日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

いざBCクラシックへ!フォーエバーヤングがジャパンダートクラシック完勝!

2024年10月02日 | 競馬

3歳ダート三冠の最終戦「第26回ジャパンダートクラシック」(GⅠ・2000m 15頭立て)が2日、東京・大井競馬場で行われました。昨年までは「ジャパンダートダービー」というタイトルでしたが、今年から「ジャパンダートクラシック」に名称変更、さらには秋開催に変更されました。リニューアル1回目となる今年は、JRA勢からはケンタッキーダービー3着以来のレースに挑む①フォーエバーヤング、東京ダービーを制した④ラムジェット、不来方賞を勝った⑫サンライズジパング、レパードステークス優勝⑩ミッキーファイト、東京ダービー2着⑨サトノエピック、⑮ポッドロゴ、③カシマエスパーダの7頭が参戦。地方勢は京浜盃で中央勢撃破⑥サントノーレ(大井)、東京Dで4着⑦シンメデージー(高知)、無敗で東北優駿を制した②フジユージーン(岩手)、⑪ブラックバトラー(北海道)などが出走しました。



単勝の人気は、1番人気がフォーエバーヤング(1.7倍)、2番人気ラムジェット(3.6倍)、3番人気ミッキーファイト(6.5倍)、4番人気のサンライズジパング(7.0倍)までが10倍以下でした。


スタートでフォーエバーヤングとサトノエピックが少し躓き気味、ブラックバトラーも少し出遅れ。正面スタンド前の先行争いで、カシマエスパーダがスッと前に出る。サンライズジパング2番手、フォーエバーヤングも3番手につける。4番手グループにサトノエピックとサントノーレ、フジユージーンがいる。シンメデージーとラムジェットとミッキーファイトは中団の位置でゴール板を過ぎて行った。
1,2コーナーを通過し、向正面に入るところで、カシマエスパーダが単独先頭、フォーエバーヤングが2番手、サンライズジパング3番手、内側4番手フジユージーン。5番手サトノエピック、6番手サントノーレ、7番手からラムジェットが早くも動いて先頭争いに加わる勢い。ミッキーファイトは8番手。9番手ポッドロゴ、10番手シンメデージー、11,12番手の位置に⑬ケンタッキースカイ(浦和)と⑧ポンドボーイ(大井)、後方勢はブラックバトラー、⑭クルーミーズクライ(大井)、⑤クニノトキメキ(船橋)と続く。
外回り3コーナーを回り、先頭争いはエスパーダ・フォーエバー・サンジパ・ラムの4頭が横並びになるが、3,4コーナー中間で再びエスパーダが先頭、フォーエバー2番手、サンジパ3番手、ラム4番手。サント5番手、エピック6番手、ファイトは外に持ち出した。
4コーナーからラストの直線に入った直後、フォーエバーヤングが先行するカシマエスパーダを抜いて先頭に浮上!大外からミッキーファイトが脚を伸ばして2番手に上がってくる。サンライズジパングとサントノーレは4,5番手で競り合い、ラムジェットは6番手。残り200mを切って、フォーエバー先頭、2番手のファイトが差を詰めにかかるが、フォーエバーヤングがそのまま先頭でゴールイン!ここでは負けないフォーエバーヤング、3歳ダート界の頂点に立ちました!



【ジャパンダートクラシック 全着順】
1着①フォーエバーヤング
2着⑩ミッキーファイト 
3着⑫サンライズジパング
4着④ラムジェット 
5着⑦シンメデージー 
6着③カシマエスパーダ
7着⑥サントノーレ
8着⑧ポンドボーイ
9着⑮ポッドロゴ 
10着②フジユージーン 
11着⑪ブラックバトラー 
12着⑬ケンタッキースカイ
13着⑨サトノエピック 
14着⑭クルーミーズクライ
15着⑤クニノトキメキ

【払戻金】
単勝 ① 170円
複勝 ①110円  ⑩ 150円  ⑫ 160円
枠複 1⃣-6⃣ 640円
枠単 1⃣-6⃣ 1,010円
馬複 ①-⑩ 600円
馬単 1⃣-6⃣ 860円
ワイド 1⃣-6⃣ 250円  ①-⑫ 230円  ⑩-⑫ 430円
三連複 ①-⑩-⑫ 990円
三連単 ①-⑩-⑫ 3,150円


3歳ダートの頂上決戦・ジャパンダートクラシックは、圧倒的1番人気だったフォーエバーヤングが完勝し、3歳ダート日本一の座に輝きました。2着には外から追い込んだミッキーファイト、3着にはサンライズジパングが入りました。東京ダービー馬のラムジェットは、向正面で早仕掛けを見せるも直線伸びず4着。高知所属のシンメデージーが5着と好走。東京ダービーに続き、地方勢最先着&掲示板を確保しました。スタートからレースを引っ張った5番人気のカシマエスパーダが6着、サントノーレは6着でした。
「ジャパンダートクラシック初代王者」のフォーエバーヤングは、昨年12月の全日本2歳優駿以来となるGⅠ2勝目をマーク。重賞も国内外合わせて通算5勝目です。鞍上の坂井瑠星騎手は前身のJDD時代を含めて同レース2勝目。矢作芳人調教師は3勝目、馬主の藤田晋氏(サイバーエージェント社長)は初勝利です。
今年に入ってからはサウジダービーとUAEダービーに勝利。中東遠征2連勝の勢いに乗ってケンタッキーダービーに参戦し、ゴール前叩き合いの末に3着。日本馬初のケンタッキーダービー制覇まであと一歩及びませんでした。この日は前走から約5か月の休み明けで臨み、スタートで危なっかしい場面もありましたが、ラストの直線に入ってすぐに抜け出し、ミッキーファイトの猛追を抑えました。久しぶりの日本国内のレースでしたけど、格の違いを見せましたね。
JDCの後は、11月2日(現地時間)にデルマー競馬場で行われる「ブリーダーズカップクラシック」に参戦するため再びアメリカに渡ります。古馬と初めて対戦するので、これまで以上に厳しい戦いが強いられますが、好走を願うばかりです。昨年は日本馬のデルマソトガケが2着に入り、BCクラシック制覇に近づきつつあります。もしフォーエバーがBCクラシックを勝ったら、「最優秀ダートホース」&「最優秀3歳牡馬」の同時受賞もあり得るぞ。
矢作厩舎と藤田社長、坂井騎手の海外ビッグレース挑戦はこれだけに留まらず、シンエンペラーが凱旋門賞(10月6日@パリロンシャン競馬場)に挑戦します。兄のソットサスは2020年の凱旋門賞を勝っており、兄弟制覇の期待もかかっておりますが・・・。レース当日は雨の可能性が高いみたいです。とにかくGood luck。








  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2024秋のGⅠシリーズ開幕!骨折明けのルガルが短距離界の頂点に!

