『シャーロック・ホームズ』
原作:アーサー・コナン・ドイル(キャラクター創造)
監督:ガイ・チッリー
脚本:マイケル・ロバート・ジョンソン、アンソニー・ペッカム、サイモン・キンバーグ
音楽:ハンス・ジマー
主演:ロバート・ダウニー・Jr、ジュード・ロウ
配給:ワーナー・ブラザーズ
公開:2010年(日本)
『シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム』
原作:アーサー・コナン・ドイル(キャラクター創造)
監督:ガイ・チッリー
脚本:ミシェル・マローニー、キーラン・マローニー
音楽:ハンス・ジマー
主演:ロバート・ダウニー・Jr、ジュード・ロウ
配給:ワーナー・ブラザーズ
公開:2012年(日本)
今更という感じもするが気分転換のつもりで映画『シャーロック・ホームズ』を観た。
アマゾンプライムにあったのでなんとなく見始めたら結局2作目の最後まで観てしまった。
シャーロック・ホームズといえば、中学生の頃に小説を読んだ。
シャーロック・ホームズについて多少は知っておかなければという義務感で読んでいたら、
結果的にまぁまぁはまったという感じだったと思う。
と言ってもシリーズ9作中5作目までしか読んでないけど。
その中で衝撃的だったのはホームズが日常的にコカインを服用していたことだ。
時代背景もあるが、世界的な有名人のリアルな人間性は子どもだった私にとって非常にショッキングな事実だった。
今でもその当時抱いた背が高くやせ細り神経質なシャーロック・ホームズと、背が低く恰幅の良いワトソンの対比が強烈に残っている。
そういう意味では映画『シャーロック・ホームズ』のコンビはビジュアル的に原作と逆だ。
ワトソンにジュード・ロウはスマート良すぎる。
しかしロバート・ダウニー・Jrもイケメン良すぎる。
エンドロールの最後にもあるように原作からはキャラクターしか使用していないからなんでもいいのだろう。
ロバート・ダウニー・Jrのホームズは原作ファンのイメージをぶち壊す新しいものだったが、それはそれで面白かった。
変人度はやはり映画でも欠かせず、家主の女性がホームズについて「〜と、〜と、コカの葉しか口にしない」と言ったとき、
間接的な表現ではあるが(あくまで翻訳だが)このエンタメ映画でもコカを口にしているという不健康ぶりに妙に納得した。
2作とも娯楽として満足度の高い映画だった。
いかにもエンターテイメントらしい要素がふんだんに盛り込まれており退屈しない。
それもそのはず、監督がイギリスの名監督ガイ・リッチーだというから驚きだ。
ガイ・リッチーの映画は昔結構好きだった。
サスペンスミステリーというにはあまりに非現実的だが、キャラクターが魅力的でテンポがよくそれなりにストーリーも面白い。
リアリティのある社会派サスペンスが観たいときはだめだが、暇なときに何も考えずに楽しい映画を観たいときはおすすめだ。
原作のホームズが少し恋しくなったので、また最初から小説読んでみようかな。
きっとまた違ったシャーロック・ホームズに出会える気がする。
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