日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

香港の英雄は日本でも強い!ロマンチックウォリアーが安田記念制覇!

2024年06月02日 | 競馬

2024年上半期のマイル王者決定戦・第74回安田記念(GⅠ・芝1600m 18頭立て)が2日、東京競馬場で行われました。今年の安田記念は、香港から⑦ロマンチックウォリアーと⑮ヴォイッジバブルの2頭が参戦。特にロマンチックウォリアーはGⅠ7勝を誇る香港の最高ホース。クイーンエリザベス2世カップで3連覇を果たした「国民的英雄」が初来日です。迎え撃つ日本勢は、昨年秋のマイルチャンピオンシップを勝った⑤ナミュール、2022年皐月賞馬④ジオグリフ、⑱ダノンスコーピオン、⑰セリフォスのGⅠ馬に加え、マイラーズカップを勝った⑩ソウルラッシュ、②ガイアフォース、⑬ステラヴェローチェ、⑪ウインカーネリアン、⑯エルトンバローズなどが参戦しました。


単勝の人気は、1番人気ロマンチックウォリアー(3.6倍)、2番人気ソウルラッシュ(4.0倍)、3番人気セリフォス(6.1倍)、4番人気以降はナミュール、ガイアフォース、⑨パラレルヴィジョン、ステラヴェローチェ、ヴォイッジバブルと続きました。


スタートで③レッドモンレーヴ、ナミュール、⑭コレペティトールがやや遅れる。好スタートを決めた⑥ドーブネが先手を取り、ウインカーネリアン2番手、3番手に⑫フィアスプライド、ステラヴェローチェが4番手。5番手にジオグリフ、6番手ロマンチックウォリアー、外側7番手ヴォイッジバブル。中団の8番手グループには、ガイアフォース・パラレルヴィジョン・ソウルラッシュの3頭。11番手ダノンスコーピオン、12番手にエルトンバローズ、13番手ナミュール、14番手カテドラル。後方は15番手⑧エアロロノア、16番手セリフォス、17番手コレペティトール、レッドモンレーヴが最後方。
3,4コーナー中間で、ドーブネが先頭、2番手ウインカー、フィアス3番手は変わらず。グリフ内側4番手、ステヴェロ5番手、ウォリアーは6番手。ヴォイッジはまだ外側を走っている。ガイアとラッシュとパラレルは中団、ナミュール中団より後ろ、セリフォスはまだ後方。
4コーナーを回ってラストの直線に差し掛かり、ドーブネとウインカーネリアンの2頭が並び、内側からジオグリフが追いかける。ロマンチックウォリアーはフィアスプライドとステラヴェローチェの間。残り400mを切って、先頭争いはウインカーとフィアスの2頭が競り合い、外からソウルラッシュが追い上げ、一番外からナミュールが飛んできた。残り200mでウォリアーが前の2頭をかわして先頭に浮上。外からナミュールとラッシュ、4番手からガイアフォースも上がって来るが、ロマンチックウォリアーがそのまま先頭でゴールイン!これが香港最強馬だ!ロマンチックウォリアーが日本馬を捻じ伏せて安田記念を制しました!


【安田記念 全着順】
1着⑦ロマンチックウォリアー
2着⑤ナミュール 
3着⑩ソウルラッシュ 
4着②ガイアフォース 
5着⑰セリフォス 
6着④ジオグリフ 
7着⑫フィアスプライド
8着⑯エルトンバローズ
9着⑬ステラヴェローチェ
10着⑧エアロロノア 
11着③レッドモンレーヴ
12着⑭コレペティトール
13着⑨パラレルヴィジョン
14着⑪ウインカーネリアン
15着⑱ダノンスコーピオン
16着①カテドラル
17着⑮ヴォイッジバブル
18着⑥ドーブネ

【払戻金】
単勝 ⑦ 360円
複勝 ⑦ 160円 ⑤ 300円  ⑩ 150円
枠連 3⃣-4⃣ 2,100円
馬連 ⑤-⑦ 2,850円
馬単 ⑦-⑤ 4,220円
ワイド ⑤-⑦ 1,260円  ⑦-⑩ 350円   ⑤-⑩ 920円
3連複 ⑤-⑦-⑩ 3,280円
3連単 ⑦-⑤-⑩ 17,740円


東京競馬場のGⅠ5連戦のラストは、香港から参戦のロマンチックウォリアーがGⅠ7勝の実力をまざまざと見せつけました。安田記念で香港馬が勝利したのは2006年のブリッシュラック以来18年ぶりで、外国馬の勝利は史上4頭目となります。ロマンチックウォリアーはこれでGⅠ8勝目をマークし、GⅠ競走5連勝を達成。鞍上のジェームズ・マクドナルド騎手はこれがJRA初勝利を挙げました。
2着には4番人気のナミュール、3着には2番人気のソウルラッシュが入りました。ナミュールはヴィクトリアマイルから中2週で挑み、大外から追い込んできたものの、相手が強すぎました。ソウルラッシュはこのレース3年連続での参戦でしたが、悲願のGⅠ初勝利はならず。ガイアフォースは昨年に続いての4着、3番人気のセリフォスは5着、もう一頭の香港馬・ヴォイッジバブルはブービーの17着に終わりました。

ロマンチックウォリアーは香港の国際GⅠレースで数多くの日本馬を破れば、昨年秋にはオーストラリアのGⅠ・コックスプレートにも勝利。前走のクイーンエリザベス2世カップの後、「次は日本で走る」というニュースを見て、「久しぶりに強い海外馬が来る!」といってワクワクしました。この日は序盤から好位を追走し、ゴールまで残り200mのところで先頭に立つと、ナミュールらの追撃を抑えました。初めての日本でのレースでしたが、完勝といえる内容だと思いました。
当初は安田記念をステップに宝塚記念に向かうのかと思われましたが、今後は休養予定。この馬の強さをもう一度日本で見たいから、できれば秋の天皇賞に出てほしいところ。秋天か香港カップで香港の英雄を倒す日本馬は、まぁいないでしょうね。



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