日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

4年前のリベンジなる!西野JAPANがコロンビアを撃破!初戦で大きな勝ち点3GET!

2018年06月20日 | soccer

「2018 FIFA ロシアワールドカップ」は、日本時間19日にグループHの初戦「日本VSコロンビア」(@サランスク・モルドヴィアアリーナ)が行われました。6度目のW杯に挑む日本代表、大きな不安を抱えた中でW杯初戦を迎えることになりました。初戦の対戦相手・コロンビアは、前回のブラジル大会で対戦し、1-4の惨敗を喫しました。因縁の相手から勝ち点を手にできたのか!?



[日本]
GK 1 川島永嗣
DF 3 昌子源
DF 5 長友佑都
DF 19 酒井宏樹
DF 22 吉田麻也
MF 7 柴崎岳
MF 8 原口元気
MF 10 香川真司
MF 14 乾貴士
MF 17 長谷部誠
FW 15 大迫勇也

[コロンビア]
先発
GK 1 ダビド・オスピナ
DF 3 オスカル・ムリージョ
DF 4 サンティアゴ・アリアス
DF 17 ホアン・モヒカ
DF 23 ダビンソン・サンチェス
MF 6 カルロス・サンチェス
MF 11 ファン・クアドラード
MF 16 ジェフェルソン・レルマ
MF 20 フアン・フェルナンド・キンテロ
FW 21 ホセ・イスキエルド
FW 9 ラダメル・ファルカオ


日本は先週のパラグアイ戦で活躍した香川&乾の「元セレッソコンビ」が揃って先発起用。乾は左の中盤、香川はトップ下。FWは大迫の1トップ。本田圭佑と岡崎慎司はベンチスタート。一方のコロンビアは、エースのファルカオが先発なのに対し、要注意人物のハメス・ロドリゲスはベンチから。



日本のボールで始まった前半、開始3分に香川が前線へロングボールを入れると、大迫が相手DFに競り勝ってから裏へ抜け出してシュートを打つも、コロンビアGKオスピナに防がれる。こぼれ球を香川が左足でシュートを打ったが、DFの手に当たりPK獲得。ハンドを取られたカルロス・サンチェスは一発レッドで退場!コロンビアは早くも10人でのプレー。先制の大チャンスを迎えた日本は、香川がPKを蹴り、ゴールほぼ真ん中に決め、日本1点先制!
1人少ないコロンビアは12分、キンテロのFKからファルカオが足を伸ばすが、GK川島がキャッチします。日本も15分に香川のスルーパス→乾が左サイドからシュートを放つも、ゴール右に外れます。
前半31分、コロンビアは早くも1人目の交代カードを切る。クアドラードを下げ、MFウィルマル・バリオスが入る。日本は32分、左サイドの高い位置で大迫がボールを奪うと、右足を振り抜いたが、枠を捉えられず。コロンビアも34分、右サイドでキンテロが浮き球のパス→ファルカオが右足で合わせたが、またもGK川島がシュートを防いだ。
前半39分、右サイドで長谷部がファルカオを倒してしまいFK。ペナルティエリア付近でのFKをキンテロが左足でグラウンダーのシュート。GK川島が反応してキャッチしたが、その前にゴールラインを越えたと判定。コロンビアがFKで1-1の同点とし、前半を折り返しました。

後半、日本が立ち上がりから攻勢に出ます。後半9分に香川の縦パス→大迫が体を入れ替えてから左足シュート。これはGKにセーブされる。後半12分、大迫が左サイドの乾にパスを送り、乾はPA内で右足を振り抜いたが、シュートはGKオスピナの横跳びセーブに阻まれる。
後半14分、コロンビアはMFハメス・ロドリゲスが登場。その直後、日本は右サイドでFKのチャンスを作り、柴崎のセンタリング→ゴール前でDF吉田が飛び込んだが、ヘディングシュートは枠の外。後半21分には柴崎が右サイドへパス→前線へ上がって来た酒井宏樹のシュートは左に逸れる。
後半25分、日本は香川真司を下げてMF本田圭佑を投入。すると本田は、26分に右サイドから挨拶代わりの左足シュートを放つも、GKにセーブされる。28分には大迫→本田→宏樹折り返し→大迫がDFに背負われながらもボールを落とし、最後は酒井宏がシュート。これはDFに当たってCK。その直後の左CKを本田がセンタリングを上げ、大迫がヘディングでゴールネットを揺らし、日本が2-1と勝ち越しに成功!
コロンビアは後半33分、右サイドでレルマがヒールパスを出し、ハメス・ロドリゲスがフリーの位置からシュートを狙ったが、大迫が体を張って防いだ!続くCKでは、ニアサイドでレルマが合わせられず。二次攻撃では左サイドからのクロス→ムリージョが頭で叩きつけるも、GK川島がボールを押さえた。
その後もコロンビアの反撃を、日本DF陣が最後まで守り切りタイムアップ!日本代表が2-1でコロンビアを破りました!



いやぁ~、やりましたね!FIFAランクで61位の日本代表が、16位のコロンビアに劇的勝利!4年前のリベンジを達成し、初戦で非常に大きな勝ち点3を獲得しました!試合前は「コロンビアにはどうせ勝てない」、「良くて引き分け」と思っていたんですが、開始早々にコロンビアの選手が一発退場、前半6分に香川選手がPKで先制点を奪い、大迫選手が値千金の決勝ゴールを挙げました。
日本はこれまで南米勢と4度対戦して、一度も勝てていませんでしたが、初めて南米勢に勝利しました。大事な初戦で白星&鬼門突破。グループリーグ残り2試合あるけど、ベスト16入りに一歩前進と言っておきましょう!この勝利はもう奇跡としか言えない…。

日本を勝利に導いた大迫選手は、献身的なプレーを見せれば、裏への抜け出しでチャンスを作ったりしました。後半28分の決勝点のヘディングシュートは、右のゴールポストを叩いてから、ゴールへと吸い込まれて行きました。1トップ起用に応えた大迫選手、「やっぱり半端ないって!」。
ベンチスタートだった本田選手も、後半25分にピッチに入ってから3分後に決勝点をアシスト。これで3大会連続でアシストを記録したことになります。今後のセネガル戦、ポーランド戦でも「スーパーサブ」として使いそうですね。
香川選手も相手のハンドでPKを誘い、自らPKを冷静に決めてみせました。香川選手のゴールは、W杯での日本代表史上最速記録だそうです。サンチェス選手のハンドは、たまたま手に当たっていて、故意ではなかったと思います。一発退場宣告されるなんてかわいそうな気がします。

コロンビア代表はサンチェス選手が退場になって数的不利になりながらも、同点に追いつく辺りはさすがに強いなぁと思いました。ハメス・ロドリゲス選手も左ふくらはぎを痛めていたとはいえ、惜しいシュートを打って行ったもん。大迫選手のブロックがなかったら、たぶん決められたんじゃないか?ファルカオ選手のシュートも本当に危なかったけど、川島選手よくキャッチしました。南米勢は今大会のW杯初戦で全て未勝利。アルゼンチンとブラジルが引き分け、コロンビアも日本に敗戦。GL終了までに何チームが残るのか?


