日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

ラムジェットが4連勝で東京ダービー制覇!

2024年06月05日 | 競馬

3歳ダート三冠の第2戦・第70回東京ダービー(GⅠ・2000m 16頭立て)が5日、東京・大井競馬場で行われました。今年からJRAや他地区所属馬も参戦できるようになったこのレース、JRA勢からは羽田盃2着の⑦アンモシエラ、3連勝でユニコーンステークスを勝った⑭ラムジェット、⑩サトノエピック、④ハビレの4頭が出走。地方勢はデビュー6戦6勝の⑧シンメデージー(高知)、羽田盃3着⑫フロインフォッサル、東京湾カップを勝った②マコトロクサノホコ(船橋)、クラウンカップ優勝③シシュフォス(船橋)、⑤ティントレット(大井)、⑪イモノソーダワリデ(大井)などが参戦しました。



スタート直後のポジション取りで、アンモシエラが先手を取り、サトノエピックが2番手につけ、ラムジェットが3番手に控える。ティントレットとシンメデージーが4,5番手で並び、ハビレは6番手。イモノソーダワリデとシシュフォスは中団につけ、フロインフォッサルは後方3,4番手、マコトロクサホノホコは後方2番手でスタンド前を通過。
1コーナーで早くも縦長となり、向正面のところで、アンモシエラ先頭、2番手サトノエピック、3番手ラムジェット、4番手ティントレット、少し離れた5番手シシュフォス、6番手にシンメデージー。7,8番手の位置にハビレと⑥イチニチショチョウ(大井)、中団勢は9番手⑮ムットクルフェ(大井)、10番手イモノソーダワリデ、11番手に⑨オーウェル(浦和)。12番手①ポンドボーイ(大井)。後方勢は13番手フロインフォッサル、14番手マコトロクサノホコ、番手⑯クニノトキメキ(船橋)、最後方に⑬キタノヒーロー(船橋)という展開。
外回り3,4コーナー中間のところで、アンモシとエピックの2頭がラムジェとの差を拡げ、ラムジェはジョッキーの手が動いている。4番手グループでは、ティント4番手、ハビレ5番手、シンメは6番手に下がる。
4コーナーを回って最後の直線に入り、逃げるアンモシエラにサトノエピックが並びかけるが、3番手の外からラムジェットが接近する。残り200mでラムジェがアンモシとエピックをかわして先頭に立つ。後方ではハビレとシンメデージーの4,5番手争いが続いている。残り100mでラムジェットが一気に突き放し、サトノエピックが単独2番手、アンモシエラが3番手に後退。ラムジェットは6馬身以上の差をつけ、先頭でゴール!ラムジェットが圧勝で東京ダービーを制し、これで4連勝!



【東京ダービー 全着順】
1着⑭ラムジェット 
2着⑩サトノエピック
3着⑦アンモシエラ 
4着⑧シンメデージー
5着④ハビレ 
6着③シシュフォス 
7着⑫フロインフォッサル
8着①ポンドボーイ 
9着②マコトロクサノホコ
10着⑮ムットクルフェ 
11着⑪イモノソーダワリデ
12着⑥イチニチショチョウ
13着⑬キタノヒーロー 
14着⑯クニノトキメキ 
15着⑨オーウェル
16着⑤ティントレット

【払戻金】
単勝 ⑭ 170円
複勝 ⑭ 100円  ⑩ 110円  ⑦ 120円
枠連 5⃣-7⃣ 220円
枠単 7⃣-5⃣ 350円
馬連 ⑩-⑭ 210円
馬単 ⑭-⑩ 320円
ワイド ⑩-⑭ 120円  ⑦-⑭ 180円  ⑦-⑩ 200円
3連複 ⑦-⑩-⑭ 270円
3連単 ⑭-⑩-⑦ 730円


3歳ダート三冠の第2戦は、1番人気のラムジェットが、2着に6馬身差の圧勝を飾りGⅠ初制覇を果たしました。2着にはサトノエピック、3着にはスタートから先頭をひた走ったアンモシエラと前残りの決着になりました。払戻金も全部3ケタ台で、3連単でも730円でした。そのほか、「高知の怪物」シンメデージーが地方勢最高の4着。南関東勢どころか中央馬のハビレ(5着)にも先着する大健闘を見せました。南関東勢はシシュフォスの6着が最高でした。
優勝したラムジェットは、前走のユニコーンステークスに続いての重賞連勝で、自身も4連勝を達成。鞍上の三浦皇成騎手は、2022年のJBCスプリント以来となるダート交流GⅠ3勝目。佐々木昌三調教師はダートGⅠ初勝利、馬主のノースヒルズはダートGⅠ6勝目を挙げています。





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香港の英雄は日本でも強い!ロマンチックウォリアーが安田記念制覇!

2024年06月02日 | 競馬

2024年上半期のマイル王者決定戦・第74回安田記念(GⅠ・芝1600m 18頭立て)が2日、東京競馬場で行われました。今年の安田記念は、香港から⑦ロマンチックウォリアーと⑮ヴォイッジバブルの2頭が参戦。特にロマンチックウォリアーはGⅠ7勝を誇る香港の最高ホース。クイーンエリザベス2世カップで3連覇を果たした「国民的英雄」が初来日です。迎え撃つ日本勢は、昨年秋のマイルチャンピオンシップを勝った⑤ナミュール、2022年皐月賞馬④ジオグリフ、⑱ダノンスコーピオン、⑰セリフォスのGⅠ馬に加え、マイラーズカップを勝った⑩ソウルラッシュ、②ガイアフォース、⑬ステラヴェローチェ、⑪ウインカーネリアン、⑯エルトンバローズなどが参戦しました。


単勝の人気は、1番人気ロマンチックウォリアー(3.6倍)、2番人気ソウルラッシュ(4.0倍)、3番人気セリフォス(6.1倍)、4番人気以降はナミュール、ガイアフォース、⑨パラレルヴィジョン、ステラヴェローチェ、ヴォイッジバブルと続きました。


スタートで③レッドモンレーヴ、ナミュール、⑭コレペティトールがやや遅れる。好スタートを決めた⑥ドーブネが先手を取り、ウインカーネリアン2番手、3番手に⑫フィアスプライド、ステラヴェローチェが4番手。5番手にジオグリフ、6番手ロマンチックウォリアー、外側7番手ヴォイッジバブル。中団の8番手グループには、ガイアフォース・パラレルヴィジョン・ソウルラッシュの3頭。11番手ダノンスコーピオン、12番手にエルトンバローズ、13番手ナミュール、14番手カテドラル。後方は15番手⑧エアロロノア、16番手セリフォス、17番手コレペティトール、レッドモンレーヴが最後方。
3,4コーナー中間で、ドーブネが先頭、2番手ウインカー、フィアス3番手は変わらず。グリフ内側4番手、ステヴェロ5番手、ウォリアーは6番手。ヴォイッジはまだ外側を走っている。ガイアとラッシュとパラレルは中団、ナミュール中団より後ろ、セリフォスはまだ後方。
4コーナーを回ってラストの直線に差し掛かり、ドーブネとウインカーネリアンの2頭が並び、内側からジオグリフが追いかける。ロマンチックウォリアーはフィアスプライドとステラヴェローチェの間。残り400mを切って、先頭争いはウインカーとフィアスの2頭が競り合い、外からソウルラッシュが追い上げ、一番外からナミュールが飛んできた。残り200mでウォリアーが前の2頭をかわして先頭に浮上。外からナミュールとラッシュ、4番手からガイアフォースも上がって来るが、ロマンチックウォリアーがそのまま先頭でゴールイン!これが香港最強馬だ!ロマンチックウォリアーが日本馬を捻じ伏せて安田記念を制しました!