2024年09月29日 | 競馬

2024年秋のGⅠシリーズ開幕戦・第59回スプリンターズステークス(GⅠ・芝1200m 16頭立て)が29日、中山競馬場で行われました。ソダシの妹⑥ママコチャ、高松宮記念優勝⑦マッドクール、3年連続参戦⑤ナムラクレアの昨年の1~3着馬が揃って参戦。他にもサマースプリントシリーズ覇者⑦サトノレーヴ、セントウルステークス優勝②トウシンマカオ、アイビスサマーダッシュ優勝⑪モズメイメイ、唯一の3歳馬⑩ピューロマジック、1400m重賞3勝③ウインマーベル、骨折からの復帰戦⑬ルガル、さらに香港から⑭ビクターザウィナーと⑨ムゲンの2頭が参戦しました。


スタートで①オオバンブルマイが少し遅れ、サトノレーヴも少し後手気味。ビクターザウィナーと⑯ウイングレイテストがポンと飛び出したが、ピューロマジックが先手を奪う。2番手ウイングレイテスト、3番手ルガル、4番手ビクターザウィナー。5,6番手の位置にマッドクールとママコチャ、その後ろの7番手にトウシンマカオ、8番手⑮ヴェントヴォーチェ、9,10番手のところにウインマーベルとサトノレーヴ。11番手④エイシンスポッター、12番手ナムラクレア、13番手ムゲン、14番手モズメイメイと続き、15番手⑪ダノンスコーピオン、最後方にオオバンブルマイ。
3コーナーを過ぎて、先頭のピューロが大逃げを打ち、前半600mを32秒0で通過。グレイテスト2番手、ルガル3番手、ビクター4番手は変わらず。コチャ5番手、マッド6番手、マカオ中団、サトノレとクレアはまだ中団より後ろの位置。
4コーナーから最後の直線に入ってもピューロマジックが先頭をひた走るが、2番手からルガル、さらに外からビクターザウィナーも追い込んでくる。残り200mを切ってもママコチャ、サトノレーヴ、ナムラクレア、トウシンマカオ、マッドクールが来ていない。残り100mでルガルがピューロをかわして先頭に立つと、内からマカオ、真ん中からコチャ、大外からクレアが突っ込んでくるが、ルガルがそのまま先頭でゴール!伏兵・ルガルが強敵を退け、秋のスプリント王に輝きました!


【スプリンターズステークス 全着順】
1着⑬ルガル
2着②トウシンマカオ
3着⑤ナムラクレア 
4着⑥ママコチャ 
5着③ウインマーベル
6着⑭ビクターザウィナー
7着⑫サトノレーヴ 
8着⑩ピューロマジック
9着④エイシンスポッター 
10着⑧モズメイメイ 
11着①オオバンブルマイ 
12着⑦マッドクール
13着⑨ムゲン
14着⑯ウイングレイテスト
15着⑪ダノンスコーピオン
16着⑮ヴェントヴォーチェ

【払戻金】
単勝 ⑬ 2,850円
複勝 ⑬ 720円  ② 370円  ⑤ 300円
枠連 1⃣-7⃣ 3,370円
馬連 ②-⑬ 15,840円
馬単 ⑬-② 39,400円
3連複 ②-⑤-⑬ 36,810円
3連単 ⑬-②-⑤ 299,070円
ワイド ②-⑬ 4,620円  ⑤-⑬ 3,800円  ②-⑤ 1,240円


秋のスプリント王を決める一戦は、単勝9番人気のルガルが、直線残り200mで逃げるピューロマジックを捕らえると、後続勢の追撃を凌いで優勝しました。2着には内から伸びて来たトウシンマカオ、3着のナムラクレアは昨年と同じ順位。自身8度目のGⅠ挑戦も悲願成就とはなりませんでした。
前回の勝ち馬・ママコチャもゴール前追い上げたものの4着止まり。1番人気のサトノレーヴは伸びきれず7着。芝1200m戦で6連勝、函館スプリントステークス、キーンランドカップと重賞2連勝の勢いが見られなかったですね。スプリントGⅠ春秋連覇を目指したマッドクールも12着。香港勢はビクターザウィナーが6着、ムゲンも13着という結果でした。
GⅠ初制覇のルガルは、今年1月のシルクロードステークス以来となる重賞2勝目。通算でも4勝目をマーク。鞍上の西村淳也騎手はデビュー7年目でGⅠ初勝利。杉山晴紀調教師と馬主の江馬由将さんはスプリンターズS初勝利。ドゥラメンテ産駒もスプリントGⅠ初制覇となりました。
ルガルはシルクロードステークスで完勝した後、高松宮記念で1番人気になりながらも10着。レース後には左脚を骨折して長期間の休養に入りました。半年後に復帰し、いきなりGⅠ挑戦なんて無謀かと思っていましたが、まさかの優勝。正直ルガルが来るとは思わなかったです。骨折明けでGⅠを勝ったというのは、1993年有馬記念のトウカイテイオーを思い出しました。ルガルの馬名の由来はシュメール語で「王」。骨折を乗り越え、その名の通りの結果を残し、「JRA賞最優秀スプリンター」争いで一歩リード。「最弱世代」といわれる現4歳牡馬世代の希望の星となれるでしょうか?









  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

帝王賞2024 キングズソードが大井で再びGⅠタイトル獲得!

2024年06月26日 | 競馬

2024年上半期のダート戦線の総決算・第47回帝王賞(GⅠ・2000m 13頭立て)が26日、東京・大井競馬場で行われました。JRA勢からは2連覇中の⑪メイショウハリオ、昨年のJBCクラシックを勝った⑫キングズソード、2022年3歳ダート王⑤ノットゥルノ、今年のドバイワールドカップに挑んだ⑧ウィルソンテソーロ、今度こそGⅠで結果を出したい⑦セラフィックコール、川崎記念2着①グランブリッジ、交流重賞2勝③ディクテオンの7頭が参戦。地方勢からは7連勝中の④サヨノネイチヤ(大井)、川崎記念で中央勢撃破②ライトウォーリア(川崎)、⑩バーデンヴァイラー(川崎)などが参戦しました。



レースは13頭揃ったスタートで始まり、スタンド前の先行争いで、ライトウォーリアが前に出る。バーデンヴァイラーとキングズソードが2,3番手につけ、ノットゥルノ・サヨノネイチヤ・ウィルソンテソーロが5番手を争う。セラフィックコールとメイショウハリオは中団よりうしろに控えた。
1,2コーナーを通過して向正面に差し掛かり、ライトウォーリアが先頭、2番手にバーデンヴァイラー、3番手キングズソード、4番手グランブリッジ、その後ろの5番手にウィルソンテソーロ追走。6,7番手の位置にサヨノネイチヤとノットゥルノが並んでいる。8番手グループにはディクテオン・セラフィックコール・メイショウハリオの3頭が固まっている。前の集団より離れた後方勢は、11番手に⑥トランセンデンス(高知)、12番手⑬ヒロイックテイル(高知)、最後方に⑨マースインディ(大井)。
外回り3,4コーナー中間のところで、先頭争いはライト・ヴァイラー・ウィルソン・キンソーさらにノットゥルノも加わり、5頭横一線の状態。ネイチヤは6,7番手あたり、ハリオとセラフィックはまだ中団。
4コーナーから最後の直線に入って、キングズソードが先頭に躍り出る。ライトウォーリアが内で頑張り、外からウィルソンテソーロも追い込んでくる。サヨノネイチヤとノットゥルノも追い上げるが苦しいか。さらに一番外からディクテオンが末脚を伸ばす。残り200mでキンソーが抜け出し、ウィルソン2番手、ディクテオンが3番手に上がったが、キングズソードがそのまま押し切り先頭でゴール!キングズソードがまたも大井2000mの舞台でGⅠを制しました!