コロンビアを破って勝ち点3を手にした日本代表は次戦、日本時間24日深夜にセネガル代表(@モスクワ・スパルタクスタジアム)と戦います。次の試合も勝ち点3を積み上げれば、決勝トーナメント進出が確実になるかもしれません。セネガルの高い身体能力は脅威だけど、集中力の高い守備で90分間戦い切ってほしい。初戦勝利の勢いそのままに、もう一度奇跡を…。





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ロシアW杯 優勝候補ドイツ&ブラジル、初戦で勝てず。

2018年06月18日 | soccer

熱戦が続いている「FIFAロシアワールドカップ」。日本時間18日深夜は、前回王者のドイツとサッカー王国・ブラジルが初戦を戦いました。ともに優勝候補と言われていますが、初戦から厳しい戦いになりました。



メキシコ1-0ドイツ@モスクワ・ルジニキスタジアム
4年前のブラジルW杯で優勝し、今大会連覇を目指すドイツは、初戦でメキシコと対戦。W杯連覇へ幸先良いスタートを切りたいところでした。
前半3分にドイツは、右サイドのスルーパス→抜け出したFWベルナーがシュートを放つが、枠を捉えられず。8分にはCKからDFフンメルスがシュートを狙うもGKの正面。
対するメキシコも前半10分にDFエレーラがミドルシュートを放つも、ドイツGKノイアーにキャッチされる。14分には右サイドのFKにDFモレノが飛び込むも合わせられず。
そして前半35分、メキシコは自陣でボールを奪ってからカウンターに持ち込む。FWエルナンデスのワンツーから、左サイドへパスを送る。ボールを受けたFWロサノがペナルティエリア内で相手DFを1人かわし、右足シュートを決めてメキシコが先制点を奪う!
1点ビハインドのドイツは、37分にPA手前のFKをMFクロースが狙うもクロスバーに当たる。後半20分には右サイドのDFボアテングのクロス→DFキミッヒのオーバーヘッドキックはわずかにバーの上。23分には右サイドクロス→ファーサイドにいたベルナーのシュートも決まらず。後半26分にはFWロイスのシュートも決まらず。後半32分には途中出場のドラクスラーシュートを放つもDFに阻まれる。
メキシコはその直後、MFラジュンが一人でドリブルで持ち込み、シュートを放つも枠外。37分にもカウンターからチャンスを作ったが、ラジュンのシュートはダメ。
ドイツは後半44分、PA左からFWロイス→FWマリオ・ゴメスのシュートはミス。さらにMFブラントが強烈な右足ミドルシュートを打ったが、わずかに枠外。最後はGKノイアーも攻撃に参加するも、最後まで1点を奪えず試合終了。王者ドイツが、メキシコに0-1で敗れました!



ブラジル1-1スイス@ロストフ・アリーナ
16年ぶりの世界一を目指すブラジル。初戦はFIFAランク6位のスイスと戦いました。
前半11分、ブラジルはFWネイマールがPA左で、MFコウチーニョとのパス交換からグラウンダーのクロスを入れ、ゴール前でMFパウリーニョがシュートを放つも、ゴール右に外れる。前半20分、左サイドでDFマルセロのクロスは相手DFに当たるも、こぼれ球を拾ったコウチーニョが右足シュートをゴールに突き刺し、ブラジルが先制点。
しかし後半5分、スイスは右CKのチャンスを掴む。MFシャキリが左足でセンタリング→MFツバーのヘディングシュートが決まり、1-1の同点に追いつきます。
勝ち越し点が欲しいブラジルは、後半13分にモイネロのパスを受けたネイマールが、PA左からシュートを打つも、DFに当たった後にサイドネット。後半25分にはコウチーニョが胸で落としてから右足を振り抜くも、シュートは右に外れる。後半終了間際にはネイマールのFKから途中出場のフィルミーノが頭で合わせるも、スイスGKに防がれる。さらにアディショナルタイムに左のショートコーナーから、DFミランダが右足を叩きつけるも、ゴール枠内に飛ばせず。試合は1-1のまま終了。ブラジルも初戦で勝ちきれませんでした。




優勝候補の注目の初戦は、ドイツがメキシコに痛恨の敗戦、ブラジルはスイスに引き分けに終わりました。アルゼンチンも格下のアイスランドに引き分けており、強豪国が軒並み勝てないという波乱の展開になっています。今回のグループステージは何が起こるかわかりませんね。
ドイツは初戦で25本のシュートを放ったんですが、最後までゴールを奪うことができず。大金星を挙げたメキシコは、前半からカウンターで再三チャンスを作り、前半35分にロサノ選手が値千金の決勝ゴール。ドイツDF陣も翻弄されまくりでしたなぁ。
ドイツがグループリーグ初戦で黒星を喫したのは、西ドイツ時代の1982年スペイン大会以来、実に36年ぶりの屈辱。GL首位通過は確実だろうといわれていましたが、いきなり窮地に追い込まれてしまいました。ただ、ドイツは地力があるから、残り2戦で挽回はできると思う。次のスウェーデン戦は勝利が絶対条件だ。

ブラジルは先制しながらも、後半にセットプレーで失点。その後は決定的なチャンスを作ったけど、1点が遠かったです。ネイマール選手は、この試合で10回もファウルを受け、後半途中に足を気にするところがありました。4年前のブラジル大会では、背中に膝蹴りを受けて途中離脱。今大会もケガの影響で途中離脱してしまわないか心配です。









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スペインVSポルトガルは熱戦ドロー!クリスティアーノ・ロナウドがハットトリック!

