ゆうしゃケン  小心翼翼・平々凡々

団塊世代の技術系サラリーマンだった。引退した今は妻と二人で平和な生活を願いつつ、趣味と独り言でストレス発散

名古屋行(その2)

2006-06-25 18:01:16 | 紀行
調査日第1日目(6月14日)の朝8時半、今回の調査費用を負担する某電力会社の立会い者が宿泊している別のホテルへ出迎えに行く。彼らは3人で飛行機で来たそうだ。連れ立って磁器メーカーの工場へ。この地は磁器に適した土が採れたことから工場を構えたとのことであるが、最近は九州や中国から土や石を運んでいるらしい。
高さ12m重さ11トンの磁器。売値は1億円までは至らない・・。

  担当者に挨拶の後、調査スケジュール・ポイントなどを確認し、早速解体開始。さすがに手際が良い。天気が良く、湿度も高いので工場内はシャツ姿であったが、汗ばむほどだった。解体調査は順調に進み、17時に1日目の作業終了。

  18時からメーカー主催で懇親会。ご当地に近い連ドラの「純情きらり」や名古屋弁と三河弁の違いなどで盛り上がって2次会へ。カラオケだったが、スポンサーの方々がカラオケ上手で私は1曲披露しただけだった。10時過ぎにお開きとなって、その日は爆睡。
 
  調査2日目、朝から雨が降り出した。昼ごろには本格的な雨。風も強い。調査の方は順調に進み、夕刻には予定スケジュールがすべて完了。最終ミーティングでデータのまとめ方、評価方法、作成期限など事務的な手続き打合せを行って業務完了。無事に終わった。安堵感が大きい。相変わらず風雨は強いが、気分は高揚している。

  簡単な反省会の後、お開き。これで知多半島での業務はすべて終了。後は帰るだけ。といっても調査報告書を如何にまとめるか、考えなければならないが、まあ少しの間はのんびり出来る。

  16日、金曜日。ホテルを出て名古屋へ。仕事が終わったので気楽な気分で名鉄急行に乗る。対面シートの電車だった。向かいのシートには私服の大学生か予備校生と思われる女性が二人、名古屋に着くまでずっとしゃべっていた。よくそんなに口が動くと感心して見ていた。その横にはちょっと澄まし気味の若奥様が、お菓子が入っているらしい紙バッグを神経質そうに抱えて座っていた。この人は以前に電車に忘れ物をした苦い経験があるに違いない、と思ってしまった。こんなに女性を見つめてしまうのは、家を離れてもう3日を過ぎ、人恋しくなっているんだろう。決してヨコシマな気持ちではない、と顔色に出ないように密かに考える。
 
  名古屋に着くまで、眼、耳で情報をしっかり捉えたので、無事に間違いなく到着。来た時と同じようにバッグをごろごろ引いて大勢の人ごみを抜けて切符売り場へ。大勢の人が行列を作っていたが、のぞみの指定席を取ることが出来た。
  スポンサーの方々は中部国際空港から飛行機だ。風雨は若干収まったとしても飛行機はやはり怖い。地面の上じゃないと安心できないよ、エンジンが止まったらどうするの?と思いながら改札口へ。余裕が出来たのか視野が広くなった気がする。時間まで30分ほどあるので、土産をと思ってウインドショッピングしながら売り場を探すが適当な店が無い。新大阪駅と違って、改札口を通ると土産専門店は無いみたい。仕方ないのでホームで買うことにする。名古屋名物は?と考えたが、ちゃんと売れ筋ベストファイブと思われる商品が並んでいる。その中から、「赤福」「ういろう」「きしめん」の3つを選んだ。これだけあれば文句は言われないだろう。
お土産3点セット
  
ビールとお酒、ピーナツも買う。もう飲んでもいいだろう。(実は、飲み始めたら会社から電話が入って、その応対でパニックになりそうだったが、それは別掲ということに) 飲み疲れて、いつの間にか寝てしまったが、起きるとすぐに到着駅。神経だけはしっかりしていたらしい。
  無事に帰宅。庭の畑が異常ないか確認して玄関を入る。お土産を見た妻の笑顔が印象的だった。

 急な出張や旅行のため、記載順序が日付通りとなっていませんが、ご容赦ください。
コメント (8)
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