【安田記念 全着順】
1着⑦ロマンチックウォリアー
2着⑤ナミュール 
3着⑩ソウルラッシュ 
4着②ガイアフォース 
5着⑰セリフォス 
6着④ジオグリフ 
7着⑫フィアスプライド
8着⑯エルトンバローズ
9着⑬ステラヴェローチェ
10着⑧エアロロノア 
11着③レッドモンレーヴ
12着⑭コレペティトール
13着⑨パラレルヴィジョン
14着⑪ウインカーネリアン
15着⑱ダノンスコーピオン
16着①カテドラル
17着⑮ヴォイッジバブル
18着⑥ドーブネ

【払戻金】
単勝 ⑦ 360円
複勝 ⑦ 160円 ⑤ 300円  ⑩ 150円
枠連 3⃣-4⃣ 2,100円
馬連 ⑤-⑦ 2,850円
馬単 ⑦-⑤ 4,220円
ワイド ⑤-⑦ 1,260円  ⑦-⑩ 350円   ⑤-⑩ 920円
3連複 ⑤-⑦-⑩ 3,280円
3連単 ⑦-⑤-⑩ 17,740円


東京競馬場のGⅠ5連戦のラストは、香港から参戦のロマンチックウォリアーがGⅠ7勝の実力をまざまざと見せつけました。安田記念で香港馬が勝利したのは2006年のブリッシュラック以来18年ぶりで、外国馬の勝利は史上4頭目となります。ロマンチックウォリアーはこれでGⅠ8勝目をマークし、GⅠ競走5連勝を達成。鞍上のジェームズ・マクドナルド騎手はこれがJRA初勝利を挙げました。
2着には4番人気のナミュール、3着には2番人気のソウルラッシュが入りました。ナミュールはヴィクトリアマイルから中2週で挑み、大外から追い込んできたものの、相手が強すぎました。ソウルラッシュはこのレース3年連続での参戦でしたが、悲願のGⅠ初勝利はならず。ガイアフォースは昨年に続いての4着、3番人気のセリフォスは5着、もう一頭の香港馬・ヴォイッジバブルはブービーの17着に終わりました。

ロマンチックウォリアーは香港の国際GⅠレースで数多くの日本馬を破れば、昨年秋にはオーストラリアのGⅠ・コックスプレートにも勝利。前走のクイーンエリザベス2世カップの後、「次は日本で走る」というニュースを見て、「久しぶりに強い海外馬が来る!」といってワクワクしました。この日は序盤から好位を追走し、ゴールまで残り200mのところで先頭に立つと、ナミュールらの追撃を抑えました。初めての日本でのレースでしたが、完勝といえる内容だと思いました。
当初は安田記念をステップに宝塚記念に向かうのかと思われましたが、今後は休養予定。この馬の強さをもう一度日本で見たいから、できれば秋の天皇賞に出てほしいところ。秋天か香港カップで香港の英雄を倒す日本馬は、まぁいないでしょうね。



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ダノンデサイルが皐月賞除外からダービー制覇!56歳の横山典弘は最年長ダービージョッキー!

2024年05月26日 | 競馬

年に一度の競馬の祭典・第91回日本ダービー(東京優駿 GⅠ・芝2400m)が26日、東京競馬場で行われました。⑯メイショウタバル出走取消で17頭立てで争われた今年のダービーは、史上8頭目の無敗2冠を狙う皐月賞馬⑮ジャスティンミラノ、17年ぶりの牝馬制覇に挑む②レガレイラ、⑥コスモキュランダ、⑧アーバンシック、⑬シンエンペラーなどの皐月賞組に加え、別路線組からは無敗のキズナ産駒⑫シックスペンス、青葉賞馬でキタサンブラックの弟⑪シュガークン、プリンシパルステークスを勝った⑨ダノンエアズロック、京都新聞杯優勝③ジューンテイク、前走はNHKマイルカップ⑭ゴンバデカーブースなどが参戦しました。



単勝の人気は、ジャスティンミラノが1番人気(2.2倍)、2番人気レガレイラ(4.5倍)、シックスペンスとアーバンシックが3番人気タイ(8.3倍)。その後はダノンエアズロック、コスモキュランダ、シンエンペラー、シュガークン、⑤ダノンデサイルと続きました。

正面スタンド前のスタートで、ジャスティンミラノはまずまずの飛び出し。最初の位置取りで、シュガークンとダノンデサイルが先手を主張するが、⑱エコロヴァルツが先手を奪いに行く。シックスペンス4番手、外からジャスティンミラノが5番手に上がってきた。ダノンエアズロックとシンエンペラーは中団より前、レガレイラは10番手、アーバンシック15番手、コスモキュランダ16番手で1コーナーを回る。
1,2コーナー中間地点~向正面に入るところで、エコロヴァルツが単独先頭、2番手にシュガークン、ダノンデサイル内側3番手、ジャスティンミラノは4番手を追走。5番手シックスペンス、6番手ゴンバデカーブース、7番手ジューンテイク、8番手シンエンペラー、9番手ダノンエアズロック、10番手⑩サンライズジパング、11番手⑰ショウナンラプンタ、コスモキュランダが外から早めに仕掛ける。レガレイラは13番手に下がり、14番手アーバンシック。後方では15番手①サンライズアース、16番手④ビザンチンドリーム、最後方に⑦ミスタージーティー。
17頭が一塊の状態で3コーナーを回り、先頭争いはエコヴァル・シュガーの2頭に、後方にいたアースも加わり、3頭が並ぶ。その後ろのグループにはキュランダ・ミラノ・デサイルの3頭が並んでいる。中団より前の位置にはペンスとゴンバデ、シンエンは中団馬群、エアズロック中団の内側、アーバン後方4番手、レガは後方3番手。
4コーナーから最後の直線に差し掛かり、エコロヴァルツがまた盛り返したかと思いきや、シュガークンがわずかに前に出る。ダノンデサイルが最内に入り、ジャスティンミラノまだ4番手。外からはサンライズアース、コスモキュランダも追い込む。ダノンエアズロック、シックスペンス、レガレイラはまだ来ない。残り300mでデサイル・エコヴァル・シュガー・ミラノの4頭が横に並ぶと、残り200mでデサイルが抜け出す。ミラノが2番手に上がるが、デサイルが止まらない。後続からシンエンペラーが脚を伸ばしてやって来たが、ダノンデサイルが先頭でゴールイン!ジャスティンミラノ2着、シンエンペラーが3着となりました。



【日本ダービー 全着順】
1着⑤ダノンデサイル
2着⑮ジャスティンミラノ
3着⑬シンエンペラー 
4着①サンライズアース
5着②レガレイラ 
6着⑥コスモキュランダ
7着⑪シュガークン 
8着⑱エコロヴァルツ 
9着⑫シックスペンス
10着③ジューンテイク
11着⑧アーバンシック
12着⑩サンライズジパング
13着⑭ゴンバデカーブース
14着⑨ダノンエアズロック
15着⑰ショウナンラプンタ
16着⑦ミスタージーティー
17着④ビザンチンドリーム
取消⑯メイショウタバル