2018年06月16日 | soccer

14日に開幕した「FIFA ロシアワールドカップ 2018」は、大会2日目の15日にグループBの初戦「スペインVSポルトガル」が行われました。欧州王者・ポルトガルは、クリスティアーノ・ロナウドを中心に悲願の世界一に挑戦。対するスペインは、開幕直前になってロペテギ氏が監督を解任され、レアルマドリードの名DFだったイエロ氏が新監督に就任。両国のプライドを懸けた隣国対決は、大熱戦となりました。


まず前半4分、ポルトガルはFWクリスティアーノ・ロナウドがドリブルで仕掛けた後、ペナルティエリア内で相手DFに倒されPKを獲得。このPKを自ら決め、ポルトガルが早々と先取点をもぎ取る。
しかし前半24分、スペインはFWジエゴ・コスタが自陣からのロングボールを受けると、個人技でDFをかわし、最後は右足でゴール左隅に流し込み、1-1の同点に追いつきます。さらに26分、MFイスコが強烈な右足シュートを放つが、クロスバーに直撃。跳ね返ったボールをジエゴ・コスタが押し込むも、GKの正面。
前半44分、ポルトガルはFWゴンサロ・ゲデスのパスを受けたクリスティアーノ・ロナウドが左足を振り抜く。シュートはスペインGKデヘアの手に当たると、そのままゴールイン。ロナウドのこの日2点目のゴールで、ポルトガルが2-1と勝ち越します。

後半10分、スペインは左サイドでFKのチャンスを得る。FWシルバのセンタリング→ファーサイドでDFブスケツが頭で折り返し、ゴール前でジエゴ・コスタが右足で押し込んで2-2!スペインが再び振り出しに戻す。勢いに乗るスペインは3分後の後半13分、左サイドのクロスのこぼれ球をDFフェルナンデスが右足ボレーシュート。ボールはポストに当たってからゴールネットに突き刺さり、スペインが3点目を奪い逆転!
ところが、この試合はまだまだ終わりません。後半43分、ポルトガルがペナルティエリア手前でFKを獲得。ゴール正面の位置のFKを、クリスティアーノ・ロナウドが右足で直接決めて3-3!ロナウドのハットトリックの活躍で、ポルトガルが引き分けに持ち込みました!


スペインVSポルトガルの一戦は、グループリーグ屈指の好カードに相応しい試合でした。クリスティアーノ・ロナウド選手が1試合3ゴールを挙げると、スペインのジエゴ・コスタ選手も負けじと2ゴール。3-3の引き分けで、勝ち点1を分け合う形に終わりました。ロナウド選手は初戦から世界№1プレーヤーの実力を発揮し、スペインも監督交代の影響を全く感じない戦いぶりでした。
今大会初のハットトリックを達成したロナウド選手。1点目は自ら獲得したPKを決め、2点目は左足ミドル。あのシュートはスペインGKデヘアの正面でしたが、取り損ねてしまいました。3点目のFKは、キーパーが一歩も動けない芸術的な一撃。土壇場でゴールを決めてくる辺りは、スーパースターはやる事が違うと実感しました。
強豪同士の点の取り合いは見ていて大興奮。土曜早朝から良いものを見せてもらったなぁって思いました。この試合を決勝トーナメントで見たかった…。





その他の試合
グループA:ウルグアイ1-0エジプト@エカテリンブルクアリーナ
ウルグアイの噛みつき男・スアレスと、エジプトのエース・サラーの点取り屋対決に注目が集まりましたが、サラーはケガの影響でベンチスタート。
前半24分にウルグアイは右CKから、スアレスがファーサイドからシュートを打つもサイドネット直撃。後半開始早々には、FWカバーニのスルーパス→スアレスが抜け出してシュートを放つも、エジプトGK・エルシェナウィの好セーブに阻まれる。
エジプトも後半27分、FWカハラバが右サイドからシュートを放つもGKにキャッチされる。その直後にウルグアイは、カバーニ縦パス→スアレスが抜け出すもシュート打ちきれず。後半38分にもカバーニのボレーシュートを、エジプトGKエルシェナウィがスーパーセーブ。そして後半44分、ウルグアイは右サイドのFKからDFヒメネスが頭で押し込んで均衡を破る。このゴールが決勝点となり、ウルグアイが辛くも勝利。エジプトは好守を見せたエルシェナウィが最後に力尽きた。

グループB:イラン1-0モロッコ@サンクトペテルブルクスタジアム
共に20年ぶりのW杯勝利を目指す両チームの一戦は、決め手がないまま時間が進みます。後半終了間際、イランは左サイドで獲得したFKをDFハジサフィが蹴ると、モロッコFWブアドゥズが頭でクリアするが、これがゴールに入ってしまう。オウンゴールで1点を挙げたイランが、勝ち点3を獲得。アジア勢にとっても8年ぶりのW杯勝利となりました。


16日の試合
グループC:フランス2-1オーストラリア@カザンアリーナ
両チーム無得点で迎えた後半13分、フランスはMFポグバの絶妙なパスから、FWグリーズマンがPA内で倒されてPKを獲得。このPKをグリーズマンが右隅に決めて1点先取。しかし、後半17分に豪州も相手のハンドでPKを獲得し、MFジェディナクがしっかり決めて1-1。後半36分、フランスは敵陣でボールをつなぎ、ポグバが右足でループシュート。ボールはクロスバーに当たってから、ゴールラインを超えてゴール認定。残り10分を切って勝ち越したフランスが、豪州を降しました。


グループD:アルゼンチン1-1アイスランド@モスクワ・スパルタクスタジアム
前回準優勝のアルゼンチンは、W杯初出場のアイスランドと対戦。前半19分にFWアグエロがDFに囲まれながらも反転して左足シュートを突き刺してアルゼンチンが先制するが、前半23分にアイスランドがFWフィンボガソンがゴールを奪い、1-1の同点。
後半19分、アルゼンチンはアグエロが相手に倒されてPKを獲得して勝ち越しのチャンス。FWメッシがPKを蹴ったが、アイスランドGK・ハルドルソンに止められて勝ち越しならず。その後もアルゼンチンが攻め続けるが、アイスランドが最後まで集中した守りを見せ、1-1で終了。初出場のアイスランドが、強豪アルゼンチンから価値ある勝ち点1を獲得。アルゼンチンはメッシのPK失敗が大きく響きました。








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ロシアW杯衝撃の開幕戦!開催国・ロシア代表がサウジアラビアに大勝!

2018年06月15日 | soccer

4年に一度のサッカーの祭典「2018 FIFA ロシアワールドカップ」がついに開幕。これから1か月間は熱い戦いが続きます。日本時間15日深夜、モスクワ・ルジニキスタジアムでロシアVSサウジアラビアの開幕戦が行われました。開催国のロシア代表、開幕戦を白星で飾れたでしょうか?



試合が動いたのは前半12分。ロシアは左CKの流れから、MFゴロビンがクロスを上げ、ゴール前フリーになっていたMFガジンスキーがヘディングシュートを鮮やかに決め、ロシアが先制します!
サウジアラビアも21分にFWアルサハラウィがシュートを放つも相手DFに当たり、続くCKでは決定機は生まれず。
26分、ロシアにアクシデント発生。MFジャゴエフが太ももを痛めて負傷退場。MFチェリシェフがピッチに入る。
前半35分、ロシアが自陣で相手ボールを奪ってカウンターを仕掛け、ゴロビンがドリブルでペナルティエリアに進入し、サウジDFオサマに倒されるもホイッスル無し。
前半43分、ロシアは右サイドからゴロビン→MFゾブニンと繋ぎ、左サイドのチェリシェフが相手DFを2人かわしてから、左足でゴールに押し込む!ロシアが追加点を奪い、2-0とリードを拡げます!