【帝王賞 全着順】
1着⑫キングズソード
2着⑧ウィルソンテソーロ
3着③ディクテオン 
4着①グランブリッジ
5着④サヨノネイチヤ
6着②ライトウォーリア
7着⑤ノットゥルノ 
8着⑦セラフィックコール
9着⑪メイショウハリオ 
10着⑩バーデンヴァイラー
11着⑬ヒロイックテイル 
12着⑥トランセンデンス 
13着⑨マースインディ


【払戻金】
単勝 ⑫ 450円
複勝 ⑫ 160円  ⑧ 140円  ③ 640円
枠連 6⃣-8⃣ 660円
枠単 8⃣-6⃣ 1,530円
馬連 ⑧-⑫ 660円
馬単 ⑫-⑧ 1,460円
ワイド ⑧-⑫ 310円  ③-⑫ 1,740円  ③-⑧ 1,900円
3連複 ③-⑧-⑫ 7,270円
3連単 ⑫-⑧-③ 26,720円



上半期のダート頂上決戦は、3番人気のキングズソードが、最後の直線に入ってすぐに先頭に立つと、ウィルソンテソーロらの追撃を退けて優勝しました。1番人気のウィルソンテソーロはGⅠ3度目の2着。3着には9番人気の伏兵・ディクテオンが入りました。紅一点のグランブリッジが4着の後、サヨノネイチヤが地方馬最先着の5着。川崎記念馬のライトウォーリアも6着、2番人気のセラフィックコールは8着、史上初の帝王賞3連覇を狙ったメイショウハリオは9着に終わりました。
勝ったキングズソードは、昨年11月のJBCクラシック以来となるGⅠ2勝目。鞍上の藤岡佑介騎手、寺島良調教師はともに帝王賞初勝利。藤岡佑介騎手に至っては、今年4月に落馬事故で亡くなった弟の康太騎手への弔い星となりましたね。
JBCの時は2着に4馬身差をつけての圧勝。その後は東京大賞典で5着、フェブラリーステークスも5着、前走のかしわ記念は4着と惜しいレースが続きました。この日は藤岡騎手とのコンビで臨み、道中は3番手を追走し、直線早めに抜け出しての快勝。久しぶりにキングの名に相応しい走りを見せました。今後もまだまだGⅠを勝つと思うし、レモンポップとの対戦も実現するといいですね。「真のダート界のキング」を目指して、戦いはこれからも続きます。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

浦和競馬にGⅠがやって来た!レモンポップがさきたま杯を完勝!

2024年06月19日 | 競馬

上半期のダート短距離王決定戦・第28回さきたま杯(GⅠ・ダート1400m 12頭立て)が19日、浦和競馬場で行われました。1997年の第1回目にGⅢからはじまり、2011年にGⅡに格上げ、そしてついに今年GⅠに昇格。浦和競馬場にとっても初めての常設GⅠとなりました。記念すべきGⅠ初年度の今年は、昨年の最優秀ダートホース⑦レモンポップ、昨年のJBCスプリントを制した兵庫の英雄⑤イグナイター、かしわ記念を勝った②シャマルのGⅠ馬3頭の他に、⑪タガノビューティー、⑨バスラットレオン、⑧サンライズホークのJRA勢、③サヨノグローリー、⑩オメガレインボー、④アマネラクーン、⑥ティーズダンクの浦和勢が参戦しました。(スピーディキック出てほしかったな・・・)



スタンド前のスタートで、ティーズダンクが少し躓くも大丈夫。先行争いで①アランバローズ(船橋)とシャマルの2頭が前に出ると、レモンポップも先行争いに加わる。イグナイター4番手、バスラットレオン5番手。サンライズホークは中団の後ろ、タガノビューティーは最後方でゴール板を通過。
1,2コーナーを過ぎて向正面に入り、アランバローズ先頭、2番手レモンポップ、3,4番手にシャマルとバスラットレオンが並ぶ。5番手にイグナイター、6番手オメガレインボー、7番手アマネラクーン、8番手サンライズホーク、9番手オメガビューティー、10番手サヨノグローリー、11番手ティーズダンク、最後方に⑫リコーシーウルフ(船橋)。
かなり縦長の状態で3コーナーを回り、レモンが早くも先頭、シャマルが2番手、イグナイターが3番手に浮上。バスラット4番手。ビューティー5番手に浮上。
4コーナーならラストの直線で、レモンポップがまだ先頭。イグナイターとシャマルが懸命に追いかけ、残り100mでイグナイターが2番手に上がる。しかし、レモンポップがそのまま押し切って先頭ゴール!イグナイター2着、シャマル3着、タガノビューティー追い上げるも4着まで。


【さきたま杯 全着順】
1着⑦レモンポップ 
2着⑤イグナイター 
3着②シャマル 
4着⑪タガノビューティー
5着③サヨノグローリー 
6着⑥ティーズダンク 
7着⑨バスラットレオン
8着⑩オメガレインボー
9着⑫リコーシーウルフ
10着④アマネラクーン 
11着⑧サンライズホーク
12着①アランバローズ 

【払戻金】
単勝 ⑦ 120円
複勝 ⑦ 100円  ⑤ 130円  ② 110円
枠複 5⃣-6⃣ 340円
枠単 6⃣-5⃣ 410円
馬複 ⑤-⑦ 360円
馬単 ⑦-⑤ 410円
ワイド ⑤-⑦ 170円  ②-⑦ 130円  ②-⑤ 300円
3連複 ②-⑤-⑦ 330円
3連単 ⑦-⑤-② 900円



GⅠとして最初のさきたま杯は、ダートGⅠ3勝のレモンポップが単勝1.2倍の圧倒的1番人気にしっかりと応えて快勝。先行するアランバローズをマークすると、3コーナーで先頭に浮上。ラストの直線ではイグナイターとシャマルの追い上げを抑えました。これでレモンポップはGⅠ4勝目。地方の交流GⅠは2勝目であります。鞍上の坂井瑠星騎手は浦和の交流重賞で初勝利です。
イグナイターはレモンポップから2馬身差の2着。昨年のマイルチャンピオンシップ南部杯では6馬身差をつけられましたが、その時よりは縮まりました。3着のシャマルは、黒船賞、かしわ記念に続いての重賞3連勝とはならず。海外遠征帰りのワンツー決着で、配当も堅く収まりました。
その他、4番人気のタガノビューティーが4着。浦和勢はサヨノグローリーが5着と掲示板を確保し、地元の意地を見せました。他にもティーズダンクが中央馬のバスラットレオンに先着しております。

レモンポップは昨年、ダートGⅠ3勝を挙げる活躍を見せて「JRA賞最優秀ダートホース」に選出。今年2月には「サウジカップ」に挑戦しましたが、12着と大敗しました。この日は前走から約4か月ぶりのレースでしたが、ダート国内最強の貫禄を示しました。観客たちも大喜びでしたなぁ。
下半期はかしわ記念をステップに、JBCスプリントもしくはチャンピオンズカップが目標かもしれません。アメリカの「ブリーダーズカップ」に行くのはあり得ない。中東で惨敗している馬が、アメリカで結果を残すとは思えないし。今年のJBCは佐賀競馬場で開催されるので、「ぜひ佐賀に来てほしい」と期待する九州のファンもたくさんいると思います。個人的にはレモンが右回りで勝つところも見てみたいですね。





  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ラムジェットが4連勝で東京ダービー制覇!