【払戻金】
単勝 ⑤ 4,660円
複勝 ⑤ 700円 ⑮ 120円  ⑬ 380円
枠連 3⃣-7⃣ 820円
馬連 ⑤-⑮ 6,860円
馬単 ⑤-⑮ 21,490円
ワイド ⑤-⑮ 1,380円  ⑤-⑬ 8,000円  ⑬-⑮ 660円
3連複 ⑤-⑬-⑮ 21,250円
3連単 ⑤-⑮-⑬ 229,910円



2021年に生まれたサラブレッド7906頭の頂点を決める一戦は、9番人気の伏兵・ダノンデサイルが最内から突き抜けて優勝しました。皐月賞に続いての2冠を狙ったジャスティンミラノは2着に敗れ、史上8頭目の無敗2冠制覇ならず。祖父・ディープインパクト、父・キズナに続く父子3代でのダービー制覇の偉業もかかっていましたが、それも幻に消えました。3着には後方から追い込んだシンエンペラーが入りました。紅一点の2番人気・レガレイラは5着、3番人気タイのシックスペンスは9着、アーバンシックも11着という結果に終わりました。
優勝したダノンデサイルは、今年1月の京成杯に次ぐ重賞2勝目。鞍上の横山典弘騎手は、2014年のワンアンドオンリー以来となるダービー3勝目。56歳3カ月での勝利はダービー最年長記録であると同時に、JRAのGⅠレース最年長勝利記録を更新しました。2つの記録を破られた武豊騎手、まだまだ引退できなそうです。
デサイルを管理する安田翔伍調教師は、開業7年目でJRAGⅠ初制覇。初GⅠタイトルがダービーなんで持ってるな!お父さんは今年調教師を引退した安田隆行氏で、騎手時代の1991年にトウカイテイオーでダービーを制しました。馬主のダノックスもダービー初勝利、エピファネイア産駒もダービー初勝利。2013年ダービーでは一度は先頭に立ったものの、ゴール前でキズナに差されて2着惜敗。あれから11年後にリベンジを成し遂げました。

ダノンデサイルは2走前の京成杯でアーバンシックを破り重賞初制覇。その勢いで皐月賞に向かうも、右前脚跛行を発症して無念の競走除外。この日のダービーでは単勝オッズで9番人気とまずまず、道中は3,4番手あたりを追走。最後の直線で最内を突いて抜け出し、追いかけるジャスティンミラノを2馬身差をつけての勝利を手にしました。皐月賞競走除外からダービーを勝つとは思ってもみなかったです。「ダービーは最も運のある馬が勝つ」という格言の通りでした。 
ジャスティンミラノは好位を追走し、直線で先頭に並んだ時は行けると思ったんですが、デサイルに突き放されて2着。戸崎圭太騎手は先週のオークスに続いての2着となりました。スタートで少し遅れたこと、序盤で折り合いを欠いたのが原因だったのか?無敗での2冠も期待されながら、皐月で競走除外だった馬に勝たれるのはショックでしょう。秋は菊花賞ではなく、天皇賞に向かいそうな気がします。











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第91回日本ダービー枠順発表!勝つのは無敗のキズナ産駒か、紅一点レガレイラか?

2024年05月24日 | 競馬
5月26日に東京競馬場で行われる第91回日本ダービー(GⅠ・芝2400m)の枠順が23日に発表されました。2021年生まれのサラブレッド7906頭の頂点を決める一戦には、無敗の皐月賞馬・ジャスティンミラノ、ウオッカ以来となる牝馬のダービー制覇を狙うレガレイラ、皐月2着コスモキュランダ、青葉賞を勝ったシュガークン、スプリングステークスから直行のシックスペンス、京都新聞杯を制したジューンテイク、プリンシパルステークスを勝ったダノンエアズロック、さらにはシンエンペラー、アーバンシック、コンバテカーブースなどが参戦します。ファンが気になる枠順はこうなりました。



【第91回日本ダービー 枠順】
1-1 サンライズアース(池添謙一)
1-2 レガレイラ(C.ルメール)
2-3 ジューンテイク(岩田望来)
2-4 ビザンチンドリーム(西村淳也)
3-5 ダノンデサイル(横山典弘)
3-6 コスモキュランダ(M.デムーロ)
4-7 ミスタージーティー(藤岡佑介)
4-8 アーバンシック(横山武史)
5-9 ダノンエアズロック(J.モレイラ)
5-10 サンライズジパング(菅原明良)
6-11 シュガークン(武豊)
6-12 シックスペンス(川田将雅)
7-13 シンエンペラー(坂井瑠星)
7-14 ゴンバデカーブース(松山弘平)
7-15 ジャスティンミラノ(戸崎圭太)
8-16 メイショウタバル(浜中俊)
8-17 ショウナンラプンタ(鮫島克駿)
8-18 エコロヴァルツ(岩田康誠)


コントレイル以来の無敗2冠を目指すジャスティンミラノは7枠15番、紅一点のレガレイラは1枠2番、川田騎手との新コンビで挑むシックスペンスは6枠12番、キタサンブラックの弟でドゥラメンテ産駒のシュガークンは6枠11番に入りました。


今年の日本ダービーは、ジャスティンミラノとシックスペンスのキズナ産駒2頭が参戦。ともにデビューから3戦3勝ですが、ジャスミラは東京コースで2戦2勝なのに対し、ペンスはデビューからずっと中山を走っていて、東京は初めて。枠順に至っては、ジャスティンミラノは4戦連続で7枠。「ラッキーカラー」のオレンジ帽を引き当て、無敗2冠へ視界は良好か。一方のシックスペンスが入った12番枠は、キャロットファームにとって縁起のいい数字。2017年のレイデオロ、昨年のタスティエーラも12番枠で勝利しております。もしかして3度目あるか?

有力候補の1頭であるレガレイラは、絶好枠の2番枠。前走の皐月賞では6着に敗れましたが、今回はルメール騎手が戻って雪辱を狙います。ルメール騎手と木村哲也調教師のコンビといえば、先日のオークスでチェルヴィニアで勝利。2週続けて木村厩舎の牝馬のGⅠを勝つ可能性もありそう。
「ルメール&キムテツペア」がダービーに挑むのは3年連続で、おととしはイクイノックスで2着、昨年はスキルヴィングがゴール入線後に心不全を発症して死亡しました。スキルヴィングが入った1枠2番枠が、今年同じ厩舎のレガレイラが入ったのは運命を感じます。木村厩舎の3度目の正直&ウオッカ以来の偉業も見たいですが、不吉な予感もする・・・。


他に気になる馬は、ダービー最後の優先出走権を手にしたダノンエアズロックは、ここまで4戦3勝ですが、3勝全て東京コース。モレイラ騎手のマジックで番狂わせを起こせるか?コスモキュランダは2走前の弥生賞を勝ち、前走の皐月賞で2着。これはタスティエーラと全く同じ。ダービー当日で人気薄になったら怖い存在になるでしょう。


毎年数々のドラマが生まれる日本ダービーですが、昨年は90回目のメモリアルレースなのに、スタートでドゥラエレーデが落馬、勝ちタイムもオークスより遅い平凡なタイム、ゴール後にはスキルヴィングが倒れて死んだりと、後味の悪すぎるレースでした。勝ったタスティエーラもその後の成績が振るわないよなぁ。今年こそは全ての競馬ファンが熱く感動するレースが見たいですね。

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母の無念から8年、チェルヴィニアがオークス制覇!ルメールも復活のGⅠ勝利!