後半5分、ロシアは自陣のロングフィードから、FWスモロフがシュートを放つもDFに当たる。続く右CKは不発。後半6分にはMFサメドフがミドルを放つも枠を捉えることができません。
後半11分、サウジは右サイドのDFブレイクの絶妙なアーリークロスに、ゴール前でアルサハラウィとMFアルジャシムが飛び込むも合わせられず。13分には左サイドのFKにMFファラジが頭で合わせるも枠外。
サウジは後半19分、MFオタイフに代えてFWムワラドを投入。さらにロシアはMFサメドフを下げてMFクジャエフが入る。
後半23分、ロシアはMFゾブニンのシュートをサウジGKアル・マユーフが防ぎ、ゴール前詰めていたスモロフがキーパーの弾いたボールを押し込めず。スモロフは後半25分にFWジュバと交代。その直後の26分、代わったばかりのジュバが頭で押し込み、ロシア3点目!この追加点は大きすぎる!
なんとか一矢を報いたいサウジアラビアですが、ロシアの赤い壁を破れず。37分に右サイドからシュートを放つもDFに直撃。
後半アディショナルタイム、チェリシェフがアウトサイドの左足シュートをゴール右隅に突き刺して4点目を挙げると、さらに終了間際にゴロビンがFKを直接決めて5点目!開催国・ロシアが、開幕戦を5-0の圧勝で飾りました!



ロシアW杯のオープニングマッチは、ロシア代表が怒涛のゴールラッシュでサウジアラビアを粉砕。ガジンスキー選手の先制ヘッドを皮切りに、前半に2点を挙げ、後半に3得点を追加し、5-0と大勝しました。交代組のチェリシェフ選手が2得点、ジュバ選手も代わってすぐに得点を挙げました。チェルチェソフ監督の采配が当たりすぎといっても過言じゃないですね。後半終了間際にFKを決めたゴロビン選手は、1ゴール2アシストの大活躍でした。
ロシア代表はW杯前のテストマッチで白星がなく、開幕前のFIFAランキングで70位。グループリーグ突破も厳しいと思っていましたが、W杯初戦で開催国の意地を見せつけて勝ち点3を獲得。順位は低いけど、普通に強いんじゃないか?今後は19日にエジプト戦、25日にウルグアイ戦が控えています。初戦圧勝の勢いそのままに、ベスト16入りなるでしょうか。
サウジアラビアは決定機が作れず、最後は足が止まってしまいました。前回のブラジルW杯では、アジア勢は未勝利。今大会もアジア勢の1番手・サウジが惨敗したんで、アジア勢はまた苦戦を強いられるんじゃないかと思います…。

開幕したロシアW杯、日本戦以外にも注目カードが続出。日本時間27日未明にはグループBのスペインVSポルトガル戦、16日にはメッシ選手擁するアルゼンチン代表、17日には前回王者のドイツ代表とサッカー王国・ブラジル代表が登場します。そして、日本時間19日に日本代表の初戦・コロンビア戦があります。コロンビアを相手に勝ち点を獲得することができるのか?7月15日の決勝戦まで、1か月間サッカー三昧だ!




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西野JAPAN、W杯前最後の試合で待望の勝利。乾&香川のゴールでパラグアイを降す。

2018年06月13日 | soccer

「2018 FIFA ロシアワールドカップ」開幕目前の5日、サッカーの国際親善試合「日本代表VSパラグアイ代表」戦がチボリ・シュタディオン(@オーストリア・インスブルック)で行われ、日本が4-2で勝利しました。



日本はこの試合、前回のスイス戦から10人先発を入れ替えてきましたが、前半32分にパラグアイの右サイドのスローインから、MFオスカル・ロメロに左足ボレーシュートを決められ、先制点を許します。日本は33分に右サイドのMF柴崎岳が中央にパスを入れ、MF香川真司が左サイドへ送り、フリーで受けたMF乾貴士が右足シュートを放つが、わずかに枠を捉えることができず。前半40分にはゴールほぼ左の位置でFKを獲得し、柴崎が右足で直接狙ったが、クロスバーに当たって惜しくもノーゴール。前半はパラグアイ1点リードで折り返します。

日本は後半開始からDF酒井宏樹、GK中村航輔を投入。すると後半6分、DF昌子源の縦パスから、香川がワンタッチでつなぎ、乾がドリブルで仕掛けてから右足ミドルシュート。これがゴール右隅に突き刺さり、日本が1-1の同点に追いつく!「西野JAPAN」にとっても初めての得点が生まれました。
これで流れを掴んだ日本は、後半10分に左サイドを突破したDF酒井高徳のクロス→柴崎がPA外から右足シュートを打ったが、GKにキャッチされる。後半18分、右サイドでボールをつなぐと、MF武藤嘉紀がグラウンダーで折り返すと、香川がスルー→乾がPA手前から右足でシュートを狙い、ボールは相手GKの手に当たりながらもゴールへ吸い込まれた!乾の連続ゴールで日本が2-1と勝ち越しに成功します。
後半30分、パラグアイは左サイドのクロスボールに、ファーサイドにいたオスカル・ロメロが飛び込んでゴールネットを揺らすもオフサイド。その2分後、日本は右サイドでFKを獲得し、柴崎のセンタリングが相手DFの足に当たり、オウンゴールで日本に3点目が入ります。
後半アディショナルタイム、パラグアイはFKの流れからオルティスの強烈なミドルシュートが決まり1点を返します。それでも日本は終了間際、途中出場の大迫勇也が相手ボールを奪ってからドリブルで持ち込み、香川が相手DFを1人かわしてから右足シュートを流し込み4点目。試合は4-2で日本が勝利しました。


西野JAPANがW杯前最後の強化試合でやっと初勝利を飾りました。日本代表は今年4戦で勝ち星なし、西野体制になってからは、ガーナ戦とスイス戦で2試合ノーゴールでした。この日も前半に先制点を許しましたが、後半に乾選手の連続ゴール、相手のオウンゴール、香川選手のダメ押しゴールで4点をもぎ取りました。未勝利のままW杯本番を迎えるんじゃないかと不安だったけど、勝ってよかったです。それでもまだ不安でいっぱいだけど。
2得点でスタメン起用にしっかり応えた乾選手、1点目はキレのあるドリブルから右足を振り抜き、西野ジャパンの初ゴールをもたらしました。2点目もPA外からの右足シュートだけど、今度はグラウンダーでした。相手GKも手を伸ばしてたけど、防ぎきれませんでしたね。
トップ下に入った香川選手も3得点に絡む活躍。乾選手の同点ゴールをアシストすると、終了間際に1ゴール。代表戦ではハイチ戦以来8か月ぶりのゴールで、通算30得点目。本田圭佑選手とのトップ下のレギュラー争いで大きくリードしたかな。直前の試合で結果を残した乾選手と香川選手は、コロンビア戦も先発に入るでしょう。

