はじめて出会ったイヨフウロ(フウロソウ科)
去る7月20日、中国、近畿、東海地方は「梅雨明けしたと見られる」と発表したが、ここ山口と九州地方はお預け状態だったが5日遅れの去る25日ようやく「梅雨明け」となった。よってこのところ猛暑続きで今日も35℃超えの「猛暑日」と報じていた。そんななか「涼しいところでも歩こう」と山地の集落・稔畑地区へ向かい、同地区や奥地の小集落周辺の林の縁などを歩いた。まずは山の斜面でノギランが花穂を伸ばしているのを見かけたほか、サワオトギリ、セリ、センニンソウ、早乙女花。アキノタムラソウ、野菊(ヨメナであろう、)未だ健在なウツボグサなどを見かけカメラに収めた。奥地の小集落に向かう峠ちかくの湿地帯で咲いていたエゾミソハギを撮っていると、近くの草地でアメリカフウロの花を拡大したような網目状の模様のある花を咲かせた植物を見かけた。手持ちの図鑑には載っていないことからネットで検索したところイヨフウロという名フウロソウ科の野草と判明。これまで見たこともない珍しい野草である。ネットによると、本州(東海地方以西)~九州に分布し「山地の草地に生育する」とのこと。イヨ(伊予の国=現愛媛県)の名がついているので伊予地方の特産種のように聞こえるがそうではないとのこと。そんなイヨフウロを今日の一枚とし以下に前記のノギラン、エゾミソハギ、サワオトギリ、セリなどをUPする。
ノギラン(ユリ科)
エゾミソハギ(ミソハギ科)
サワオトギリ(オトギリソウ科)
mm級の小さな花をいっぱい咲かせたセリ
集落の畑の縁に咲いていたオニユリ