2024年05月19日 | 競馬

3歳牝馬クラシックの第2戦・第85回オークス(優駿牝馬 GⅠ・芝2400m 18頭立て)が19日、東京競馬場で行われました。2年連続で2冠牝馬が誕生しているこのレース、今年は桜花賞を制した⑦ステレンボッシュが2冠に挑みました。さらには桜花賞3着⑭ライトバック、チューリップ賞覇者⑬スウィープフィート、阪神JF2着⑫チェルヴィニア、クイーンカップ覇者②クイーンズウォークの前走桜花賞組に加え、フローラステークス優勝の⑩アドマイヤベル、3連勝でスイートピーステークスを制した⑤コガネノソラ、フラワーカップ優勝①ミアネーロ、忘れな草賞を勝った⑰タガノエルピーダといった別路線組も参戦してきました。


単勝の人気は、 1番人気がステレンボッシュ(2.3倍)、2番人気チェルヴィニア(4.6倍)、3番人気ライトバック(7.9倍)。4番人気以降はスウィープフィート、クイーンズウォーク、タガノエルピーダ、コガネノソラ、アドマイヤベルと続きました。


正面スタンド前でのスタートで、クイーンズウォークが絶好の飛び出しを見せるが、最初の先行争いで⑯ショウナンマヌエラとタガノエルピーダが先手を主張。クイーンズウォークも先行策を取る。ステレンボッシュとチェルヴィニアとライトバックは中団につけ、スウィープフィートは最後方でゴール板を通過した。
1コーナーを過ぎたところで、ショウナンマヌエラと⑪ヴィントシュティレの2頭が飛ばす。向正面に入って、タガノエルピーダと⑱ランスオブクイーンが3,4番手で並ぶ。5番手クイーンズウォーク、6番手⑨ラヴァンダ、7番手アドマイヤベル、8番手⑮サフィラ。中団グループには9番手ミアネーロ、10番手ステレンボッシュ、11番手にチェルヴィニア。内側12番手から④パレハ、13番手コガネノソラ。後方グループはライトバック、⑧ホーエリート、③エセルフリーダ、⑥サンセットビューと続き、スウィープフィートが最後方という展開。
3コーナーを通過し、今度はヴィントがマヌエラを引き離して単独先頭。マヌエラ2番手、ランクイが3番手、エルピーダ4番手、ウォーク5番手。3,4コーナー中間時点でボッシュとチェルが中団馬群、ライト後方4番手、しんがりにいたフィートが外から進出開始。
4コーナーを回るところで18頭が一団となり、最後の直線に入って、先頭がランスオブクイーンに変わる。タガノエルピーダが内に入り、外からクイーンズウォークが迫る。最内からはミアネーロも上がり、ステレンボッシュもやって来る。外からはチェルヴィニア、大外スウィープフィートも追い込んできている。残り200mで、粘るランクイにウォークが並ぶが、ボッシュが内から抜け出そうとする。さらに外からチェルも強襲。5番手からライトバックも上がって来るが厳しいか?残り100mでステレンボッシュが先頭だが、外からチェルヴィニアが並ぶと、ゴール前で差し切ってゴールイン!チェルヴィニアがステレンボッシュの2冠を阻止!そして3着争いはライトバック・クイーンズウォーク・ランスオブクイーンの3頭が並びました。




【オークス 全着順】
1着⑫チェルヴィニア 
2着⑦ステレンボッシュ
3着⑭ライトバック 
4着②クイーンズウォーク
5着⑱ランスオブクイーン
6着⑬スウィープフィート
7着⑥サンセットビュー 
8着③エセルフリーダ 
9着⑩アドマイヤベル 
10着⑧ホーエリート 
11着⑨ラヴァンダ 
12着⑤コガネノソラ
13着⑮サフィラ 
14着①ミアネーロ
15着③パレハ 
16着⑰タガノエルピーダ
17着⑯ショウナンマヌエラ
18着⑪ヴィントシュティレ

【払戻金】
単勝 ⑫ 460円
複勝 ⑫ 140円  ⑦ 110円  ⑭ 190円
枠連 4⃣-6⃣ 640円
馬連 ⑦-⑫ 590円
馬単 ⑫-⑦ 1,300円
ワイド ⑦-⑫ 260円  ⑫-⑭ 760円  ⑦-⑭ 380円
3連複 ⑦-⑫-⑭ 1,690円
3連単 ⑫-⑦-⑭ 8,060円


3歳牝馬の頂点を決める一戦は、2番人気のチェルヴィニアが、先に抜け出したステレンボッシュをゴール前で差し切って優勝しました。ステレンボッシュは1/2馬身差の2着に敗れ、3年連続牝馬2冠誕生とはなりませんでした。3着争いの方は、ライトバックが先着し、4着クイーンズウォーク、ランスオブクイーンが5着という結果でした。
勝ったチェルヴィニアは、美浦・木村哲也厩舎に所属し、父はハービンジャー、母はチェッキーノ。昨年10月のアルテミス以来の重賞2勝目で、通算でも5戦3勝。鞍上のクリストフ・ルメール騎手は、2年ぶり4度目のオークス制覇。今年3月のドバイターフで落馬して鎖骨と肋骨を骨折、さらには肺に穴が空くという重傷を負い、春GⅠシーズンは絶望かと思われましたが、5月5日に復帰。復帰3週目で今年のGⅠ初勝利をマークして復活を果たしました。
チェルヴィニアは前走の桜花賞では13着と大敗。5カ月の休み明け、初めての右回りと輸送、さらにはルメール騎手からムルサバエフ騎手に乗り替わりと敗因が明らかでした。オークスでは左回りとルメール騎手が戻って来たことで、前走13着からの巻き返しに成功しました。やっぱり相性って大事ですね。
あと、チェルのお母さんのチェッキーノは、2016年のオークスで優勝馬のシンハライトにクビ差の2着に敗れており、その無念を娘が晴らしたというのもストーリー性がありますね。ちなみに、チェッキーノに乗っていたのは戸崎圭太騎手で、8年後にその娘に負けてまたも2着・・・。歴史は繰り返されるのである。借りは日本ダービーで返せるといいんですが。







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ジャンタルマンタルが2歳王者の意地見せた!マイル戦は3戦3勝!

2024年05月05日 | 競馬

5月5日のこどもの日は、東京競馬場で3歳マイル王決定戦・第29回NHKマイルカップ(GⅠ・芝1600m 18頭立て)が行われました。今年のマイルカップは、昨年の最優秀2歳牡馬⑯ジャンタルマンタルと、最優秀2歳牝馬⑭アスコリピチェーノのGⅠ馬2頭が参戦。クラシック1冠目では共に涙を吞んだ2頭が、府中マイルで雪辱なるか?他にもアーリントンカップを勝った③ディスペランツァ、シンザン記念覇者②ノーブルロジャー、ファルコンステークス優勝①ダノンマッキンリー、喉鳴り手術明けの⑫ゴンバデカーブース、ニュージーランドトロフィー2着⑤ボンドガール、東京スポーツ杯2歳ステークス覇者⑬シュトラウス、福永祐一厩舎GⅠ初挑戦⑧チャンネルトンネルなどが参戦しました。


単勝の上位人気は、アスコリピチェーノとジャンタルマンタルが2.9倍で並び、共に1番人気。3番人気ボンドガール(9.2倍)、4番人気ゴンバデカーブース(9.7倍)までが一桁台。その後は⑱アルセナール、ディスペランツァ、ノーブルロジャー、ダノンマッキンリー、シュトラウスと続きました。