2024年06月05日 | 競馬

3歳ダート三冠の第2戦・第70回東京ダービー(GⅠ・2000m 16頭立て)が5日、東京・大井競馬場で行われました。今年からJRAや他地区所属馬も参戦できるようになったこのレース、JRA勢からは羽田盃2着の⑦アンモシエラ、3連勝でユニコーンステークスを勝った⑭ラムジェット、⑩サトノエピック、④ハビレの4頭が出走。地方勢はデビュー6戦6勝の⑧シンメデージー(高知)、羽田盃3着⑫フロインフォッサル、東京湾カップを勝った②マコトロクサノホコ(船橋)、クラウンカップ優勝③シシュフォス(船橋)、⑤ティントレット(大井)、⑪イモノソーダワリデ(大井)などが参戦しました。



スタート直後のポジション取りで、アンモシエラが先手を取り、サトノエピックが2番手につけ、ラムジェットが3番手に控える。ティントレットとシンメデージーが4,5番手で並び、ハビレは6番手。イモノソーダワリデとシシュフォスは中団につけ、フロインフォッサルは後方3,4番手、マコトロクサホノホコは後方2番手でスタンド前を通過。
1コーナーで早くも縦長となり、向正面のところで、アンモシエラ先頭、2番手サトノエピック、3番手ラムジェット、4番手ティントレット、少し離れた5番手シシュフォス、6番手にシンメデージー。7,8番手の位置にハビレと⑥イチニチショチョウ(大井)、中団勢は9番手⑮ムットクルフェ(大井)、10番手イモノソーダワリデ、11番手に⑨オーウェル(浦和)。12番手①ポンドボーイ(大井)。後方勢は13番手フロインフォッサル、14番手マコトロクサノホコ、番手⑯クニノトキメキ(船橋)、最後方に⑬キタノヒーロー(船橋)という展開。
外回り3,4コーナー中間のところで、アンモシとエピックの2頭がラムジェとの差を拡げ、ラムジェはジョッキーの手が動いている。4番手グループでは、ティント4番手、ハビレ5番手、シンメは6番手に下がる。
4コーナーを回って最後の直線に入り、逃げるアンモシエラにサトノエピックが並びかけるが、3番手の外からラムジェットが接近する。残り200mでラムジェがアンモシとエピックをかわして先頭に立つ。後方ではハビレとシンメデージーの4,5番手争いが続いている。残り100mでラムジェットが一気に突き放し、サトノエピックが単独2番手、アンモシエラが3番手に後退。ラムジェットは6馬身以上の差をつけ、先頭でゴール!ラムジェットが圧勝で東京ダービーを制し、これで4連勝!



【東京ダービー 全着順】
1着⑭ラムジェット 
2着⑩サトノエピック
3着⑦アンモシエラ 
4着⑧シンメデージー
5着④ハビレ 
6着③シシュフォス 
7着⑫フロインフォッサル
8着①ポンドボーイ 
9着②マコトロクサノホコ
10着⑮ムットクルフェ 
11着⑪イモノソーダワリデ
12着⑥イチニチショチョウ
13着⑬キタノヒーロー 
14着⑯クニノトキメキ 
15着⑨オーウェル
16着⑤ティントレット

【払戻金】
単勝 ⑭ 170円
複勝 ⑭ 100円  ⑩ 110円  ⑦ 120円
枠連 5⃣-7⃣ 220円
枠単 7⃣-5⃣ 350円
馬連 ⑩-⑭ 210円
馬単 ⑭-⑩ 320円
ワイド ⑩-⑭ 120円  ⑦-⑭ 180円  ⑦-⑩ 200円
3連複 ⑦-⑩-⑭ 270円
3連単 ⑭-⑩-⑦ 730円


3歳ダート三冠の第2戦は、1番人気のラムジェットが、2着に6馬身差の圧勝を飾りGⅠ初制覇を果たしました。2着にはサトノエピック、3着にはスタートから先頭をひた走ったアンモシエラと前残りの決着になりました。払戻金も全部3ケタ台で、3連単でも730円でした。そのほか、「高知の怪物」シンメデージーが地方勢最高の4着。南関東勢どころか中央馬のハビレ(5着)にも先着する大健闘を見せました。南関東勢はシシュフォスの6着が最高でした。
優勝したラムジェットは、前走のユニコーンステークスに続いての重賞連勝で、自身も4連勝を達成。鞍上の三浦皇成騎手は、2022年のJBCスプリント以来となるダート交流GⅠ3勝目。佐々木昌三調教師はダートGⅠ初勝利、馬主のノースヒルズはダートGⅠ6勝目を挙げています。





  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

香港の英雄は日本でも強い!ロマンチックウォリアーが安田記念制覇!

2024年06月02日 | 競馬

2024年上半期のマイル王者決定戦・第74回安田記念(GⅠ・芝1600m 18頭立て)が2日、東京競馬場で行われました。今年の安田記念は、香港から⑦ロマンチックウォリアーと⑮ヴォイッジバブルの2頭が参戦。特にロマンチックウォリアーはGⅠ7勝を誇る香港の最高ホース。クイーンエリザベス2世カップで3連覇を果たした「国民的英雄」が初来日です。迎え撃つ日本勢は、昨年秋のマイルチャンピオンシップを勝った⑤ナミュール、2022年皐月賞馬④ジオグリフ、⑱ダノンスコーピオン、⑰セリフォスのGⅠ馬に加え、マイラーズカップを勝った⑩ソウルラッシュ、②ガイアフォース、⑬ステラヴェローチェ、⑪ウインカーネリアン、⑯エルトンバローズなどが参戦しました。


単勝の人気は、1番人気ロマンチックウォリアー(3.6倍)、2番人気ソウルラッシュ(4.0倍)、3番人気セリフォス(6.1倍)、4番人気以降はナミュール、ガイアフォース、⑨パラレルヴィジョン、ステラヴェローチェ、ヴォイッジバブルと続きました。


