3月7日以降オープン戦の勝利が無い福岡ソフトバンクホークス。前日は松田宣浩とレストビッチの一発が出ましたが、中日に引き分けました。12日は平塚球場で横浜ベイスターズと対戦しました。
先発は開幕ローテーションが決定したガトームソン。その立ち上がりは先頭の石井琢朗にヒットを許しましたが、後続を打ち取って0点に抑えます。2回、ソフトバンクはこの回先頭・松中信彦が、横浜の先発・ウィリアムスからライトポール際へのソロ本塁打で1点を先制します。1死後、レストビッチ、松田でチャンスを拡げ、田上秀則がライト前ヒットを放ちますが、2塁走者・レストビッチがホームで憤死。しかし次の井手正太郎がセンター前タイムリーを放って1点追加しました。
2点の援護を貰ったガトームソンでしたが、その裏に1点を返されます。結局ガトームソンは2回を投げ終えたところで終了。
3回からは2番手として甲藤啓介が登板。その甲藤は、いきなり連打を浴びると、犠打で1死2,3塁とピンチを迎え、金城龍彦にライトへの2塁打を浴びて逆転を許してしまいます。その後は取り戻し、6回2死を獲ったところで降板しました。2失点は痛いぞ。
反撃したいソフトバンクは6回、柴原がレフトへの2塁打でチャンスを掴み、レストビッチがセンター前タイムリーを放ち、3-3の同点に追いつきます。8回、この回の先頭・多村仁がヒットで出塁。松中と柴原が凡退して2死後、レストビッチが横浜の5番手・吉見祐治のストレートをジャストミート!右中間スタンドへ飛び込む逆転2ラン!レストビッチはこれで2試合連続本塁打です。
その裏、久米勇紀が村田修一に2塁打を浴びると、ニコースキーが内川聖一にセンター前タイムリーを打たれて1点差とされます。9回、ソフトバンクは明石健志のタイムリーで1点を追加して再び2点差。9回裏を抑えれば勝利のところでしたが、続投したニコースキーが安打と四球で無死1,2塁のピンチを迎えます。一発が出ればサヨナラ負けの場面でしたが、途中出場のジェイジェイを3塁ゴロ併殺打にしとめて2アウト、続くバッター・昨年ソフトバンクに在籍していた斉藤秀光を三振に仕留めて試合終了!6-4で辛くも勝利したソフトバンク、実に1週間ぶりの勝利となりました。
オープン戦 2008/03/12(水)
横 浜-ソフトバンク
(平塚、13:00、6165人)
SH 020 001 021 6
YB 012 000 010 4
【投手】
(ソ)ガトームソン、甲藤、三瀬、久米、
ニコースキー-田上、山崎
(横)ウィリアムス、三橋、川村、木塚、
吉見、マットホワイト-斉藤俊、鶴岡
【責任投手】
(勝)久米6試合1勝1S
(S)ニコースキー7試合2勝2S
(敗)吉見4試合1敗
【本塁打】
(ソ)松中3号ソロ(2回、ウィリアムス)
レストビッチ2号2ラン(8回、吉見)
今回の試合は14安打6得点の猛攻で横浜に逆転勝ち!とはいえ、逆転した後に反撃されたので辛勝といって良いかも。松中がオープン戦3本目の本塁打、レストビッチは2試合連続本塁打でこの日は3打点の活躍を見せました。2回の積極的な走塁が仇となって本塁憤死のミスを犯してしまいましたが、そのミスを帳消しにする会心の一撃だったようです。彼は以前にも走塁でのミスがありましたな…。「特攻精神」が旺盛なのはいいけど、ミスはできるだけ無くしましょう。
あと松中は本塁打で2ケタ打点に達しました。現在オープン戦打点王らしいです。残り試合でどれだけの打点を稼ぎ出せるか注目したいところ。
投手陣は、久米が6試合目にしてオープン戦初勝利を飾りました。同期のライバル・大場翔太より早く白星をGETできてよかったですね。久米も開幕一軍の可能性がありますよ。
13日は神宮球場で東京ヤクルトスワローズと対戦。開幕投手が決定した杉内俊哉が先発予定となっています。開幕までいよいよあと1週間!残り試合全て勝って開幕に弾みをつけたら最高なんだけどな~。