日本代表は13日にオーストリアでの事前合宿を終え、開催地・ロシアへ移動。日本は19日にコロンビア戦、25日深夜にセネガル戦、28日にポーランドと対戦します。相手は全て格上で、3戦全敗もあり得ると思います。せめて勝ち点と1勝は挙げてほしいです。




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ロシアW杯メンバー23人発表。これじゃ「世代後退」としか言えない。

2018年05月31日 | soccer

サッカー日本代表は31日、ロシアW杯に出場するメンバー23選手を発表しました。「西野ジャパン」の初陣となった前日のガーナとの親善試合では、0-2の完敗を喫し、本番へ更なる不安を残す結果となりました。ガーナ戦から一夜明け、最終メンバーに選ばれたのは一体誰か?


日本代表メンバー23選手はこちら。

▽GK
川島永嗣(メス)
東口順昭(G大阪)
中村航輔(柏)

▽DF
長友佑都(ガラタサライ)
槙野智章(浦和)
吉田麻也(サウサンプトン)
酒井宏樹(マルセイユ)
酒井高徳(ハンブルガーSV)
昌子源(鹿島)
遠藤航(浦和)
植田直通(鹿島)

▽MF
長谷部誠(フランクフルト)
本田圭佑(パチューカ)
乾貴士(エイバル)
香川真司(ドルトムント)
山口蛍(C大阪)
原口元気(デュッセルドルフ)
宇佐美貴史(デュッセルドルフ)
柴崎岳(ヘタフェ)
大島僚太(川崎F)

▽FW
岡崎慎司(レスター・シティ)
大迫勇也(ブレーメン)
武藤嘉紀(マインツ)


キャプテンの長谷部選手、GKの川島選手、長友選手、岡崎選手、本田選手は3大会連続での選出。ケガの影響で「落選危機」と言われていた香川真司選手もなんとか選出されました。W杯初選出は槙野選手、柴崎選手、宇佐美選手、大島選手、武藤選手、乾選手ら12名。一方で、浅野拓磨選手、井手口陽介選手、三竿健斗選手が落選しました。

しかしまぁ~なんでしょうねえ。W杯メンバー発表の時は「サプライズ」が起きていましたけど、今回はサプライズもなく、順当通りの結果となりました。それにチームに勢いを与えてくれそうな若手選手もいない。今回のチームの平均年齢が「28.3歳」と、前回のブラジル大会の26.8歳より1.5歳も上回っています。選手の高齢化で世代交代どころか「世代後退」としか思えません。中島翔哉選手、久保裕也選手、堂安律選手といった海外で実績を残している若手が入っていたらなあ。
西野監督が会見で「1試合1試合数字を取って、グループステージを抜けたい」と、グループステージ突破を目標に掲げていますが、このメンバーでベスト16入りできるのだろうか?ていうか、GSで3試合勝利なし、もしくは1つも勝ち点取れずに終わりそうな気がします。


前日のガーナ戦についてですが、前半にFKで先制点を許し、後半にはPKで追加点を献上。2失点はセットプレー、というよりDF陣のファウルが原因でした。攻撃陣も決定機がいくつかあったんですが、反撃のゴールを決めきることができず。W杯前最後の国内での試合なのに、いい所なく終わったため、観客から大きなブーイングも発生しました。
私もテレビで見てましたけど、弱いですね。監督が変わってうまくといいなと思っていましたが、ハリルホジッチ氏の時と変わってない。2点目を許した時点で見る気が失せました。サポーターが不甲斐ないチームに大ブーイングを浴びせるのも当然ですわ。
日本代表は今年3試合戦って2敗1引き分け。8年前の南アフリカの時より酷いと思います。W杯が近づいているというのに、本当にこれでいいのでしょうか。「まだ時間ある」、「それでも信じてる」、「日本ならできる!」、「ピンチこそチャンスだ」といった前向きな考えを持ってる人もいるだろうけど、代表に対する不信感・失望感・絶望感は増すばかりです。






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西野ジャパン代表メンバー発表。こんなメンバーで本当に大丈夫?

2018年05月18日 | soccer
ロシアW杯開幕まで残り27日の5月18日、サッカー国際親善試合「日本代表VSガーナ代表」(5月30日@埼玉スタジアム2002)の日本代表招集メンバーが発表されました。サッカー日本代表は先月9日、ハリルホジッチ前監督を解任し、西野朗氏が新監督に就任。W杯直前での監督交代は、大きな話題となりました。今回は27人が招集され、その中からW杯メンバー23人が31日に発表されます。果たして誰が選ばれたのか?



日本代表メンバー27人はこちら。
▽GK
川島永嗣(メス)
東口順昭(G大阪)
中村航輔(柏)
 
▽DF
長友佑都(ガラタサライ)
槙野智章(浦和)
吉田麻也(サウサンプトン)
酒井宏樹(マルセイユ)
酒井高徳(ハンブルガーSV)
昌子源(鹿島)
遠藤航(浦和)
植田直通(鹿島)

▽MF
長谷部誠(フランクフルト)
青山敏弘(広島)
本田圭佑(パチューカ)
乾貴士(エイバル)
香川真司(ドルトムント)
山口蛍(C大阪)
原口元気(デュッセルドルフ)
宇佐美貴史(デュッセルドルフ)
柴崎岳(ヘタフェ)
大島僚太(川崎F)
三竿健斗(鹿島)
井手口陽介(クルトゥラル・レオネサ)

▽FW
岡崎慎司(レスター・シティ)
大迫勇也(ブレーメン)
武藤嘉紀(マインツ)
浅野拓磨(シュツットガルト)



GKからはW杯3度目の出場を目指す川島選手ら3人。DFは吉田選手,長友選手など8選手。MFはキャプテンの長谷部選手ら12人が選出。J1リーグで首位を行くサンフレッチェ広島の青山選手は、3年ぶりの代表選出。左足首を痛めていた香川選手は7カ月ぶりの代表復帰。FW陣は海外組4選手が選ばれ、岡崎選手は昨年9月以来の選出となりました。
一方で、ポルトガルリーグで10得点12アシストの活躍を見せた中島翔哉選手、オランダで活躍している堂安律選手、ベルギーの名門・アンデルレヒトでプレーしている森岡亮太選手といった海外勢は招集されませんでした。久保裕也選手も今回のメンバーから外れましたが、西野監督が「追加選出」を示唆しているそうです。


