勿忘草 ( わすれなぐさ )

「一生感動一生青春」相田みつをさんのことばを生きる証として・・・

東京マラソン

2013-02-25 02:24:34 | Weblog
 寒風吹き荒ぶ中、猪瀬都知事の号砲と共に、東京はマラソン一色に塗り変えられた。東京マラソンは初回から毎年沿道での観戦を欠かしたことのない僕、今年も地元浅草での応援に出かけた。


 雷門より吾妻橋寄りに場所を構え、寒さを堪えながら今か今かと待つ青空の下、スピードを上げて走り去ったのは他を大きく引き離した1人の車椅子ランナー。


 すべての車椅子ランナーが走り去ると、雷門前の急カーブを曲がって先頭集団が迫ってきた。トップがこんなに多くの集団で来たのは僕の記憶では、初めてのような気がする。先頭を走る日本人ランナーに気を良くしたが、後で知ったのだが、ゼッケン51~55はペースメーカーなのだそうだ。東京マラソンでペースメーカーが走るのも初めてのような気がする。


 この先頭集団の中で他の日本人選手を探すと、居た居た。集団の中央後ろのゼッケン22番の選手は、日本人トップ、全体で4着でゴールした、前田選手である。


 トップランナーに続いて、歯を食いしばって小柄な身体を宙に浮かすように、前のランナーを抜き去りながら、時々観衆にも手を振る余裕を見せたのが、あの猫ひろしさん。


 トップランナーが走り去ると、次々と一般参加のランナーたちが、スカイツリーに向かって走って行く。隅田川に架かる吾妻橋の手前を右折すると、浅草の折り返しである。


 寒さに耐えかねて、浅草文化観光センターに場所を移動し、上階からの観戦は、太陽を背にして自分の影を追いながら、雷門に向かうランナーを、台東区の人々を幸せに導くというユルキャラの台東くんが迎える。


 更に、雷門前で金龍の舞で迎えられたランナーは、雷門通りを右折し、先ほどのトップランナーが走り去ったスカイツリーへと向かう。


 スカイツリーを目の前にしたランナーたちは立ち止まって、手にしたケータイやカメラで記念撮影をする人や、沿道の人にシャッターを切ってもらう人もいる。



隅田川の手前を右折すると、そこは28キロ地点。



この辺りに来ると走るというより、歩く人も目立ってくる。



中には足のケアに余念がない人



足を痛めたのか座り込む外国人女性。走り出した時「fight!」と声をかけると「ありがとう」と日本語で応えた。



沿道から会社の同僚と思われる人にエールを送る人



差し入れで勇気付ける人


 それぞれがそれぞれの方法で完走を目指している皆さんにエールを送って、北風の中帰路についたのは、走者もまばらになった、午後2時を遠に過ぎていた。