スタートで、ジャンタルマンタルが絶好のスタートを決めたのに対し、アルセナールが後手を踏んでしまう。先行争いで⑮マスクオールウィン、ボンドガール、⑨キャプテンシーの3頭が先手を主張し、ボンドガールが先手を奪う。4番手④イフェイオン、外側5番手ジャンタルマンタル、アスコリピチェーノが6番手につける。7,8番手に⑥ロジリオンと⑧エンヤラヴフェイス、9番手ノーブルロジャー、10番手チャンネルトンネル、11番手ゴンバデカーブース。12番手ダノンマッキンリー、13,14番手の位置にディスペランツァと⑩ウォーターリヒト。後方勢は⑪アレンジャーと⑰ユキノロイヤルが15,16番手に控え、17番手アルセナール、シュトラウスが最後方。
3,4コーナー中間で、キャプテンシーが先頭に立ち、オールウィン2番手、ジャンタルが3番手に上がり、ボンドが4番手に下がる。アスコリは5番手にいる。ゴンバデは中団、ディスペランツァとマッキンリーとロジャーは中団より後ろ、アルセナールは後方2番手のまま。
4コーナーを回って最後の直線に差し掛かり、キャプテンシーとマスクオールウィンの2頭が並び、外からジャンタルマンタルが前の2頭に接近。アスコリピチェーノはジャンタルの内側に入り、ボンドガールが最内を突く。残り400mのところで、アスコリが強引に内に入ろうとしたら、キャプテンシーとボンドが不利を受ける。その間にジャンタルが先頭に躍り出る。残り200mでロジリオンが2番手に上がり、外からゴンバデカーブース、さらにイフェイオンが追い上げる、アスコリも最内から追い上る。しかし、ジャンタルマンタルが後続を退け先頭でゴール!アスコリピチェーノは最後に2番手に浮上しました。


【NHKマイルカップ 全着順】
1着⑯ジャンタルマンタル 
2着⑭アスコリピチェーノ 
3着⑥ロジリオン 
4着⑫ゴンバデカーブース 
5着④イフェイオン 
6着⑦チャンネルトンネル 
7着③ディスペランツァ 
8着⑩ウォーターリヒト 
9着⑱アルセナール 
10着⑧エンヤラヴフェイス
11着⑰ユキノロイヤル 
12着②ノーブルロジャー
13着①ダノンマッキンリー
14着⑪アレンジャー 
15着⑮マスクオールウィン
16着⑬シュトラウス 
17着⑤ボンドガール 
18着⑨キャプテンシー

【払戻金】
単勝 ⑯ 290円
複勝 ⑯ 130円  ⑭ 120円  ⑥ 410円
枠連 7⃣-8⃣ 310円
馬連 ⑭-⑯ 360円
馬単 ⑯-⑭ 700円
ワイド ⑭-⑯ 200円  ⑥-⑯ 1,100円  ⑥-⑭ 970円
3連複 ⑥-⑭-⑯ 2,540円
3連単 ⑯-⑭-⑥ 8,520円


東京競馬場の5週連続GⅠの開幕戦は、1番人気タイのジャンタルマンタルが残り300mで抜け出すと、そのまま突き放して快勝。2歳王者の意地を見せ、3歳マイル王の座に就きました。もう1頭のGⅠ馬・アスコリビチェーノが最後に内から伸びて2着に入りましたが、最内に入る際、キャプテンシーとボンドガールの2頭が煽られました。この影響でボンドガール17着、キャプテンシーは最下位でゴール。レース後に審議になったときは、もしかしたらアスコリが降着になり、復帰したばかりのルメール騎手が騎乗停止になるかと思いましたよ。
3着には10番人気のロジリオンが入線。この馬は東京1400mで2戦2勝、今回も上位に入ったから、府中との相性が良いんでしょう。4着のゴンバデカーブースは、昨年10月のサウジアラビアロイヤルカップで勝ち、12月のホープフルステークスで出走取消、この日が約7カ月ぶりの実戦でしたが、休み明けにしては良い走りをしたと思います。叩き2走目となるだろう日本ダービーはどうなるのか?

優勝したジャンタルマンタルは、朝日杯フューチュリティステークス以来となるGⅠ2勝目。重賞勝ちも通算3勝目。鞍上の川田将雅騎手は今年のGⅠ初勝利で、マイルカップ2勝目。高野友和調教師はこのレース初勝利となりました。
ジャンタルマンタルはデビューから3連勝で朝日杯FSを勝ち、最優秀2歳牡馬に選出。今年に入ってからは共同通信杯でジャスティンミラノに敗れて2着のあと、皐月賞では一旦は先頭に立ち、後続との差を拡げたものの、残り100mで失速し、ゴール前でジャスティンミラノやコスモキュランダにかわされて3着に敗れました。それから中2週で挑んだこのマイルカップ、ここ2戦の鬱憤を晴らすかのような走りで圧勝。2歳女王のアスコリピチェーノに2馬身半の差をつけました。これでマイル戦は3戦3勝。左回りも輸送も克服できました。
今回のレース内容を見て、改めて世代トップクラスだとわかったし、マイルでは国内で一番強いんじゃないか?安田記念はさすがに使わないと思うので、秋はマイルCSと香港マイルが目標となるでしょう。今の国内のマイル界は主役になれる馬が不在なので、ジャンタルには「マイル界の絶対王者」になってもらいたいところです。






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3000m級重賞で3連勝!テーオーロイヤル&菱田裕二が春の天皇賞でGⅠ初制覇!

2024年04月28日 | 競馬

今週から6週連続でGⅠ開催!28日は京都競馬場で現役最強ステイヤー決定戦「第169回 天皇賞・春(GⅠ・芝3200m)」が行われました。②ヒンドゥタイムズが病気で出走取消のため、17頭立てとなった今年の春天は、菊花賞馬⑫ドゥレッツァ、日本ダービー馬⑦タスティエーラ、ダイヤモンドステークス&阪神大賞典と重賞連勝中⑭テーオーロイヤル、牝馬での春天制覇を目指す①サリエラ、春天で3年連続2着⑥ディープボンド、日経新春杯を勝った⑤ブローザホーン、昨年は3着だった⑨シルヴァーソニック、④ワープスピードなどが参戦しました。


単勝の人気は、テーオーロイヤルとドゥレッツァが2.8倍で1番人気タイ。3番人気サリエラ(7.5倍)、4番人気タスティエーラ(7.9倍)、5番人気のブローザホーン(8.8倍)まで10倍以下でした。


