食後のひと時、パソコンしながらテレビの声を聴いている。晩酌の酔いも手伝って、ブログの適切なコメントがなかなか浮かばない。ついついテレビの方に考えが向いてしまう。すると「あら、ボーナスが増えたじゃない」と嬉しそうな妻の声がする。明細票を見ているのだ。ここ数年、景気が悪くて辛抱させられていたが、今期はかなり利益も出たのでボーナスも増えたのだ。といっても、数万円の世界だが。続けて妻が「でも、税金は増えるし、孫はできるから・・・」とつぶやく。小遣いの話なのだ。いいよ、今までの額で、と妻に聞こえないように口の中で唱える。
勤務先最寄り駅で 「菖蒲祭り」の案内
実は年初から小遣い減額をしきりに妻が云う。特に私がゴルフに費やす金が多いので、たっぷり持っていると思っているのだ。それに税制改革とかいって、増税になるようだ。その額は知らない。が、妻はかなり神経質になっている。家計を預かる主婦としては当然か。そんなこんなで小遣い減額、が現実のものになろうかというときに、さっきの一言。ひょっとして小遣いが減らないかも。と考えていたら、またもや妻の一言。「こっちに来て」
何事かと見れば、裁縫用の布製の巻尺を持っている。ウエスト周りを測ろうというのだ。しぶしぶ測らせると、何と90cm。最近流行の成人病の3つのポイントの中の一つ、ウエスト90に充分入っているようだ。ここ2ヶ月ほど、確かに太ってきていることは間違いない。4月の結婚式以来、ずっと行事やゴルフなどでフィットネスに通う回数が減っているし、良く食べてもいる。食事が終わったばかりなのでお腹が出るのは仕方ないよ、と弁解するが、臨月の娘のように出ているのは、やはり見苦しい。
妻が体重を気にしているのは、この前会社で受けた定期健康診断の結果を見ているのだ。これによると体重が昨年より3kg増えた。その外は例によって、尿酸値が多い。異常レベルだ。2次検診に行きなさい、と案内状まで付いている。血圧などは全くの正常レベル。視力が1.5から1.0に落ちたが、これはその日の疲れ目によるところが多いので心配はしていない。バリウム飲んでの胃透視検査も問題なかった。
この胃透視検査だが、老人にはちときつい。垂直に立った台に手すりがあり、これを逆手に持って体を固定するのだが、この台が地球ゴマのように上下、左右に大きく傾くのだ。マイクからはカメラの女性がもう少し右を向いて、息を吸って、など次から次へと指示が出る。重力に逆らった体勢で静止してくれ、なんて云われるが、しっかり手すりを持たなければ滑り落ちてしまう。必死の思いだ。しまいには、右がどちらか、足元がどちらか分からなくなってしまうほどだ。皆さん、同じようになると見えて、右側には「右」、左側には「左」。上には「上方」と張り紙が張られている。そして何より大切なのが撮影中のゲップ。絶対厳禁だ。ゲップが出ると再度バリウム飲んで、ということになる。
終わると、ほっと大仕事をしたような感じになる。1年に1度のことだし、自分の健康のことだから、と赤い羽根募金で作られた健診車に向かうのだ。
今年の結果は、やや太ったものの昨年とは大差ない。少なくとも外見は健康体といえるだろう。ストレスを溜めずに、お金を貯めて(小遣いが減らなければ)次の1年を目指したい。
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実は年初から小遣い減額をしきりに妻が云う。特に私がゴルフに費やす金が多いので、たっぷり持っていると思っているのだ。それに税制改革とかいって、増税になるようだ。その額は知らない。が、妻はかなり神経質になっている。家計を預かる主婦としては当然か。そんなこんなで小遣い減額、が現実のものになろうかというときに、さっきの一言。ひょっとして小遣いが減らないかも。と考えていたら、またもや妻の一言。「こっちに来て」
何事かと見れば、裁縫用の布製の巻尺を持っている。ウエスト周りを測ろうというのだ。しぶしぶ測らせると、何と90cm。最近流行の成人病の3つのポイントの中の一つ、ウエスト90に充分入っているようだ。ここ2ヶ月ほど、確かに太ってきていることは間違いない。4月の結婚式以来、ずっと行事やゴルフなどでフィットネスに通う回数が減っているし、良く食べてもいる。食事が終わったばかりなのでお腹が出るのは仕方ないよ、と弁解するが、臨月の娘のように出ているのは、やはり見苦しい。
妻が体重を気にしているのは、この前会社で受けた定期健康診断の結果を見ているのだ。これによると体重が昨年より3kg増えた。その外は例によって、尿酸値が多い。異常レベルだ。2次検診に行きなさい、と案内状まで付いている。血圧などは全くの正常レベル。視力が1.5から1.0に落ちたが、これはその日の疲れ目によるところが多いので心配はしていない。バリウム飲んでの胃透視検査も問題なかった。
この胃透視検査だが、老人にはちときつい。垂直に立った台に手すりがあり、これを逆手に持って体を固定するのだが、この台が地球ゴマのように上下、左右に大きく傾くのだ。マイクからはカメラの女性がもう少し右を向いて、息を吸って、など次から次へと指示が出る。重力に逆らった体勢で静止してくれ、なんて云われるが、しっかり手すりを持たなければ滑り落ちてしまう。必死の思いだ。しまいには、右がどちらか、足元がどちらか分からなくなってしまうほどだ。皆さん、同じようになると見えて、右側には「右」、左側には「左」。上には「上方」と張り紙が張られている。そして何より大切なのが撮影中のゲップ。絶対厳禁だ。ゲップが出ると再度バリウム飲んで、ということになる。
終わると、ほっと大仕事をしたような感じになる。1年に1度のことだし、自分の健康のことだから、と赤い羽根募金で作られた健診車に向かうのだ。
今年の結果は、やや太ったものの昨年とは大差ない。少なくとも外見は健康体といえるだろう。ストレスを溜めずに、お金を貯めて(小遣いが減らなければ)次の1年を目指したい。