スタートで③レッドモンレーヴ、ナミュール、⑭コレペティトールがやや遅れる。好スタートを決めた⑥ドーブネが先手を取り、ウインカーネリアン2番手、3番手に⑫フィアスプライド、ステラヴェローチェが4番手。5番手にジオグリフ、6番手ロマンチックウォリアー、外側7番手ヴォイッジバブル。中団の8番手グループには、ガイアフォース・パラレルヴィジョン・ソウルラッシュの3頭。11番手ダノンスコーピオン、12番手にエルトンバローズ、13番手ナミュール、14番手カテドラル。後方は15番手⑧エアロロノア、16番手セリフォス、17番手コレペティトール、レッドモンレーヴが最後方。
3,4コーナー中間で、ドーブネが先頭、2番手ウインカー、フィアス3番手は変わらず。グリフ内側4番手、ステヴェロ5番手、ウォリアーは6番手。ヴォイッジはまだ外側を走っている。ガイアとラッシュとパラレルは中団、ナミュール中団より後ろ、セリフォスはまだ後方。
4コーナーを回ってラストの直線に差し掛かり、ドーブネとウインカーネリアンの2頭が並び、内側からジオグリフが追いかける。ロマンチックウォリアーはフィアスプライドとステラヴェローチェの間。残り400mを切って、先頭争いはウインカーとフィアスの2頭が競り合い、外からソウルラッシュが追い上げ、一番外からナミュールが飛んできた。残り200mでウォリアーが前の2頭をかわして先頭に浮上。外からナミュールとラッシュ、4番手からガイアフォースも上がって来るが、ロマンチックウォリアーがそのまま先頭でゴールイン!これが香港最強馬だ!ロマンチックウォリアーが日本馬を捻じ伏せて安田記念を制しました!


【安田記念 全着順】
1着⑦ロマンチックウォリアー
2着⑤ナミュール 
3着⑩ソウルラッシュ 
4着②ガイアフォース 
5着⑰セリフォス 
6着④ジオグリフ 
7着⑫フィアスプライド
8着⑯エルトンバローズ
9着⑬ステラヴェローチェ
10着⑧エアロロノア 
11着③レッドモンレーヴ
12着⑭コレペティトール
13着⑨パラレルヴィジョン
14着⑪ウインカーネリアン
15着⑱ダノンスコーピオン
16着①カテドラル
17着⑮ヴォイッジバブル
18着⑥ドーブネ

【払戻金】
単勝 ⑦ 360円
複勝 ⑦ 160円 ⑤ 300円  ⑩ 150円
枠連 3⃣-4⃣ 2,100円
馬連 ⑤-⑦ 2,850円
馬単 ⑦-⑤ 4,220円
ワイド ⑤-⑦ 1,260円  ⑦-⑩ 350円   ⑤-⑩ 920円
3連複 ⑤-⑦-⑩ 3,280円
3連単 ⑦-⑤-⑩ 17,740円


東京競馬場のGⅠ5連戦のラストは、香港から参戦のロマンチックウォリアーがGⅠ7勝の実力をまざまざと見せつけました。安田記念で香港馬が勝利したのは2006年のブリッシュラック以来18年ぶりで、外国馬の勝利は史上4頭目となります。ロマンチックウォリアーはこれでGⅠ8勝目をマークし、GⅠ競走5連勝を達成。鞍上のジェームズ・マクドナルド騎手はこれがJRA初勝利を挙げました。
2着には4番人気のナミュール、3着には2番人気のソウルラッシュが入りました。ナミュールはヴィクトリアマイルから中2週で挑み、大外から追い込んできたものの、相手が強すぎました。ソウルラッシュはこのレース3年連続での参戦でしたが、悲願のGⅠ初勝利はならず。ガイアフォースは昨年に続いての4着、3番人気のセリフォスは5着、もう一頭の香港馬・ヴォイッジバブルはブービーの17着に終わりました。

ロマンチックウォリアーは香港の国際GⅠレースで数多くの日本馬を破れば、昨年秋にはオーストラリアのGⅠ・コックスプレートにも勝利。前走のクイーンエリザベス2世カップの後、「次は日本で走る」というニュースを見て、「久しぶりに強い海外馬が来る!」といってワクワクしました。この日は序盤から好位を追走し、ゴールまで残り200mのところで先頭に立つと、ナミュールらの追撃を抑えました。初めての日本でのレースでしたが、完勝といえる内容だと思いました。
当初は安田記念をステップに宝塚記念に向かうのかと思われましたが、今後は休養予定。この馬の強さをもう一度日本で見たいから、できれば秋の天皇賞に出てほしいところ。秋天か香港カップで香港の英雄を倒す日本馬は、まぁいないでしょうね。



  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ダノンデサイルが皐月賞除外からダービー制覇!56歳の横山典弘は最年長ダービージョッキー!

2024年05月26日 | 競馬

年に一度の競馬の祭典・第91回日本ダービー(東京優駿 GⅠ・芝2400m)が26日、東京競馬場で行われました。⑯メイショウタバル出走取消で17頭立てで争われた今年のダービーは、史上8頭目の無敗2冠を狙う皐月賞馬⑮ジャスティンミラノ、17年ぶりの牝馬制覇に挑む②レガレイラ、⑥コスモキュランダ、⑧アーバンシック、⑬シンエンペラーなどの皐月賞組に加え、別路線組からは無敗のキズナ産駒⑫シックスペンス、青葉賞馬でキタサンブラックの弟⑪シュガークン、プリンシパルステークスを勝った⑨ダノンエアズロック、京都新聞杯優勝③ジューンテイク、前走はNHKマイルカップ⑭ゴンバデカーブースなどが参戦しました。



単勝の人気は、ジャスティンミラノが1番人気(2.2倍)、2番人気レガレイラ(4.5倍)、シックスペンスとアーバンシックが3番人気タイ(8.3倍)。その後はダノンエアズロック、コスモキュランダ、シンエンペラー、シュガークン、⑤ダノンデサイルと続きました。

正面スタンド前のスタートで、ジャスティンミラノはまずまずの飛び出し。最初の位置取りで、シュガークンとダノンデサイルが先手を主張するが、⑱エコロヴァルツが先手を奪いに行く。シックスペンス4番手、外からジャスティンミラノが5番手に上がってきた。ダノンエアズロックとシンエンペラーは中団より前、レガレイラは10番手、アーバンシック15番手、コスモキュランダ16番手で1コーナーを回る。
1,2コーナー中間地点~向正面に入るところで、エコロヴァルツが単独先頭、2番手にシュガークン、ダノンデサイル内側3番手、ジャスティンミラノは4番手を追走。5番手シックスペンス、6番手ゴンバデカーブース、7番手ジューンテイク、8番手シンエンペラー、9番手ダノンエアズロック、10番手⑩サンライズジパング、11番手⑰ショウナンラプンタ、コスモキュランダが外から早めに仕掛ける。レガレイラは13番手に下がり、14番手アーバンシック。後方では15番手①サンライズアース、16番手④ビザンチンドリーム、最後方に⑦ミスタージーティー。
17頭が一塊の状態で3コーナーを回り、先頭争いはエコヴァル・シュガーの2頭に、後方にいたアースも加わり、3頭が並ぶ。その後ろのグループにはキュランダ・ミラノ・デサイルの3頭が並んでいる。中団より前の位置にはペンスとゴンバデ、シンエンは中団馬群、エアズロック中団の内側、アーバン後方4番手、レガは後方3番手。
4コーナーから最後の直線に差し掛かり、エコロヴァルツがまた盛り返したかと思いきや、シュガークンがわずかに前に出る。ダノンデサイルが最内に入り、ジャスティンミラノまだ4番手。外からはサンライズアース、コスモキュランダも追い込む。ダノンエアズロック、シックスペンス、レガレイラはまだ来ない。残り300mでデサイル・エコヴァル・シュガー・ミラノの4頭が横に並ぶと、残り200mでデサイルが抜け出す。ミラノが2番手に上がるが、デサイルが止まらない。後続からシンエンペラーが脚を伸ばしてやって来たが、ダノンデサイルが先頭でゴールイン!ジャスティンミラノ2着、シンエンペラーが3着となりました。