メンバー27人の顔ぶれを見ると、良く言えば「順当」、悪く言えば「ベテランばっかりで若手不在」、「ハリルの時と変わってない」といった感じです。本田・香川・岡崎の「BIG3」が久々に顔を揃いましたが、香川選手と岡崎選手はともに足首のケガ明けで、実戦感覚に不安が残っています。本田選手も新しい監督の下でアピールできるかねえ。
中島選手や堂安選手のようにヨーロッパで1年通して活躍した若手選手が落選したのは残念と言わざるを得ません。海外で試合に出てない選手よりはマシでしょうよ。中島&堂安の他にも、森岡選手、清武弘嗣選手、小林悠選手、杉本健勇選手、小林祐希選手らもメンバー外。むしろ落選組の方が強そうな気がするんですけど。
中島選手が選ばれなかった理由について、西野監督は「中島はポリバレント性がない」と説明。要は「複数のポジションをこなすことができない」ということなのね…。中島選手は3月のマリ戦で代表デビューを果たし、後半終了間際に同点ゴールを決めてました…。W杯本番でもチームの主力になっていたと思うけど。

今度のガーナ戦は、西野体制になって最初の試合であると同時に、W杯前最後の国内での試合です。対戦相手のガーナは、8年前のW杯でベスト8に入っていて、最新のFIFAランクでも50位。西野ジャパンの初陣は試合内容も気になるし、誰がアピールに成功できたのかも見どころと言えるでしょう。今の日本代表は不安と絶望感でいっぱいだけど、精一杯の戦いをしてほしいです。



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サッカー日本代表ハリルホジッチ監督が解任!後任は西野朗氏に決定。

2018年04月10日 | soccer

ロシアW杯開幕まで残り66日となった4月9日、サッカー日本代表に激震が走りました。日本サッカー協会は9日、日本代表の監督を務めているヴァイッド・ハリルホジッチ氏を解任したと発表しました。後任には技術委員長の西野朗氏に決定しました。W杯開幕まで残り66日ですが、この時期での監督交代は異例です。




9日夕方に東京都内で記者会見が行われ、田嶋幸三会長が「日本代表のヴァイッド・ハリルホジッチ監督との契約を7日付で解除した」と述べ、解任理由については「3月のマリ戦とウクライナ戦の後、選手とのコミュニケーションや信頼関係が薄らいだ」と明かし、「1%、2%でもW杯で勝つ可能性を追い求めたい」との事から、ハリル氏の解任を決断したという。
田嶋会長は現地時間7日にフランス・パリのホテルでハリルホジッチ氏と会い、代表監督の解任を直接伝えたそうですが、ハリル氏が「納得できない。なんでこの時期なんだ?」と怒りを露わにしたそうです。
また、ハリルホジッチ監督と同様、コーチのジャッキー・ボヌベー氏、GKコーチのエンヴェル・ルグシッチ氏、フィジカルコーチのシリル・モワンヌ氏の契約解除も決定。

ハリルホジッチ氏は、2005年3月に八百長疑惑で解任されたハビエル・アギーレ前監督の後任として日本代表に就任。初采配となったチュニジア戦を2-0で勝利を挙げると、W杯アジア2次予選では7勝1分け。2016年9月から始まった最終予選では、厳しい戦いが続きながらも6大会連続のW杯出場に導き、6勝2敗2分け・勝ち点20でグループB首位通過。
しかし、本大会出場を決めた後は成績が落ち、11月の欧州遠征でブラジルとベルギーに連敗。国内組のみで臨んだE-1サッカー選手権(東アジアカップ)では、2連勝しながらも、3戦目の韓国戦で1-4と惨敗して優勝を逃しました。今年3月のベルギーでの2連戦では、「仮想セネガル」のマリ戦で1-1の引き分けに終わると、ウクライナ戦でも1-2と敗れました。2試合とも試合内容が低調でした。


西野朗氏を後任にした理由としては、「新監督には内部昇格しかない」と考え、「W杯まで2か月しかなく、内部で一番このチームを見てきた西野氏にした」と説明しました。
西野氏はU-23代表監督時代、日本代表を28年ぶりの五輪出場に導き、1996年アトランタ五輪でブラジル代表を破る「マイアミの奇跡」を実現。柏レイソル時代は1999年のナビスコカップで優勝。ガンバ大阪時代は、2005年のJ1リーグ年間王者、2008年にはAFCチャンピオンズリーグ優勝、さらには天皇杯で連覇を果たし、ガンバの黄金時代を築きました。その後、ヴィッセル神戸、名古屋グランパスの監督を歴任し、J1最多の通算270勝の実績を誇ります。
西野新監督は協会を通じての声明文を出し、「このタイミングでの監督交代は非常に難しいことですが、自分の立場だけを考えるのではなく、現状況を打破することが第一義だと判断し、日本代表の指揮を執ることにしました。ワールドカップに向けて、サッカー界の力を結集していけるように、全身全霊で取り組んでいきます」と述べました。



W杯開幕まで残り2か月での監督交代は、私自身も本当に驚いているんですが、「今になってなぜ?」「遅すぎないか?」という気持ちもあります。W杯出場決定後に監督が変わるのは、日本サッカー史上初の事態。ハリルホジッチ氏から西野氏に変わることで、これまでの戦術が大きく変わるだろうし、チーム全体の準備不足が心配されます。
W杯出場を決めた後、本大会に向けてさらに力をつけるはずが、勝てない試合ばかり。「強化」というより「弱化」、あるいは「凶化」か「狂化」といった感じだ。こんな試合が続くから、見てても全く面白くもない。先日の2連戦なんか殆ど見てなかったです。今の状況では本番で勝ち点を1つも挙げられないだろうし、正直応援する気にもなれないです。
火中の栗を拾う形で日本代表の新監督となった西野さんは、五輪代表、ACL優勝、クラブワールドカップ出場と国際舞台の経験は豊富。W杯本番までの短期間で日本代表を立て直せるかわかりませんが、良い方向に向かわせてくれることを願いたいし、みんなが応援したくなるようなチームを作り上げてほしいです。



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富士ゼロックススーパーカップ2018 セレッソ大阪が川崎フロンターレを返り討ち。

2018年02月10日 | soccer

Jリーグ王者と天皇杯王者が激突する「FUJI XEROX SUPER CUP 2018」が10日、埼玉スタジアム2002で行われました。今年のゼロックス杯は、昨季悲願のJ1王者に輝いた川崎フロンターレと、ルヴァンカップと天皇杯の2冠を制したセレッソ大阪が対戦。昨季の公式戦の直接対決は、セレッソの2勝1敗。2018年シーズン最初のタイトルを獲得するのはどっちだ?