スタート直後、ディープボンドが行くかと思いきや、⑪マテンロウレオが先手を奪う。その後ろでドゥレッツァが2番手につける。ディープボンド3番手、4,5番手にテーオーロイヤルと⑩サヴォーナ。内側6番手サリエラ、7番手⑯チャックネイト、8番手⑧ゴールドプリンセス、9番手③プリュムドール。10番手シルヴァーソニック、タスティエーラは11番手追走。12番手ワープスピード、外側13番手にブローザホーン。後方は14番手⑬スカーフェイス、15番手⑰スマートファントム、16番手⑱ハピ、17番手⑮メイショウブレゲ。
1周目の正面スタンド前に差し掛かり、マテンロウオリオンが最初の1000mを59秒7で通過。ドゥレッツァとディープボンド2,3番手で並走。テーオーロイヤルはドゥレッツァをマークしている。サリエラ6番手、タスティエーラは中団、ブローザホーンは13番手のまま正面スタンド前を通過。後方ではハピが外側へ逸走→そのままスローダウンして競走を中止してしまった。
縦長の状態で1,2コーナーを過ぎて向正面へ。マテレオが軽快に逃げ、ボンドが2番手浮上、ドゥレ3番手、4番手サヴォーナ、ロイヤル5番手、6番手プリュム、チャックとサリエラが7,8番手。内側9番手タスティ。10番手グループにはシルソニ・ゴルプリ・ワープ、13番手ブローザ、14番手スマファン、15番手スカ―、16番手ブレゲ。
2度目の外回り3コーナーを迎え、マテレオのリードが無くなり、ボンドが接近。サヴォーナ3番手、外に出したロイヤルが4番手。ドゥレッツァ5番手後退、サリエラも外から仕掛けていく。タスティはまだ7番手。
4コーナー手前、先頭争いはディープボンドがマテンロウレオを抜いてわずかに先頭。だが外からテーオーロイヤルも迫ってる。サヴォーナ4番手。ドゥレッツァとサリエラは共に馬群に沈んでいく。最後の直線でテーオーロイヤルがディープボンドをかわして先頭に躍り出る。ディープボンド今年も2着フィニッシュか?残り200mでロイヤルが完全に抜け出し、サヴォーナ3番手、大外からブローザホーンが追い込んできて、内からはスマートファントムも上がってきてる。しかし、テーオーロイヤルが後続を寄せ付けず先頭でゴール!2番手にブローザホーン、ディープボンドが3着。


【天皇賞・春 全着順】
1着⑭テーオーロイヤル
2着⑤ブローザホーン 
3着⑥ディープボンド 
4着⑰スマートファントム
5着④ワープスピード
6着⑩サヴォーナ 
7着⑦タスティエーラ 
8着⑮メイショウブレゲ
9着⑧ゴールドプリンセス
10着③プリュムドール 
11着⑬スカーフェイス 
12着①サリエラ 
13着⑪マテンロウレオ 
14着⑯チャックネイト 
15着⑫ドゥレッツァ 
16着⑨シルヴァーソニック
中止⑱ハピ 
取消②ヒンドゥタイムズ

【払戻金】
単勝 ⑭ 280円
複勝 ⑭ 140円  ⑤ 250円   ⑥ 490円
枠連 3⃣-7⃣ 1,030円
馬連 ⑤-⑭ 1,070円
馬単 ⑭-⑤ 1,450円
ワイド ⑤-⑭ 400円  ⑥-⑭ 1,290円  ⑤-⑥ 2,470円
3連複 ⑤-⑥-⑭ 7,750円
3連単 ⑭-⑤-⑥ 23,960円


古馬の頂点をかけた戦いは、1番人気のテーオーロイヤルが直線抜け出して快勝。3度目のGⅠ挑戦で初制覇を果たしました。2着には後方から追い込んで来たブローザホーン、3着にはディープボンドが入りました。ディープボンドは今年で4度目の春天出走で、昨年まで3年連続2着、今年は一度は先頭に立つ場面もあり3着と健闘。4年連続で馬券に絡みましたね~。
上位人気勢ですが、ダービー馬のタスティエーラは7着、菊花賞馬のドゥレッツァは15着と大敗。先日の大阪杯で4歳馬のベラジオオペラが勝ったけど、春天の結果を見て4歳世代のレベルの低さを実感しました。71年ぶりの牝馬制覇の期待もあったサリエラも12着に終わりました。やはり牝馬が春天を勝つのは難しいですね。
優勝したテーオーロイヤルは、ダイヤモンドステークス、阪神大賞典に続いての重賞3連勝。鞍上の菱田裕二騎手はデビュー13年目で嬉しいGⅠ初勝利。ロイヤルを管理する岡田稲男調教師もJRA・GⅠ初制覇。さらにはリオンディーズ産駒もGⅠ初制覇を果たしております。

テーオーロイヤルは3歳時代の2021年10月から3連勝した後、2022年のダイヤモンドステークスで重賞初制覇。4連勝で春の天皇賞に挑みましたが結果は3着。5歳の時に骨折で長期離脱を経験、復帰2戦目のステイヤーズステークスで2着のあと、ダイヤモンドSでサリエラに競り勝って2年ぶりの勝利。前走の阪神大賞典では5馬身差の圧勝、そしてこの日の春天では2馬身差の完勝。3000m級の重賞レースで3連勝を果たし、春の盾を手にしました。
春の天皇賞の勝ち馬と言えば、ディープインパクトやキタサンブラック、テイエムオペラオーのように中距離でも実績ある馬が多く、純粋なステイヤーが勝つことが少ないイメージがありました。でも、今年は久しぶりに強いステイヤーが現れたなって思いました。秋にはメルボルンカップを見据えているとのことで、海外の舞台で好走する姿も見てみたいですね。



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3歳ダートクラシックついに開幕!白毛馬のアマンテビアンコが羽田盃を制す!

2024年04月24日 | 競馬

昨年まで南関東競馬の3歳クラシック三冠だった「羽田盃」、「東京ダービー」、「ジャパンダートダービー(今年からジャパンダートクラシック)」が、今年から交流GⅠに昇格。「3歳ダートクラシック」の第1弾となる第69回羽田盃(GⅠ・1800m 8頭立て)が24日、大井競馬場で行われました。中央勢からはブルーバードカップを勝った①アンモシエラ、雲取賞を制した⑧ブルーサン、白毛馬④アマンテビアンコ、③ハビレの4頭が参戦。地方勢は⑥ティントレット(大井)、⑦マッシャーブルム(大井)、②ムットクルフェ(大井)、⑤フロインフォッサル(大井)の4頭が出走しました。



スタンド前でのスタートで、アンモシエラが上手く飛び出したのに対し、アマンテビアンコはわずかに遅れる。先行争いでティントレット、ブルーサン、アンモシエラの3頭が先頭集団を形成し、アマンテビアンコは4番手から、ハビレ5番手、その後にムットクルフェ、マッシャーブルム、フロインフォッサルと続く。
1コーナーを過ぎたところで、ハビレが躓いて騎手が落馬しそうになるも持ちこたえる。向正面に差し掛かり、アンモシエラが先頭、2番手にティントレット、3番手ブルーサン、少し離れた4番手にアマンテビアンコ、5番手ムットクルフェ、ハビレが6番手。7番手にマッシャーブルム、フロインフォッサルが大きく離れて最後方を走る。
外回り3コーナーを回り、アンモシとティントの2頭が並び、3番手集団にはブルーサン・ムット・アマンテの3頭が固まる。ハビレは6番手。
4コーナーから最後の直線に入り、アンモシエラが単独先頭に立ち、アマンテビアンコが2番手に上がる。ブルーサンは最後方に下がり、ハビレは大外5番手。残り200mでアンモシとアマンテの一騎打ちとなり、後ろではハビレが3番手に上がるが、大外からフロインフォッサルが襲い掛かる。そして残り100mでアマンテビアンコがアンモシエラをかわして先頭、アンモシも頑張るが、アマンテビアンコが先頭でゴールイン!白毛馬のアマンテビアンコがダート三冠の1冠目を手にしました!



