歩くたんぽぽ

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CYCLE MODE2019 中編

2019年11月06日 | 自転車
3日間幕張メッセで開催されたCYCLE MODE2019最終日、晴天、

レインボーブリッジを渡る際、空には飛行機、海には貨物船が見えた。

わざとらしほど爽やかな朝。

今回ダメ元で夫に声をかけたら、意外にも一緒に来てくれた。





首都高突っ切って会場とうちゃーっく!

今回の主な目的はロードバイクの試乗とヘルメットなど必需品の情報収集だ。


Y's Roadでもらったチケット。


幕張メッセ9、10、11ホールを使った広い会場。


かっこよすぎる特大パネル。



ガイドを見ながらフラフラしてるとスタッフの人が声をかけてきた。

「抽選会に参加していただけると新城幸也選手のサイン入りボトルが当たるかもしれないですよ。
イベントに新城選手もいらっしゃるので是非ご参加ください。」とかなんとか。

ぬぁ〜にぃ〜!!

新城幸也といえば日本で最も有名なロードレーサーだ。

日本人ではじめてツール・ド・フランス、ジロ・デ・イタリアの2大グランツールを完走し、

2012年のツール・ド・フランス第4ステージで敢闘賞を獲得したことで、

これまた日本人ではじめてグランツールの表彰台に上がった選手なのだ。

先日のさいたまクリテリウムでは世界の猛者を相手に優勝し、その姿もテレビで見ていた。

その新・城・幸・也が間近で見れる!ということですかさず抽選用紙に名前を書いた。

運がいいというか無知というかなんというか、とにかくラッキーなのである。

イベントは午後2時過ぎからなので、その時間をめどに会場を回ることに。



あっちへ行ってはテールライトの重要さを知り、

こっちへ行ってはヘルメットを手当たり次第試着して、

そっちへ行ってはかっこいいウェアを物色。


↑カブトというヘルメットメーカーのお気に入り。SF?

このヘルメットを普段使いしてもいいスポーツってある意味すごい。

良いロードバイクは盗まれやすいので家の中に置くのが普通だが、

その際に使用するポールやその他備品などもチェーック。

4、5万するのかと思ったけど細かい備品も含めて2万円弱くらいでも買えるらしい。

工夫すればもっと削れそうだ。



20分の初心者講習会も受けてみたかったけど待ち時間が1時間半もあったので、

行儀が悪いけど枠の外からいくつかの操作方法や心得について聞いておいた。

最近はスポーツバイクの事故も多いと聞く、心してかからねば。

その後特に何も考えず試乗しにいくことにした。



私たちが最初に向かったのは一番大きな試乗ブースを作っていたイタリアのメーカー、ピナレロ社。



ピナレロでは最新のドグマシリーズに乗れるという。

試乗用車両だけど、多分新品は70万円以上する高級車、うはは。

その中でもリムブレーキとディスクブレーキを選べたので、そこは注目のディスクブレーキにした。

能天気に試乗待ちの列に並ぶこと数十分、列が全然進まないではないか!

列は階段の下から上の方に伸びていて、広めの踊り場まで行き着くとそこにはみっちり人が並んでいた。

下から見た予想のはるか5倍はいたね。

私がぶつくさ言っていると、夫が「こんなん10分でいけるよ」とわかりやすく嘘をつく。

もっと軽く考えろということらしい。

結局背の高い夫は需要の少ない大型車試乗なのでさっさと早抜けしてしまった。

1時間半くらい並んだんじゃないかな、スタッフの女の子がわざわざ私にサイズを聞きに来てくれた。

そうしてやっとこさ手元に来たドグマにまたがると、あんまり待たされたせいか少し緊張した。

それでもひと漕ぎしてみればスウィーーーーっと軽ーく進むではないか。

なんだこの軽さ、滑らかさ、高揚感、これが70万円の力か。

注目のディスクブレーキは女性の力でも軽くブレーキをかけられると聞いていたが、確かにしっかり止まる。

なんだかすっかりスポーツマンの気分だ。

スタッフには「混んでいるのでコースは一周でお願いします」と言われていたけど、

1時間以上並んだんだからともう一周だけして試乗を終えた。





新城幸也さんのイベントまでまだ時間があったので他も回ってみることに。



↓注目していたアメリカのメーカー、キャノンデールはオフロード用しか置いてなかった。

それに私が行った時点ですでに試乗が終了していたのは残念だった。





CYCLE MODE2019ではロードバイク以外にも様々な自転車が出展されている。


後輪がすごいことになってる。


スポール型のタンデム自転車。


荷物を運ぶ三輪車。前が二輪なのは初めて見た。


コンパクトな折りたたみ自転車。



CYCLE MODE2019の大きな目玉の一つがe-bike(Electric Assisted Bicycle)と呼ばれる電動自転車だ。

日本ではまだ馴染みがないが欧米では大流行しているらしい。

日本のお母さんたちが乗っているようなものではなく、スポーツに特化した電動自転車だ。

ちなみにe-bike発祥のドイツにはママチャリ型の電動自転車はないらしい。

e-bikeについてわかりやすい記事があったのでよかったら↓
https://kaden.watch.impress.co.jp/docs/column/free-labo/1135759.html


↑見えづらいけど右列が全てe-bike。

↓実際に乗ったのはこれじゃないけど、イメージとしてはこんな感じ。


せっかくなのでこちらも試乗してみることに。

本体はとても重いけれど、乗ってしまえばぐんぐん進む。

電動もここまで来たかという感じ。

スポーツバイクなのに電動?という不思議もあるが、気軽に長距離を走れるわけで、

普通の自転車に比べてぐんと、しかも気軽に移動範囲が広がると思えば需要が多いのもうなづける。

最近自転車に乗って思うのが、自分の体を使うってとても気持ちが良いということ。

本当爽快なのだ。

原チャリほど「移動」を割り切らず、かといってバリバリトレーニングしなくても遠くまで行ける。

こりゃ楽しいわ。

でも原チャリより高いけどね、ふふふ。



といったわけで当初の目的であった試乗は、ロードバイクの試乗1台、e-bikeの試乗1台のみとなった。

こちらの誤算としては試乗のためには基本的に並ばなければならないということ。

それでもピナレロのロードバイクに乗れたのは良い経験だった。



して、待ちに待った新城幸也さんの参加するイベントに向かったのだった ー続く

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