両チームのスタメン
[川崎フロンターレ]
GK 1 チョン・ソンリョン
DF 6 田坂祐介
DF 3 奈良竜樹
DF 5 谷口彰悟
DF 7 車屋紳太郎
MF 21 エドゥアルド・ネット
MF 19 森谷賢太郎
MF 14 中村憲剛
MF 41 家長昭博
MF 8 阿部浩之
FW 11 小林悠

[セレッソ大阪]
GK 21 キム・ジンヒョン
DF 2 松田陸
DF 14 丸橋祐介
DF 22 マテイ・ヨニッチ
DF 23 山下達也
MF 6 山口蛍
MF 7 水沼宏太
MF 10 清武弘嗣
MF 24 山村和也
FW 8 柿谷曜一朗
FW 9 杉本健勇




前半立ち上がりからセレッソがペースを握り、開始45秒に杉本がシュートを放つと、2分に右サイド水沼のクロス→ファーサイド柿谷の折り返し→杉本にボールが渡るも、シュート打てず。前半5分には清武の左CKからチャンスを作りながらも、川崎DFに阻まれます。7分には左サイド清武がクロスを上げ、ゴール前で柿谷と山村が飛び込んだが、柿谷が川崎GKチョン・ソンリョンと交錯。ソンリョンは流血しながらも大事には至らず。
迎えた前半26分、セレッソは左サイドで細かくボールをつなぎ、山村のグラウンダークロス→ニアサイドで杉本がポストプレー→走り込んできた山口が右足をダイレクトに振り抜いてゴールネットを揺らす!序盤から攻め続けたセレッソが先制点をゲットします。
1点を追う川崎は、28分にエドゥアルド・ネットがミドルシュートを放つも枠を外す。33分には家長のパスを受けた阿部のシュートはGKにキャッチされる。36分、ネットの縦パスから、小林が抜け出すもシュートは相手DFに当たり、こぼれ球を憲剛が右足シュートを狙ったが、枠を捉えることができず。前半アディショナルタイム、右サイドのCKを森谷が蹴り、奈良がヘディングシュートを放つと、ゴール前に詰めていた谷口がコースを変えようとするも枠を逸れる。前半はセレッソ1点リードで終了。

後半に入り、川崎は憲剛→FW大久保嘉人、森谷→MF大島僚太と2人選手を入れ替え、セレッソは柿谷→FWヤン・ドンヒョンが入る。後半3分、GKジンヒョンのロングキックから、杉本が頭で落とすと、清武が一気に抜け出し、最後は右足シュート。セレッソが速攻で2点目を奪います。
しかし6分、川崎は車屋がペナルティエリア内で相手に倒されてPKを獲得。このPKをエースの小林が決めて、川崎が2-1と1点差に詰め寄ります。川崎は9分に家長がシュートを放つもDFに直撃。さらにその後、車屋が左サイド突破を図るもセレッソDF松田陸に対応される。セレッソは後半11分、丸橋のFKからヨニッチが飛び込んでヘディングシュートを決めたかと思われたが、オフサイドでゴールが認められず。後半16分、清武がチームメイトの杉本と交錯。清武は首などを痛め、MF高木俊幸と交代した。
後半29分、セレッソはヤンドンヒョンが中盤で相手ボールを奪うと、逆サイドの高木にパス。高木が低いクロスを入れると、ファーサイドでフリーになっていた杉本がシュートを放ったが、クロスバーの上…。後半32分、山口の縦パスを受けたヤンドンヒョンが前線にスルーパスを送り、抜け出した高木が右足シュートを決め、セレッソが3-1と突き放します。
2点差とされた川崎は、後半36分に途中出場の知念慶が右サイドでクロスを上げ、ゴール前で大久保と長谷川竜也の2人が飛び込んだが、長谷川のシュートは枠外。後半41分、ネットのロングパス→小林がシュートするもキーパーに抑えられる。後半アディショナルタイム、左サイド・長谷川の折り返しを、大久保がワンタッチで押し込んで1点差に追い上げるも反撃はここまで。試合は3-2でセレッソ大阪が競り勝ちました。


昨年のルヴァンカップと同じ顔合わせとなった一戦は、セレッソ大阪が川崎フロンターレを下し、ゼロックススーパーカップ初制覇を果たしました。天皇杯優勝チームがスーパー杯を制したのは、2008年のサンフレッチェ広島以来(あの時は準優勝チーム)10年ぶりとなります。山口選手と清武選手の代表組が揃ってゴールを決め、エースの杉本選手はポストプレーで2アシストを記録。3点目のシーンは新戦力の2人が得点に絡み、高木選手がゴール、ヤンドンヒョン選手がアシスト。浦和レッズから完全移籍の高木選手は、古巣本拠地で結果を残しましたな。
今季は国内主要3冠+ACLの「4冠制覇」を目標に掲げているセレッソ大阪。今年最初のタイトルを獲得し、幸先の良いスタートを切りました。しかし、セレッソといえば、好成績の翌年は下位に沈むというジンクスがあるので…。今年も上位争いできるだろうか?

川崎フロンターレは守備が乱れて完敗といった内容。立ち上がりから押し込まれると、後半はカウンターで失点されるところもありました。エースの小林悠選手と、2年ぶりに戻ってきた大久保選手にゴールが生まれたのは良かったことだが…。今季の川崎は「DAZNマネー」による大型補強を実行し、大久保選手と斎藤学選手などを獲得。横浜Fマリノスの10番でキャプテンを務めていた斎藤選手の移籍の件は、大きな騒ぎとなりましたが…。斎藤選手は現在、怪我した右ひざのリハビリ中で、戦列復帰は5月過ぎ~夏以降になるでしょう。斎藤選手には周囲が絶賛するくらいの活躍を見せてほしいです。

セレッソと川崎はこの後、AFCチャンピオンズリーグで2試合戦います。川崎は13日にホームで上海上港、20日はアウェーで蔚山現代と対戦。セレッソは14日に済州ユナイテッド戦、21日は広州恒大戦が控えています。日本勢は他にも、鹿島アントラーズと柏レイソルが出場。昨年の浦和レッズに続き、Jリーグ勢がACLで優勝なるか?




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第96回全国高校サッカー選手権決勝戦 前橋育英が流経大柏の壁を破って全国制覇!

2018年01月08日 | soccer

第96回全国高校サッカー選手権大会の決勝戦・流通経済大学附属柏(千葉)VS前橋育英(群馬)は、成人の日の8日、埼玉スタジアム2002で行われました。夏冬2冠に王手を懸けた流経大柏は、準決勝まで未だに失点ゼロ。決勝でも無失点に抑え、市立船橋以来の無失点優勝となるか?対する前橋育英は2年連続決勝進出。今大会7得点を挙げている飯島陸選手を中心に、4試合15得点。攻めの前橋育英VS堅守の流経大柏の一戦は、試合終了までハラハラドキドキの試合展開となりました。



両チームのスタメン
[流通経済大柏高]
GK 1 薄井覇斗(3年)
DF 2 近藤立都(3年)
DF 5 関川郁万(2年)
DF 6 瀬戸山俊(3年)
DF 12 佐藤蓮(3年)
DF 20 三本木達哉(3年)
MF 4 宮本優太(3年)
MF 10 菊地泰智(3年)
MF 24 宮本泰晟 (3年)
FW 11 安城和哉(3年)
FW 14 熊澤和希(2年)

[前橋育英高]
GK 12 湯沢拓也(3年)
DF 2 後藤田亘輝(3年)
DF 3 角田涼太朗(3年)
DF 5 松田陸(3年)
DF 15 渡邊泰基(3年)
MF 7 塩澤隼人(3年)
MF 8 五十嵐理人(3年)
MF 9 田部井悠(3年)
MF 14 田部井涼(3年)
FW 10 飯島陸(3年)
FW 22 榎本樹(2年)



まず前半5分、前橋育英は縦パスから飯島がシュートを打つが、流経大DF瀬戸山がブロック。流経大柏は11分、左サイドで菊地が相手をかわしてクロス→ニアサイドの安城の頭上を越えると、ファーサイドを駆け上がった宮本が足を伸ばすも合わせられず。19分、流経大柏はゴールほぼ正面の位置からのFKでトリックプレーを見せ、右サイド・宮本がクロス→菊地のヘディングは失敗。セカンドボールも拾ったが、育英DFがクリア。22分には三本木が右足ミドルシュートを放つもクロスバーの上。
前橋育英は26分、ヘディングでボールをつなぐと、ペナルティエリア内でボールを拾った飯島がPA左の位置からシュート。しかし、流経大・三本木が対応する。27分、右CKを渡邊がボールを落とすと、PA外にいた飯島が左足を振り抜いたが、強烈なシュートはクロスバーを越えた。前半アディショナルタイム、流経大柏のカウンターを前橋DF角田が阻止すると、前線に流れたボールに反応した飯島がDFラインの裏に抜け出してシュート。ゴールに吸い込まれるかと思ったら、ポスト左に弾かれて先制ならず。結局前半は0-0で終了。

後半も一進一退の攻防。流経大柏は後半5分に熊沢に代えて、準決勝でスーパーゴールを決めたMF加藤蓮を投入すると、後半11分にはMF石川貴登もピッチに入る。後半15分、左サイド・近藤のクロス→ニアサイドで宮本がヘディングシュート。しかし、前橋GK湯沢がジャンピングセーブ。
前橋育英も後半18分、五十嵐が左サイドにパスを出すと、渡邊がドリブルで相手DFをかわすもシュート打てず。19分には五十嵐が田部井涼とのワンツーから左足シュートを放ったが、クロスバーに当たってゴールならず。後半20分には左サイドからチャンスを作り、榎本縦パス→田部井のグラウンダー折り返し→代わったばかりのFW宮崎鴻のシュートはDFに阻まれる。21分には左サイドのクロスに宮崎が頭で合わせたが、GKにキャッチされる。
後半23分、流経大柏はGKのロングキックから、石川がシュートを狙ったが、前橋GK湯沢が防ぐ。こぼれ球を池田が詰め寄るが、キーパー抑える。後半29分には左サイドのクロスに途中出場のFW池田啓利がダイビングヘッドを試みるが、前橋DF渡邊もダイビングヘッドでクリア。
後半34分、前橋育英は敵陣で塩澤の右足シュートが相手DFに当たり、ゴール方向に飛んだボールを流経大GK薄井が間一髪パンチでクリア。続く右からのCKをDF松田がヘディングで合わせたが、ゴール前で相手DFに阻まれる。こぼれ球を塩澤がファーサイドからボレーシュートを狙うもDFに当たり、さらには角田の左足シュートも決められない!流経大柏DF陣が体を張った守りで、ゴールを割らせません!
このまま両チーム無得点のまま90分が終わるかと思われた後半アディショナルタイム、ついに試合が動きます。左サイドで田部井涼→榎本の落とし→前線でボールを受けた飯島がPA右でGKをかわしてシュートを放つもDF直撃。しかし、こぼれ球を拾った榎本の右足シュートがゴール右隅に突き刺さった!前橋育英がついに流経大柏のゴールをこじ開け、試合の均衡を破る!追い込まれた流経大柏は、前線にボールを放り込むも味方に繋がらず試合終了。前橋育英が流経大柏を破り、選手権初優勝!



全国4093校の頂点を決める戦いは、前橋育英の分厚い攻撃を流経大柏が耐え凌ぐ展開が続きました。特に後半35分のCKのシーンでは、普通ならゴールマウスに入っていたであろうシュートが3本もありましたが、その度に流経大DF陣が防いだので、思わず「なぜだー!」って叫んじゃいましたよ。それでも、終了間際に榎本選手がゴールを決め、前橋育英が1-0で流経大柏を下しました。緊迫からの劇的な幕切れ、決勝戦にふさわしい熱い戦いでした。最後まで戦い切った両チームの選手に拍手を送りたいです。高校サッカーって本当にいいもんですね~。
前橋育英は21回目の出場で悲願の初優勝。関東勢の優勝は90回大会の市立船橋以来です。3年前は星稜に敗れ、前回は青森山田に0-5の大敗。3度目の決勝で、それまでの屈辱を晴らしました。大会得点王の飯島選手は、流経大柏の三本松選手のマークに苦しむ場面もありましたが、惜しいシュートが何本もありました。卒業後はプロではなく、大学進学を予定とのこと。2年後の東京五輪の日本代表に選ばれるといいですね。優勝を決定づける値千金のゴールを挙げた榎本選手は、準決勝戦のあと「決勝ではゴールを決めたい」と話していましたが、見事に宣言通りとなりました。まだ2年生ですから、来年も全国の舞台で活躍が期待されることでしょう。
インターハイとの2冠を逃した流経大柏は、後半44分まで前橋育英を0点に抑えていたけど、アディショナルタイムに今大会初失点…。敗れはしましたが、DF陣の集中力の高さには感心しました。

第96回全国高校サッカー選手権大会は、前橋育英高校の初優勝で閉幕。今大会は富山第一、星稜、東福岡、青森山田と歴代の優勝校が早々と敗退した一方、明秀日立や日本文理といった新鋭校、ベスト4入りした上田西高校の躍進ぶりが光りました。来年の大会も、高校生たちの輝く姿と熱い戦いを期待したいと思います。







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