまったが、秋の夜に思わず眼にした、季節はずれのサプライズ花火に、ちょっと得した気分ではある。


 10月20日には、東京では今年最後の、2年ぶりに開催される調布市の花火大会があるらしい。季節はずれの花火大会もまた乙なものかもしれない。