日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

2025年のクラシックの主役へ!クロワデュノールが3戦無敗でホープフルS制覇!

2024年12月29日 | 競馬

2024年のJRA最終開催日となった28日は、中山競馬場で2歳中距離王決定戦・第41回 ホープフルステークス(GI・芝2000m 18頭立て)が行われました。GⅠ昇格後はサートゥルナーリア、無敗3冠馬・コントレイル、さらには先日の有馬記念を制したレガレイラとGⅠ馬を輩出しているこのレース、今年は2連勝で東京スポーツ杯2歳ステークスを勝った⑥クロワデュノールをはじめ、札幌2歳ステークス覇者⑫マジックサンズ、⑱マスカレードボール&⑮ピコチャンブラックの「アイビーステークス組」、京都2歳ステークス2着①ジョバンニ、母はアパパネ⑰アマキヒ、中央GⅠ完全制覇に王手の武豊騎乗⑦ヤマニンブークリエなどが参戦しました。



正面スタンド前でのスタートで、クロワデュノールが絶好の飛び出しを見せるが、⑬ジュンアサヒソラがハナに立つ。③ジェットマグナム2番手、ピコチャンブラックが3番手につける。クロワデュノールは4,5番手あたり、マジックサンズとヤマニンブークリエとジョバンニは中団、アマキヒはやや後ろのポジションでゴール板を通過する。
1,2コーナーから向正面に入るところで、ジュンアサヒソラが先頭、2番手ジェットマグナム、3番手ピコチャンブラック、4番手②ショウナンマクベス。5番手④クラウディアイ、外側6番手にマジックサンズが並ぶ。7番手⑯ジュタ、8,9番手の位置にクロワデュノールとジョバンニ並走。その後ろの10番手に⑩アスクシュタイン。11番手ヤマニンブークリエ、12番手⑤レーヴドロペラ、大外から⑪ファウストラーゼンが一気に上昇。後方勢はアマキヒ・⑧デルアヴァー・マスカレードボールがいて、レーヴドロペラが後方に下がり、後方2番手⑭リアライズオーラム、最後方に⑨アリオーンスマイル。
3,4コーナー中間地点で、前を行くファウストとアサヒソラが後続を引き離し、クロワが3番手に浮上。ジュタが外に回り、ピコチャン中団に下がる。マジサンとマスカレードとブークリエも後ろの位置。
4コーナーから最後の直線に入ってすぐにファウストラーゼンが先頭に立つ。まさかの大金星か!?しかし、残り200mで外から追うクロワデュノールがファウストを抜き去った。残り100mでジョバンニが2番手に上がり、さらにはジュタも追い込んでくるが、クロワデュノールが快勝でゴールイン!2番手にジョバンニ、ファウストラーゼンが3着と粘りました。



【ホープフルステークス 全着順】
1着⑥クロワデュノール
2着①ジョバンニ
3着⑪ファウストラーゼン 
4着⑯ジュタ 
5着④クラウディアイ
6着⑩アスクシュタイン 
7着③ジェットマグナム 
8着⑤レーヴドロペラ 
9着⑧デルアヴァー 
10着②ショウナンマクベス
11着⑱マスカレードボール
12着⑬ジュンアサヒソラ 
13着⑮ピコチャンブラック
14着⑦ヤマニンブークリエ
15着⑭リアライズオーラム
16着⑫マジックサンズ 
17着⑰アマキヒ 
18着⑨アリオーンスマイル

【払戻金】
単勝 ⑥180円
複勝 ⑥120円   ①280円   ⑪3,810円
枠連 1⃣-3⃣ 1,160円
馬連 ①-⑥1,100円
馬単 ⑥-①1,310円
ワイド ①-⑥ 450円 ⑥ー⑪ 15,600円 ①-⑪ 47,860円
3連複 ①-⑥-⑪ 140,500円
3連単 ⑥-①-⑪ 293,380円



今年最後のGⅠレースは、1番人気のクロワデュノールが直線突き抜け、2着に2馬身差をつける快勝。デビューから負けなしの3連勝で2歳中距離王の座に就きました。2着のジョバンニは2戦目の野路菊ステークスから3戦連続2着。3着のファウストラーゼンは、単勝17番人気のブービー人気で、オッズも303.3倍がつきました。向正面で動き出すと、3コーナーで先頭に追い付き、直線で一番前に出た時は大波乱が起きるかと思われました。残り200mでクロワに抜かれた後も良く粘りましたね。17番人気が来たことで、3連単で29万円台の高配当。
その他の上位人気ですが、4番人気のマスカレドボール11着、3番人気のピコチャンブラックは13着、2番人気のマジックサンズは16着。デビュー2年目の佐々木大輔騎手も上位人気馬でGⅠを勝つには厳しかったか。ヤマニンブークリエは14着に終わり、武豊騎手の中央GⅠフルコンプリートは来年以降に持ち越し。
優勝したクロワデュノールは、栗東・斎藤崇史厩舎に所属し、父・キタサンブラック、母・ライジングクロス。鞍上の北村友一騎手は、クロノジェネシスで制した2020年の有馬記念以来4年ぶりのGⅠ制覇。2021年5月に落馬負傷で1年以上も長期離脱。背骨を8本折る重傷を負いました。騎手生命の危機を乗り越え、涙のGⅠ勝利。来年は自身初のクラシック制覇となるでしょうか。
クロワデュノールは6月の新馬戦で2着に2馬身半差の完勝を果たすと、2戦目の東スポ杯ではサトノシャイニングとの叩き合いを制して2連勝。この日のホープフルは初めての右回り&距離延長でしたが、難なくクリア。出入りの激しいレースでも力を存分に発揮。3戦3勝で2025年のクラシックに名乗りを上げました。東スポ杯とホープフルを連勝したのは、コントレイルと同じ。今からクロワの「無敗三冠」を期待したくなっちゃいます。果たして今後、クロワの強力なライバルは現れるのだろうか?



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