【日本ダービー 全着順】
1着⑤ダノンデサイル
2着⑮ジャスティンミラノ
3着⑬シンエンペラー 
4着①サンライズアース
5着②レガレイラ 
6着⑥コスモキュランダ
7着⑪シュガークン 
8着⑱エコロヴァルツ 
9着⑫シックスペンス
10着③ジューンテイク
11着⑧アーバンシック
12着⑩サンライズジパング
13着⑭ゴンバデカーブース
14着⑨ダノンエアズロック
15着⑰ショウナンラプンタ
16着⑦ミスタージーティー
17着④ビザンチンドリーム
取消⑯メイショウタバル

【払戻金】
単勝 ⑤ 4,660円
複勝 ⑤ 700円 ⑮ 120円  ⑬ 380円
枠連 3⃣-7⃣ 820円
馬連 ⑤-⑮ 6,860円
馬単 ⑤-⑮ 21,490円
ワイド ⑤-⑮ 1,380円  ⑤-⑬ 8,000円  ⑬-⑮ 660円
3連複 ⑤-⑬-⑮ 21,250円
3連単 ⑤-⑮-⑬ 229,910円



2021年に生まれたサラブレッド7906頭の頂点を決める一戦は、9番人気の伏兵・ダノンデサイルが最内から突き抜けて優勝しました。皐月賞に続いての2冠を狙ったジャスティンミラノは2着に敗れ、史上8頭目の無敗2冠制覇ならず。祖父・ディープインパクト、父・キズナに続く父子3代でのダービー制覇の偉業もかかっていましたが、それも幻に消えました。3着には後方から追い込んだシンエンペラーが入りました。紅一点の2番人気・レガレイラは5着、3番人気タイのシックスペンスは9着、アーバンシックも11着という結果に終わりました。
優勝したダノンデサイルは、今年1月の京成杯に次ぐ重賞2勝目。鞍上の横山典弘騎手は、2014年のワンアンドオンリー以来となるダービー3勝目。56歳3カ月での勝利はダービー最年長記録であると同時に、JRAのGⅠレース最年長勝利記録を更新しました。2つの記録を破られた武豊騎手、まだまだ引退できなそうです。
デサイルを管理する安田翔伍調教師は、開業7年目でJRAGⅠ初制覇。初GⅠタイトルがダービーなんで持ってるな!お父さんは今年調教師を引退した安田隆行氏で、騎手時代の1991年にトウカイテイオーでダービーを制しました。馬主のダノックスもダービー初勝利、エピファネイア産駒もダービー初勝利。2013年ダービーでは一度は先頭に立ったものの、ゴール前でキズナに差されて2着惜敗。あれから11年後にリベンジを成し遂げました。

ダノンデサイルは2走前の京成杯でアーバンシックを破り重賞初制覇。その勢いで皐月賞に向かうも、右前脚跛行を発症して無念の競走除外。この日のダービーでは単勝オッズで9番人気とまずまず、道中は3,4番手あたりを追走。最後の直線で最内を突いて抜け出し、追いかけるジャスティンミラノを2馬身差をつけての勝利を手にしました。皐月賞競走除外からダービーを勝つとは思ってもみなかったです。「ダービーは最も運のある馬が勝つ」という格言の通りでした。 
ジャスティンミラノは好位を追走し、直線で先頭に並んだ時は行けると思ったんですが、デサイルに突き放されて2着。戸崎圭太騎手は先週のオークスに続いての2着となりました。スタートで少し遅れたこと、序盤で折り合いを欠いたのが原因だったのか?無敗での2冠も期待されながら、皐月で競走除外だった馬に勝たれるのはショックでしょう。秋は菊花賞ではなく、天皇賞に向かいそうな気がします。











  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

第91回日本ダービー枠順発表!勝つのは無敗のキズナ産駒か、紅一点レガレイラか?

2024年05月24日 | 競馬
5月26日に東京競馬場で行われる第91回日本ダービー(GⅠ・芝2400m)の枠順が23日に発表されました。2021年生まれのサラブレッド7906頭の頂点を決める一戦には、無敗の皐月賞馬・ジャスティンミラノ、ウオッカ以来となる牝馬のダービー制覇を狙うレガレイラ、皐月2着コスモキュランダ、青葉賞を勝ったシュガークン、スプリングステークスから直行のシックスペンス、京都新聞杯を制したジューンテイク、プリンシパルステークスを勝ったダノンエアズロック、さらにはシンエンペラー、アーバンシック、コンバテカーブースなどが参戦します。ファンが気になる枠順はこうなりました。



【第91回日本ダービー 枠順】
1-1 サンライズアース(池添謙一)
1-2 レガレイラ(C.ルメール)
2-3 ジューンテイク(岩田望来)
2-4 ビザンチンドリーム(西村淳也)
3-5 ダノンデサイル(横山典弘)
3-6 コスモキュランダ(M.デムーロ)
4-7 ミスタージーティー(藤岡佑介)
4-8 アーバンシック(横山武史)
5-9 ダノンエアズロック(J.モレイラ)
5-10 サンライズジパング(菅原明良)
6-11 シュガークン(武豊)
6-12 シックスペンス(川田将雅)
7-13 シンエンペラー(坂井瑠星)
7-14 ゴンバデカーブース(松山弘平)
7-15 ジャスティンミラノ(戸崎圭太)
8-16 メイショウタバル(浜中俊)
8-17 ショウナンラプンタ(鮫島克駿)
8-18 エコロヴァルツ(岩田康誠)


コントレイル以来の無敗2冠を目指すジャスティンミラノは7枠15番、紅一点のレガレイラは1枠2番、川田騎手との新コンビで挑むシックスペンスは6枠12番、キタサンブラックの弟でドゥラメンテ産駒のシュガークンは6枠11番に入りました。


今年の日本ダービーは、ジャスティンミラノとシックスペンスのキズナ産駒2頭が参戦。ともにデビューから3戦3勝ですが、ジャスミラは東京コースで2戦2勝なのに対し、ペンスはデビューからずっと中山を走っていて、東京は初めて。枠順に至っては、ジャスティンミラノは4戦連続で7枠。「ラッキーカラー」のオレンジ帽を引き当て、無敗2冠へ視界は良好か。一方のシックスペンスが入った12番枠は、キャロットファームにとって縁起のいい数字。2017年のレイデオロ、昨年のタスティエーラも12番枠で勝利しております。もしかして3度目あるか?

