先日の日本ダービーでキズナが優勝し、当日は東京競馬場に約14万人の大観衆を集め、競馬人気の再燃の兆しが見え始めましたが、その矢先で調教中での事故が多発しています。29日には2011年の阪神ジュベナイルフィリーズを制したジョワドヴィーヴルが骨折を発症して安楽死。さらに30日にはフィフスペトルも安田記念の最終追い切りで故障発生し、骨折で予後不良となりました。
ジョワドヴィーヴルは29日、栗東トレーニングセンターのCウッドチップコースの直線に入ったところで故障発生。異変を感じた調教助手がすぐに下馬し、獣医師も駆けつけましたが、左下腿骨開放骨折と診断され横不良。診療所にて安楽死処分となりました。同馬は父・ディープインパクト、母・ビワハイジ、姉・ブエナビスタという超良血馬で、デビュー2戦目の阪神ジュベナイルフィリーズで優勝し、2011年の最優秀2歳牝馬に選出。翌年の桜花賞で6着と敗れた後、右第1趾骨近位骨折を発症し、約10か月間休養。今年2月の京都記念で復帰し、中日新聞杯6着、ヴィクトリアマイルでは4着に入り、6月1日の鳴尾記念(@阪神競馬場)に出走予定でした。通算成績は7戦5勝。
ジョワドの急死から一夜明けた30日、今度は美浦トレセンで悲劇が起こりました。6月2日の安田記念に向けて調教を行っていたフィフスペトルが、ウッドチップコース内の直線で左後肢に故障を発生。馬運車で診療所に運ばれた結果、左第一趾骨粉砕骨折、左第三中足骨複骨折と診断されました。
フィフスペトルは2008年7月に函館競馬場での新馬戦でデビューすると、2戦目の函館2歳ステークスで重賞初勝利。その後、朝日杯FSで2着、NHKマイルカップで5着、2011年にはオープン競走の夏至ステークスを勝つと、京成杯オータムハンデを制して重賞2勝目をマークすると、マイルチャンピオンシップで2着と健闘。最後のレースとなってしまった今月11日の京王杯スプリングカップでは17着と大敗しました。通算成績は28戦5勝でした。
重賞勝ち馬が調教中のアクシデントによる死亡事故が2日連続で起きてしまい、そのニュースを知って驚きと悲痛な気持ちが入り混じっています。特にジョワドヴィーヴルはこの間のVMでは4着だったけど内容がよかったので、復活も見えてきただけにショックとしか言えません。彼女も阪神JFを勝った時はブエナの後継者として期待されていましたが、桜花賞で無念の骨折。ケガさえしていなければ、ジェンティルドンナ、ヴィルシーナと互角の戦いを演じていたと思います。京都記念で実戦復帰後、使い過ぎなところもあったのかな…。
フィフスペトルは、三浦皇成騎手に重賞初勝利をもたらした馬、短距離&マイル路線の常連馬という印象が強いです。GIにも11回も出走し、2着が2回ありました。2歳から7歳まで本当に息の長い競走馬生活でしたねえ。
ウッドチップコースは木片を敷き詰めて舗装された馬場で、クッション性に優れて、本来は脚力の負担を和らげてくれます。なのにウッドチップコースを走って骨折→安楽死する馬がいるんだから、コース自体に何か問題があるのかもしれない?不慮の事故で犠牲になられたジョワドヴィーヴルとフィフスペトルのご冥福をお祈り申し上げます。
ジョワドヴィーヴルは29日、栗東トレーニングセンターのCウッドチップコースの直線に入ったところで故障発生。異変を感じた調教助手がすぐに下馬し、獣医師も駆けつけましたが、左下腿骨開放骨折と診断され横不良。診療所にて安楽死処分となりました。同馬は父・ディープインパクト、母・ビワハイジ、姉・ブエナビスタという超良血馬で、デビュー2戦目の阪神ジュベナイルフィリーズで優勝し、2011年の最優秀2歳牝馬に選出。翌年の桜花賞で6着と敗れた後、右第1趾骨近位骨折を発症し、約10か月間休養。今年2月の京都記念で復帰し、中日新聞杯6着、ヴィクトリアマイルでは4着に入り、6月1日の鳴尾記念(@阪神競馬場)に出走予定でした。通算成績は7戦5勝。
ジョワドの急死から一夜明けた30日、今度は美浦トレセンで悲劇が起こりました。6月2日の安田記念に向けて調教を行っていたフィフスペトルが、ウッドチップコース内の直線で左後肢に故障を発生。馬運車で診療所に運ばれた結果、左第一趾骨粉砕骨折、左第三中足骨複骨折と診断されました。
フィフスペトルは2008年7月に函館競馬場での新馬戦でデビューすると、2戦目の函館2歳ステークスで重賞初勝利。その後、朝日杯FSで2着、NHKマイルカップで5着、2011年にはオープン競走の夏至ステークスを勝つと、京成杯オータムハンデを制して重賞2勝目をマークすると、マイルチャンピオンシップで2着と健闘。最後のレースとなってしまった今月11日の京王杯スプリングカップでは17着と大敗しました。通算成績は28戦5勝でした。
重賞勝ち馬が調教中のアクシデントによる死亡事故が2日連続で起きてしまい、そのニュースを知って驚きと悲痛な気持ちが入り混じっています。特にジョワドヴィーヴルはこの間のVMでは4着だったけど内容がよかったので、復活も見えてきただけにショックとしか言えません。彼女も阪神JFを勝った時はブエナの後継者として期待されていましたが、桜花賞で無念の骨折。ケガさえしていなければ、ジェンティルドンナ、ヴィルシーナと互角の戦いを演じていたと思います。京都記念で実戦復帰後、使い過ぎなところもあったのかな…。
フィフスペトルは、三浦皇成騎手に重賞初勝利をもたらした馬、短距離&マイル路線の常連馬という印象が強いです。GIにも11回も出走し、2着が2回ありました。2歳から7歳まで本当に息の長い競走馬生活でしたねえ。
ウッドチップコースは木片を敷き詰めて舗装された馬場で、クッション性に優れて、本来は脚力の負担を和らげてくれます。なのにウッドチップコースを走って骨折→安楽死する馬がいるんだから、コース自体に何か問題があるのかもしれない?不慮の事故で犠牲になられたジョワドヴィーヴルとフィフスペトルのご冥福をお祈り申し上げます。