【羽田盃 全着順】
1着④アマンテビアンコ
2着①アンモシエラ 
3着⑤フロインフォッサル
4着③ハビレ 
5着②ムットクルフェ
6着⑦マッシャーブルム
7着⑥ティントレット 
8着⑧ブルーサン

【払戻金】
単勝 ④ 210円
複勝 ④ 120円 ① 200円 ⑤ 670円
馬連 ①-④ 850円
馬単 ④-① 1,230円
ワイド ①-④ 290円  ④-⑤ 1,560円  ①-⑤ 5,600円
3連複 ①-④-⑤ 17,270円
3連単 ④-①-⑤ 45,190円


3歳ダート三冠の開幕戦・羽田盃は、紅一点のアンモシエラと白毛馬のアマンテビアンコの叩き合いの末、アマンテビアンコがゴール前で抜け出して優勝。単勝1番人気の意地を見せました。アンモシエラは序盤から先頭をひた走り、直線で一旦突き放す場面もありました。逃げ切ることができなかったけど、強い競馬をしたと思います。
3着争いは、しんがり人気のフロインフォッサルが、ゴール前でハビレをかわして3着に入りました。向正面ではポツンと最後方でしたが、ラストで大外から一気に伸びてきました。地方勢というよりは地元・大井の意地を見せましたね。3番人気のハビレは4着、2番人気のブルーサンは最下位の8着でした。

優勝したアマンテビアンコは、2度目の重賞挑戦で初制覇。通算でも5戦3勝となりました。美浦・宮田敬介厩舎に所属し、父・ヘニーヒューズ、母・ユキチャン、母の父がクロフネという血統。ユキチャン産駒としては中央・地方通じて重賞初勝利。白毛馬のGⅠ勝利はブチコに次いで2頭目ですが、ダートGⅠでは初めてです。
前走の雲取賞ではスタートで躓き、逃げるブルーサンを捕まえきれず2着に敗戦。この日は4戦目まで手綱を取ったルメール騎手が落馬負傷につき、川田将雅騎手に乗り替わり。課題のスタートも上手く飛び出し、最後の直線では外から追い込んで逃げるアンモシエラを差し切りました。ここまで5戦走って全て3着以内。次の東京ダービーでは初めての2000mとなりますが、アマンテの脚力なら距離延長も問題ないと思います。
東京ダービーもアマンテビアンコとアンモシエラの2強対決になるだろうけど、ユニコーンステークス組から2強を脅かす馬が現れることを期待したいです。




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ジャスティンミラノがデビュー3連勝で皐月賞制覇!レガレイラは76年ぶりの牝馬制覇ならず。

2024年04月14日 | 競馬

2024年牡馬クラシックの開幕戦・第84回皐月賞(GⅠ・芝2000m)が14日、中山競馬場で行われました。昨年末のホープフルステークスを制した⑩レガレイラが、76年ぶりの牝馬による皐月賞制覇に挑戦。さらには朝日杯フューチュリティステークスを勝った⑧ジャンタルマンタル、中山2000mで2戦連続2着⑭シンエンペラー、弥生賞馬⑫コスモキュランダ、デビュー2戦2勝で共同通信杯を勝った⑬ジャスティンミラノ、毎日杯圧勝②メイショウタバル、きさらぎ賞優勝⑰ビザンチンドリーム、若葉ステークス覇者⑤ミスタージーティー、朝日杯2着③エコロヴァルツ、⑨アーバンシックなどが参戦しました。


単勝オッズは、1番人気がレガレイラ(3.7倍)、2番人気ジャスティンミラノ(4.8倍)、3番人気ジャンタルマンタル(6.1倍)、4番人気メイショウタバル(7.0倍)、5番人気シンエンペラー(8.4倍)まで10倍以下でした。

スタート直前、⑯ダノンデサイルの馬体検査が行われ、馬体に故障が見つかり競走除外。18頭立てから17頭立てとなる。
スタートで、ビザンチンドリームが出遅れて後方からの競馬に。好スタートを決めたジャンタルマンタルが先行策を取るが、④シリウスコルトとメイショウタバルが先手を主張し、最後はタバルがハナを奪い取る。ジャスティンミラノは6番手あたり、シンエンペラー8番手、コスモキュランダとアーバンシックは中団に控え、レガレイラは後方3番手でスタンド前を過ぎた。
1,2コーナーを過ぎて、向正面に入るところで、先頭のメイショウタバルが後続を引き離して独走状態。2番手シリウスコルト、3番手ジャンタルマンタル、4番手⑥アレグロブリランテ、5番手ジャスティンミラノ、6番手ミスタージーティー、7番手①サンライズジパング。その後ろの8番手にシンエンペラー、9番手にコスモキュランダが続く。中団より後ろのグループは、10番手⑪ホウオウプロサンゲ、⑦ルカランフィーストと⑮サンライズアースが11,12番手で並び、13番手アーバンシック、14番手⑱ウォーターリヒト、レガレイラはまだ15番手、ビザンチンドリームとエコロヴァルツが後方で並ぶ。
3コーナーを回り、先頭のタバルは前半1000mを57秒5のハイペースで通過。しかし、残り600mでタバルと2番手以降の差が徐々に縮まる。ジャンタル3番手、ミラノ4番手、エンペラーとキュランダは外に持ち出し、レイラも大外勝負。
4コーナーから最後の直線に入ってすぐ、ジャンタルマンタルが先頭に変わる。2番手からジャスティンミラノ、シンエンペラー、コスモキュランダが追いかける。レガレイラは大外から追い込んでくるが厳しいか?残り200mでもジャンタルが先頭をキープするが、残り100mを切ってミラノとキュランダがジャンタルに迫り、ゴール前でジャスティンミラノがジャンタルマンタルをかわしてFINISH!コスモキュランダ2番手、ジャンタルマンタルは3番手。



【皐月賞 全着順】
1着⑬ジャスティンミラノ
2着⑫コスモキュランダ 
3着⑧ジャンタルマンタル
4着⑨アーバンシック 
5着⑭シンエンペラー 
6着⑩レガレイラ 
7着③エコロヴァルツ
8着⑦ルカランフィースト
9着①サンライズジパング
10着⑤ミスタージーティー
11着⑪ホウオウプロサンゲ
12着⑮サンライズアース 
13着⑰ビザンチンドリーム
14着④シリウスコルト
15着⑥アレグロブリランテ
16着⑱ウォーターリヒト 
17着②メイショウタバル 
除外⑯ダノンデサイル

【払戻金】
単勝 ⑬ 480円
複勝 ⑬ 220円  ⑫ 390円  ⑧ 220円
枠連 6⃣-7⃣ 1,890円
馬連 ⑫-⑬ 3,550円
馬単 ⑬-⑫ 5,570円
ワイド ⑫-⑬ 1,460円  ⑧-⑬ 610円  ⑧-⑫ 1,620円
3連複 ⑧-⑫-⑬ 5,940円
3連単 ⑬-⑫-⑧ 29,240円


牡馬3冠の第1戦は、ジャンタルマンタルが最後の直線で先頭に立って抜け出した時は、このまま押し切るかと思われましたが、残り100mを切ってジャスティンミラノが襲い掛かり、ゴール前でジャンタルを差し切りました。走破タイム1分57秒1は、皐月賞レコードどころか、中山芝2000mのコースレコードを更新しました。2着のコスモキュランダもモレイラ騎手のムチに応えるように外から追い込んできました。キュランダの父は2017年の皐月賞を勝ったアルアインで、祖父が2005年の勝ち馬であるディープインパクトで、勝っていたら史上初の「父子3台皐月賞馬」の快挙でした。これは惜しい!
3着のジャンタルマンタルも強い競馬をしていたけど、残り100mで脚が止まった感じでしょうか。今回の内容だと次の日本ダービーは厳しいかもしれない。5番人気のシンエンペラーは5着に入って掲示板確保。1番人気のレガレイラは後方待機から追い上げるも6着に終わり、76年ぶりの牝馬制覇はかないませんでした。鞍上が落馬負傷のルメール騎手から北村宏司騎手に変更されたし、ハイペースに対応できなかったのもあるかも。ダービーを諦めてオークスに向かう可能性もありそうな気がする。