有力候補の1頭であるレガレイラは、絶好枠の2番枠。前走の皐月賞では6着に敗れましたが、今回はルメール騎手が戻って雪辱を狙います。ルメール騎手と木村哲也調教師のコンビといえば、先日のオークスでチェルヴィニアで勝利。2週続けて木村厩舎の牝馬のGⅠを勝つ可能性もありそう。
「ルメール&キムテツペア」がダービーに挑むのは3年連続で、おととしはイクイノックスで2着、昨年はスキルヴィングがゴール入線後に心不全を発症して死亡しました。スキルヴィングが入った1枠2番枠が、今年同じ厩舎のレガレイラが入ったのは運命を感じます。木村厩舎の3度目の正直&ウオッカ以来の偉業も見たいですが、不吉な予感もする・・・。


他に気になる馬は、ダービー最後の優先出走権を手にしたダノンエアズロックは、ここまで4戦3勝ですが、3勝全て東京コース。モレイラ騎手のマジックで番狂わせを起こせるか?コスモキュランダは2走前の弥生賞を勝ち、前走の皐月賞で2着。これはタスティエーラと全く同じ。ダービー当日で人気薄になったら怖い存在になるでしょう。


毎年数々のドラマが生まれる日本ダービーですが、昨年は90回目のメモリアルレースなのに、スタートでドゥラエレーデが落馬、勝ちタイムもオークスより遅い平凡なタイム、ゴール後にはスキルヴィングが倒れて死んだりと、後味の悪すぎるレースでした。勝ったタスティエーラもその後の成績が振るわないよなぁ。今年こそは全ての競馬ファンが熱く感動するレースが見たいですね。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

母の無念から8年、チェルヴィニアがオークス制覇!ルメールも復活のGⅠ勝利!

2024年05月19日 | 競馬

3歳牝馬クラシックの第2戦・第85回オークス(優駿牝馬 GⅠ・芝2400m 18頭立て)が19日、東京競馬場で行われました。2年連続で2冠牝馬が誕生しているこのレース、今年は桜花賞を制した⑦ステレンボッシュが2冠に挑みました。さらには桜花賞3着⑭ライトバック、チューリップ賞覇者⑬スウィープフィート、阪神JF2着⑫チェルヴィニア、クイーンカップ覇者②クイーンズウォークの前走桜花賞組に加え、フローラステークス優勝の⑩アドマイヤベル、3連勝でスイートピーステークスを制した⑤コガネノソラ、フラワーカップ優勝①ミアネーロ、忘れな草賞を勝った⑰タガノエルピーダといった別路線組も参戦してきました。


単勝の人気は、 1番人気がステレンボッシュ(2.3倍)、2番人気チェルヴィニア(4.6倍)、3番人気ライトバック(7.9倍)。4番人気以降はスウィープフィート、クイーンズウォーク、タガノエルピーダ、コガネノソラ、アドマイヤベルと続きました。


正面スタンド前でのスタートで、クイーンズウォークが絶好の飛び出しを見せるが、最初の先行争いで⑯ショウナンマヌエラとタガノエルピーダが先手を主張。クイーンズウォークも先行策を取る。ステレンボッシュとチェルヴィニアとライトバックは中団につけ、スウィープフィートは最後方でゴール板を通過した。
1コーナーを過ぎたところで、ショウナンマヌエラと⑪ヴィントシュティレの2頭が飛ばす。向正面に入って、タガノエルピーダと⑱ランスオブクイーンが3,4番手で並ぶ。5番手クイーンズウォーク、6番手⑨ラヴァンダ、7番手アドマイヤベル、8番手⑮サフィラ。中団グループには9番手ミアネーロ、10番手ステレンボッシュ、11番手にチェルヴィニア。内側12番手から④パレハ、13番手コガネノソラ。後方グループはライトバック、⑧ホーエリート、③エセルフリーダ、⑥サンセットビューと続き、スウィープフィートが最後方という展開。
3コーナーを通過し、今度はヴィントがマヌエラを引き離して単独先頭。マヌエラ2番手、ランクイが3番手、エルピーダ4番手、ウォーク5番手。3,4コーナー中間時点でボッシュとチェルが中団馬群、ライト後方4番手、しんがりにいたフィートが外から進出開始。
4コーナーを回るところで18頭が一団となり、最後の直線に入って、先頭がランスオブクイーンに変わる。タガノエルピーダが内に入り、外からクイーンズウォークが迫る。最内からはミアネーロも上がり、ステレンボッシュもやって来る。外からはチェルヴィニア、大外スウィープフィートも追い込んできている。残り200mで、粘るランクイにウォークが並ぶが、ボッシュが内から抜け出そうとする。さらに外からチェルも強襲。5番手からライトバックも上がって来るが厳しいか?残り100mでステレンボッシュが先頭だが、外からチェルヴィニアが並ぶと、ゴール前で差し切ってゴールイン!チェルヴィニアがステレンボッシュの2冠を阻止!そして3着争いはライトバック・クイーンズウォーク・ランスオブクイーンの3頭が並びました。




【オークス 全着順】
1着⑫チェルヴィニア 
2着⑦ステレンボッシュ
3着⑭ライトバック 
4着②クイーンズウォーク
5着⑱ランスオブクイーン
6着⑬スウィープフィート
7着⑥サンセットビュー 
8着③エセルフリーダ 
9着⑩アドマイヤベル 
10着⑧ホーエリート 
11着⑨ラヴァンダ 
12着⑤コガネノソラ
13着⑮サフィラ 
14着①ミアネーロ
15着③パレハ 
16着⑰タガノエルピーダ
17着⑯ショウナンマヌエラ
18着⑪ヴィントシュティレ

【払戻金】
単勝 ⑫ 460円
複勝 ⑫ 140円  ⑦ 110円  ⑭ 190円
枠連 4⃣-6⃣ 640円
馬連 ⑦-⑫ 590円
馬単 ⑫-⑦ 1,300円
ワイド ⑦-⑫ 260円  ⑫-⑭ 760円  ⑦-⑭ 380円
3連複 ⑦-⑫-⑭ 1,690円
3連単 ⑫-⑦-⑭ 8,060円


3歳牝馬の頂点を決める一戦は、2番人気のチェルヴィニアが、先に抜け出したステレンボッシュをゴール前で差し切って優勝しました。ステレンボッシュは1/2馬身差の2着に敗れ、3年連続牝馬2冠誕生とはなりませんでした。3着争いの方は、ライトバックが先着し、4着クイーンズウォーク、ランスオブクイーンが5着という結果でした。
勝ったチェルヴィニアは、美浦・木村哲也厩舎に所属し、父はハービンジャー、母はチェッキーノ。昨年10月のアルテミス以来の重賞2勝目で、通算でも5戦3勝。鞍上のクリストフ・ルメール騎手は、2年ぶり4度目のオークス制覇。今年3月のドバイターフで落馬して鎖骨と肋骨を骨折、さらには肺に穴が空くという重傷を負い、春GⅠシーズンは絶望かと思われましたが、5月5日に復帰。復帰3週目で今年のGⅠ初勝利をマークして復活を果たしました。
チェルヴィニアは前走の桜花賞では13着と大敗。5カ月の休み明け、初めての右回りと輸送、さらにはルメール騎手からムルサバエフ騎手に乗り替わりと敗因が明らかでした。オークスでは左回りとルメール騎手が戻って来たことで、前走13着からの巻き返しに成功しました。やっぱり相性って大事ですね。
あと、チェルのお母さんのチェッキーノは、2016年のオークスで優勝馬のシンハライトにクビ差の2着に敗れており、その無念を娘が晴らしたというのもストーリー性がありますね。ちなみに、チェッキーノに乗っていたのは戸崎圭太騎手で、8年後にその娘に負けてまたも2着・・・。歴史は繰り返されるのである。借りは日本ダービーで返せるといいんですが。







  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ジャンタルマンタルが2歳王者の意地見せた!マイル戦は3戦3勝!

