勿忘草 ( わすれなぐさ )

「一生感動一生青春」相田みつをさんのことばを生きる証として・・・

初冬

2006-12-11 23:43:45 | Weblog
春暮れてのち夏になり
夏果てて秋の来るにはあらず


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春はやがて夏の気を催し
夏より既に秋は通ひ
秋はすなわはち寒くなり
十月は小春の天気
草も青くなり
梅もつぼみぬ



-吉田兼好「徒然草」より-
   
 日本の四季はそれぞれに趣がある。しかしそれらは独立し、分離しているのではなく、秋の夕暮れに冬の到来を知り、冬の中に春の香りをかぐ、と兼好はいう。

生(しょう)・老・病・死の移り来たること
またこれに過ぎたり。
 
 四季と同じ、生と死も別のものではない。死は、生の中にひそみ、それが現れる時期は予測不能だ。とも言っている。

 時の移ろいは早い。季節は冬、冷たい風の吹く寒い日は、青く澄んだ空がきれいでした。
2006.12.11 

吾輩は誰でしょう?

2006-12-10 23:03:59 | Weblog
名前はまだない、いいえあります


 吾輩は猫ではありません。ましてやインド大使でも、アラブの使者でもありません。「ぼっちゃん」の作者の夏目漱石と申します。

 何故ターバンを巻いているかと申しますと、NHKでも取り上げていましたが、ある方 が私たちお札の肖像になった人にこんな悪戯を思いついたそうです。

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 不謹慎とは思いつつ、作ってみました札束、ではなかった「札ターバン」。すべての名前と金額がお解かりでしょうか?

 このほかにも、ぽち袋がないときの間に合わせに、こんなのはいかがでしょう。小さい子供のお年玉のぽち袋に入れてもいいかもしれません。


☆折り方はこちらでどうぞ
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マウスオンで画象がとまります
 2006.12.10

浅草の夜

2006-12-09 01:00:31 | Weblog
 浅草といえば観音さま、その入り口には雷門があり、そこから続く約400メートルに及ぶ仲見世商店街はいつも賑わっている。しかしこの商店街のシャッターが閉まるのは早い。


 大提灯をくぐり抜けると、仲見世商店街の降ろされたシャッターには、浅草の年中行事が描かれた鮮やかな「浅草絵巻」が繰り広げられている。

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 '89年に平山郁夫画伯の門下生によって描かれたこの絵は、2ヶ月の作業の末新装され、去る4日に披露されたばかりである。
この通りの中ほどを過ぎると伝法院通りがある。


 この通りには浅草ならではのお店が多く、江戸の情緒を楽しむことができ、降ろされたシャッターに描かれた絵は、あたかも江戸の町に迷い込んだかのようである。

 

 光のオブジェ、浅草絵巻、江戸情緒、ほかにも夜の浅草にはサプライズが多く、ぶらり歩く下町浅草は楽しい街である。
2006.12.09

光のオブジェ

2006-12-08 10:21:26 | Weblog
夜の浅草では光のページェントが繰り広げられている
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 マウスオンで画像がとまります
 
 雷門と向かい合う並木通りに現れた光のオブジェは、昼の顔とは違う夜の浅草を美しく演出してくれる。


雷門を背に佇む光の五重塔


老朽化により今は取り壊された仁丹塔と流鏑馬


浅草最大の行事の一つ 花火と三社祭

冬の浅草は夜が面白い
-つづく-
 2006.12.08

秋冬

2006-12-06 23:55:47 | Weblog
 都会に住んでいると、移ろう季節を肌で感じることが少なくなっている。月2回の郊外へ出かける日は、僕にとって季節を目や肌で感じる数少ない機会でもある。早めに出かけ、遠回りをしながら楽しむ景観は、都会では見ることのできない草花や風にそよぐ木々が、季節の変わり目も教えてくれる。

 


季節の変わり目を
あなたの心で
知るなんて
もう恋も
もう恋も
終るのね



 秋と冬が同居するこの季節、冷たい風にコートの襟を立てて歩きながら、ふと目にとまった紅葉に目を奪われ、北風の中でいまだに美しく色づいているイチョウやもみじの葉に、季節の変わり目を知る。




別れの北風が
あなたと私に
吹き込んで
もう冬も
もう冬も
近いのね
 



秋の終わりには 別れの歌が似合い
勿忘草には 濡れ落ち葉がよく似合う
貼りつく相手もいないけど・・・




深い空から
枯葉が舞って
あぁ~
秋ですねぇ

あなたが返した
合鍵が似合う
無口な私に
なりました




嘘です 相変わらずおしゃべりです


別れの北風が
あなたと私に
吹き込んで
もう冬も
もう冬も
近いのね

-秋冬-
 2006.12.06

イルミネーション

2006-12-04 23:52:12 | Weblog
 師走になって街は一斉にクリスマスムード。あちらこちらで輝くイルミネーションはいまや年の瀬の風物詩でもある。


 東京丸の内の仲通りでは、100万個もの電球で彩られた街路樹が、道行く人を楽しませてくれる。

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 通りには丸ビルをはじめ、クリスマスの飾り付けのおしゃれな店が建ち並び、丸ビル一階の吹き抜けには、高さ8メートルのツリーが飾られ、憩いの場として賑わっていた。


 仲通りから通りをひとつ隔てた東京駅も、夕暮れ時にはライトアップされ、シンボルの赤レンガが美しく輝き、夜になると昼間の喧騒が嘘のように静かなたたずまいを見せている。

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 2006.12.04

冬の蝶

2006-12-03 23:14:55 | Weblog
 真夏に羽化した蝶は順調に育ち、冬の寒さにも負けず大きく羽を広げ、大空に美しく舞った。


 7月21日、プロのダンサーとして我がホールでデビューを果たし、それからも努力と精進を重ね、プロのライセンス取得の勉強を続けた千春ちゃん。正式発表はまだだが、確かな情報によると合格は間違いなし。それも優秀な成績で・・・。


 そんな時、パーティーのデモンストレーションに出演するためのパートナーの依頼を受け悩んでいた。上手くなるチャンスだからと僕も強く勧め、頑張ってみると取り組んだレッスン。


 今日はその発表の日。招待を受けたパーティーで蝶のように美しく舞う姿は、ほかのプロと少しも遜色なく、いやそれを上回っていたかもしれないほど見事だった。


 ライセンス取得の勉強と、デモの練習、そして慣れない仕事。この三つを見事に成し遂げ、数ヶ月でこんなに成長した彼女。


 その驚くほどの成長ぶりと持ち前の頑張りに拍手を送り、この世界に入るきっかけを作った僕としては、ホット胸を撫で下ろした夜でした。
2006.12.03

晩秋

2006-12-02 23:58:10 | Weblog
-♪恋人よ-

  

枯葉散る夕暮れは
来る日の寒さを ものがたり
雨に壊れたベンチには
愛をささやく歌もない




恋人よ そばにいて
こごえる私の そばにいてよ
そして一言
この別れ話が 冗談だよと
笑ってほしい



恋人よ さようなら
季節はめぐって来るけど
あの日の二人 宵の流れ星
光っては消える 無情の夢よ



恋人よ そばにいて
こごえる私の そばにいてよ
そして一言
この別れ話が 冗談だよと
笑ってほしい



 東京駅からまっすぐ皇居へ伸びる御行道には、黄葉したイチョウの葉が晩秋の冷たい風に舞い、歌など口ずさんでみたくなる土曜の午後でした。
2006,12,02

特大羽子板・奉納

2006-12-01 21:03:18 | Weblog

 浅草では、12月17日~19日の3日間に開催される羽子板市に先立ち、東京歳の市羽子板商組合発足60周年を記念して、高さ3メートルの特大羽子板が制作され、12月1日浅草寺に奉納された。


 歌舞伎の連獅子の押絵をあしらった特大羽子板は、僧侶の読経による奉納のあと本殿前に飾られ、正月も参拝客を楽しませてくれるという。


 羽子板商組合の方たちによる飾りつけは、その大きさゆえ手間取ってはいたが、NHKのテレビカメラも見守る中、無事に終了した。


 今日から師走、この冬一番の寒気が流れ込んだそうだが、気象庁は4年ぶりに「エルニーニョ現象」が発生する可能性が高く、「暖冬、少雪」との予想だという。
2006.12.01