優勝したジャスティンミラノは、栗東の友道康夫厩舎所属で、父・キズナ、母・マーゴットディド。前走の共同通信杯に続いての重賞2連勝で、デビュー3戦3勝となりました。キズナ産駒はアカイイト、ソングラインに続いて3頭目のGⅠ馬輩出ですが、牡馬は初めてです。鞍上の戸崎圭太騎手は2018年のエポカドーロ以来6年ぶり2勝目、友道調教師は2009年のアンライバルド以来15年ぶりの皐月賞勝利。
昨年のソールオリエンスと同じく、3戦負けなしで皐月賞馬となったジャスティンミラノ。昨年11月の新馬戦を快勝すると、2戦目の共同通信杯は2番手追走から、残り200mで先行馬を捕らえ、ジャンタルマンタルとエコロヴァルツを抑えて優勝。今回の皐月賞でも2歳王者を再び破りました。この日の勝利は陣営にとって非常に特別なものでありました。2週前と1週前の追切を務めた藤岡康太騎手が、今月10日に落馬事故で他界。ゴール前の末脚は康太さんの魂が乗り移ったように思えました。
無敗で皐月賞を勝ったので、次は無敗のダービー馬になってほしいところですが、昨年のソールオリエンスは2着に敗れたし、3年前のエフフォーリアも2着でした。ただ、ミラノは東京コースで2戦2勝だから、たぶん大丈夫だと思います(レコードの反動が怖いけど)。ジャスティンミラノはこれからも藤岡康太さんの分まで走り続けます。







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ステレンボッシュが2歳女王にリベンジ!国枝栄厩舎は桜花賞3勝目!

2024年04月07日 | 競馬

2024年3歳クラシックの開幕戦・第84回桜花賞(GⅠ・芝1600m 18頭立て)が7日、阪神競馬場で行われました。⑨アスコリピチェーノ、⑫ステレンボッシュ、⑧コラソンビートの阪神ジュベナイルフィリーズ上位3頭に加え、チューリップ賞を勝った⑦スウィープフィート、アルテミスステークス覇者⑱チェルヴィニア、クイーンカップ覇者②クイーンズウォーク、フィリーズレビューで波乱を起こした⑮エトヴプレ、フェアリーステークス優勝③イフェイオン、⑪ライトバックなどが参戦しました。


単勝の人気は、1番人気アスコリピチェーノ(3.5倍)、2番人気ステレンボッシュ(4.5倍)、3番人気クイーンズウォーク(5.7倍)、4番人気チェルヴィニア(6.1倍)、5番人気コラソンビート(7.7倍)までが10倍以下でした。


スタートは大きな出遅れはなく、外回り3コーナーに向かっての先行争いで、⑭ショウナンマヌエラが先手を奪い、2番手に④キャットファイト、コラソンビートが3番手につけ、外からエトヴプレが4番手で並ぶ。5番手集団にはクイーンズウォーク、イフェイオン、⑤シカゴスティング、⑩セキトバイーストの4頭が固まり、中団の外側9番手にチェルヴィニア、真ん中10番手にアスコリピチェーノが控える。11番手にステレンボッシュ、12番手⑯セシリエプラージュ、13番手①ワイドラトゥール、14番手⑬テウメッサ。離れた後方勢は、⑰マスクオールウィンと⑥ハワイアンティアレが並び、17番手ライトバック、最後方にスウィープフィートという展開。
外回り3,4コーナー中間点を過ぎ、マヌエラが先頭を走り、ヴプレ2番手、セキトバ3番手に上がり、キャット4番手、コラソン。チェルが6番手まで進出し、ウォーク・ボッシュ・アスコリはまだ中団待機。
4コーナーから最後の直線に入って、ショウナンマヌエラとエトヴプレが並び、後続からセキトバイーストとステレンボッシュが追いかけ、外からアスコリピチェーノも猛追。内側からクィーンズウォークもやってきて大混戦状態。残り200mでボッシュがヴプレをかわして先頭、ウォークが内ラチを突いて上昇。さらに大外からライトバックも脚を伸ばし、スウィープフィートも来ている。残り100mでボッシュが抜け出し、アスコリが2番手に上がるも、ステレンボッシュが先頭でゴールイン!ステレンボッシュが2歳女王を破り桜の女王に輝きました!



【桜花賞 全着順】
1着⑫ステレンボッシュ 
2着⑨アスコリピチェーノ
3着⑪ライトバック 
4着⑦スウィープフィート
5着⑮エトヴプレ 
6着①ワイドラトゥール 
7着⑩セキトバイースト 
8着②クイーンズウォーク
9着⑬テウメッサ 
10着⑥ハワイアンティアレ
11着③イフェイオン 
12着⑤シカゴスティング
13着⑱チェルヴィニア 
14着⑰マスクオールウィン
15着⑯セシリエプラージュ
16着⑧コラソンビート 
17着⑭ショウナンマヌエラ
18着④キャットファイト 

【払戻金】
単勝 ⑫ 430円
複勝 ⑫ 150円  ⑨ 140円  ⑪ 340円
枠連 5⃣-6⃣ 560円
馬連 ⑨-⑫ 620円
馬単 ⑫-⑨ 1,240円
ワイド ⑨-⑫ 280円  ⑪-⑫ 970円  ⑨-⑪ 940円
3連複 ⑨-⑪-⑫ 3,260円
3連単 ⑫-⑨-⑪ 11,470円


満開の桜の下で行われた桜花賞は、2番人気のステレンボッシュが、アスコリピチェーノらを抑えて優勝しました。デビューから3連勝中だったアスコリピチェーノは2着、3着には7番人気のラインバックが入りました。チューリップ賞を勝ったスウィープフィートは4着、3番人気のクィーンズウォークは8着。鞍上の川田将雅騎手は史上初の桜花賞3連覇はならず。4番人気のチェルヴィニアは13着、コラソンビートは16着という結果でした。
勝ったステレンボッシュは通算3勝目で、初めての重賞制覇をGⅠで飾りました。美浦・国枝栄厩舎に所属し、父はエピファネイア、母はブルークランズ。鞍上のジョアン・モレイラ騎手は日本のクラシック競走初勝利で、JRAのGⅠ勝利は2018年エリザベス女王杯のリスグラシュー以来、実に5年5か月ぶりとなります。モレイラ騎手はこの週末から短期免許で騎乗し、土曜日の阪神牝馬ステークスでマスクトディーヴァに乗って快勝、この日もボッシュを勝利に導き、2日連続で重賞勝ちを収めました。
国枝栄調教師は2010年のアパパネ、2018年のアーモンドアイに続き、このレース3勝目。アパパネとアーモンドアイは桜花賞を勝った後、三冠牝馬となっており、ボッシュも国枝厩舎の偉大なOGに続けるか楽しみです。
前走の阪神JFではアスコリピチェーノを捕まえきれず2着に敗戦。桜花賞でモレイラ騎手との新コンビで参戦し、道中はアスコリの内側に位置付けると、ラストの直線でアスコリより先に仕掛け、残り200mで先頭に浮上してそのままフィニッシュ。4か月前のリベンジを果たしました。ボッシュの勝利への執念もそうだけど、モレイラ騎手の手腕の凄さに感心させられました。次走のオークスは距離が延びるけど、東京コースで勝ったこともあるし、何よりもマジックマンが付いてるから大丈夫だと思うけど、どうかしら?







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