2024年05月05日 | 競馬

5月5日のこどもの日は、東京競馬場で3歳マイル王決定戦・第29回NHKマイルカップ(GⅠ・芝1600m 18頭立て)が行われました。今年のマイルカップは、昨年の最優秀2歳牡馬⑯ジャンタルマンタルと、最優秀2歳牝馬⑭アスコリピチェーノのGⅠ馬2頭が参戦。クラシック1冠目では共に涙を吞んだ2頭が、府中マイルで雪辱なるか?他にもアーリントンカップを勝った③ディスペランツァ、シンザン記念覇者②ノーブルロジャー、ファルコンステークス優勝①ダノンマッキンリー、喉鳴り手術明けの⑫ゴンバデカーブース、ニュージーランドトロフィー2着⑤ボンドガール、東京スポーツ杯2歳ステークス覇者⑬シュトラウス、福永祐一厩舎GⅠ初挑戦⑧チャンネルトンネルなどが参戦しました。


単勝の上位人気は、アスコリピチェーノとジャンタルマンタルが2.9倍で並び、共に1番人気。3番人気ボンドガール(9.2倍)、4番人気ゴンバデカーブース(9.7倍)までが一桁台。その後は⑱アルセナール、ディスペランツァ、ノーブルロジャー、ダノンマッキンリー、シュトラウスと続きました。


スタートで、ジャンタルマンタルが絶好のスタートを決めたのに対し、アルセナールが後手を踏んでしまう。先行争いで⑮マスクオールウィン、ボンドガール、⑨キャプテンシーの3頭が先手を主張し、ボンドガールが先手を奪う。4番手④イフェイオン、外側5番手ジャンタルマンタル、アスコリピチェーノが6番手につける。7,8番手に⑥ロジリオンと⑧エンヤラヴフェイス、9番手ノーブルロジャー、10番手チャンネルトンネル、11番手ゴンバデカーブース。12番手ダノンマッキンリー、13,14番手の位置にディスペランツァと⑩ウォーターリヒト。後方勢は⑪アレンジャーと⑰ユキノロイヤルが15,16番手に控え、17番手アルセナール、シュトラウスが最後方。
3,4コーナー中間で、キャプテンシーが先頭に立ち、オールウィン2番手、ジャンタルが3番手に上がり、ボンドが4番手に下がる。アスコリは5番手にいる。ゴンバデは中団、ディスペランツァとマッキンリーとロジャーは中団より後ろ、アルセナールは後方2番手のまま。
4コーナーを回って最後の直線に差し掛かり、キャプテンシーとマスクオールウィンの2頭が並び、外からジャンタルマンタルが前の2頭に接近。アスコリピチェーノはジャンタルの内側に入り、ボンドガールが最内を突く。残り400mのところで、アスコリが強引に内に入ろうとしたら、キャプテンシーとボンドが不利を受ける。その間にジャンタルが先頭に躍り出る。残り200mでロジリオンが2番手に上がり、外からゴンバデカーブース、さらにイフェイオンが追い上げる、アスコリも最内から追い上る。しかし、ジャンタルマンタルが後続を退け先頭でゴール!アスコリピチェーノは最後に2番手に浮上しました。


【NHKマイルカップ 全着順】
1着⑯ジャンタルマンタル 
2着⑭アスコリピチェーノ 
3着⑥ロジリオン 
4着⑫ゴンバデカーブース 
5着④イフェイオン 
6着⑦チャンネルトンネル 
7着③ディスペランツァ 
8着⑩ウォーターリヒト 
9着⑱アルセナール 
10着⑧エンヤラヴフェイス
11着⑰ユキノロイヤル 
12着②ノーブルロジャー
13着①ダノンマッキンリー
14着⑪アレンジャー 
15着⑮マスクオールウィン
16着⑬シュトラウス 
17着⑤ボンドガール 
18着⑨キャプテンシー

【払戻金】
単勝 ⑯ 290円
複勝 ⑯ 130円  ⑭ 120円  ⑥ 410円
枠連 7⃣-8⃣ 310円
馬連 ⑭-⑯ 360円
馬単 ⑯-⑭ 700円
ワイド ⑭-⑯ 200円  ⑥-⑯ 1,100円  ⑥-⑭ 970円
3連複 ⑥-⑭-⑯ 2,540円
3連単 ⑯-⑭-⑥ 8,520円


東京競馬場の5週連続GⅠの開幕戦は、1番人気タイのジャンタルマンタルが残り300mで抜け出すと、そのまま突き放して快勝。2歳王者の意地を見せ、3歳マイル王の座に就きました。もう1頭のGⅠ馬・アスコリビチェーノが最後に内から伸びて2着に入りましたが、最内に入る際、キャプテンシーとボンドガールの2頭が煽られました。この影響でボンドガール17着、キャプテンシーは最下位でゴール。レース後に審議になったときは、もしかしたらアスコリが降着になり、復帰したばかりのルメール騎手が騎乗停止になるかと思いましたよ。
3着には10番人気のロジリオンが入線。この馬は東京1400mで2戦2勝、今回も上位に入ったから、府中との相性が良いんでしょう。4着のゴンバデカーブースは、昨年10月のサウジアラビアロイヤルカップで勝ち、12月のホープフルステークスで出走取消、この日が約7カ月ぶりの実戦でしたが、休み明けにしては良い走りをしたと思います。叩き2走目となるだろう日本ダービーはどうなるのか?

優勝したジャンタルマンタルは、朝日杯フューチュリティステークス以来となるGⅠ2勝目。重賞勝ちも通算3勝目。鞍上の川田将雅騎手は今年のGⅠ初勝利で、マイルカップ2勝目。高野友和調教師はこのレース初勝利となりました。
ジャンタルマンタルはデビューから3連勝で朝日杯FSを勝ち、最優秀2歳牡馬に選出。今年に入ってからは共同通信杯でジャスティンミラノに敗れて2着のあと、皐月賞では一旦は先頭に立ち、後続との差を拡げたものの、残り100mで失速し、ゴール前でジャスティンミラノやコスモキュランダにかわされて3着に敗れました。それから中2週で挑んだこのマイルカップ、ここ2戦の鬱憤を晴らすかのような走りで圧勝。2歳女王のアスコリピチェーノに2馬身半の差をつけました。これでマイル戦は3戦3勝。左回りも輸送も克服できました。
今回のレース内容を見て、改めて世代トップクラスだとわかったし、マイルでは国内で一番強いんじゃないか?安田記念はさすがに使わないと思うので、秋はマイルCSと香港マイルが目標となるでしょう。今の国内のマイル界は主役になれる馬が不在なので、ジャンタルには「マイル界の絶対王者」になってもらいたいところです。






  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする