ゆうしゃケン  小心翼翼・平々凡々

団塊世代の技術系サラリーマンだった。引退した今は妻と二人で平和な生活を願いつつ、趣味と独り言でストレス発散

自転車泥棒?

2006-06-26 21:01:53 | 平々凡々
 Yさんの話である。
 Yさんはフィットネスクラブに自転車で通っている。先週のことであるが、終わって駐輪場で自転車を出して帰ろうとすると、柄の悪い大きな男二人に囲まれた。凶悪犯罪が多い昨今、身の危険を感じたYさんは、「そこを退いてください、通れません」と叫んだが、相手は「警察です、ちょっと話が」といって警察手帳らしき物を見せたが、初めて見せられても信用できないYさんは、なお道を譲るように要求した。(えらい)。互いに睨み合ったところで、3人目の年取った人が登場。ずっと監視していたようだ。「本当に警察です」、といってYさんが手にしている自転車のことを聞きたいと再度云われた。
 ようやく本当に警察らしいと思ったYさんが話しを聞くと、Yさんが乗っている自転車は盗品届けが出ており、どうして手に入れたのか、と尋ねているのだった。

我が家のきゅうり。おいしかった。これから次々と成って欲しい。
br /> 実は、その自転車はYさんの物ではない。Yさんの知人宅に何台も放置されていたものを、廃棄処分するのにも費用が掛かるので、その知人が派出所に相談して処分してもよい、という了解を得てYさんがその1台を譲り受けて使っていたものだ。もう3年以上も前の話だ。
 この地では自転車泥棒は当たり前のような感じで、我が家でも過去5台以上被害にあっている。新車を買ってすぐ、というのが2回もある。実に悔しい思いをしたものだ。鍵を掛けていても無くなるのだ。放置自転車はそのような盗難自転車ということは分かっているのだが、失った我が自転車の代わりという意識があったのも確かだ。

 警官?にその経緯を説明したがすんなり納得するわけも無く、携帯で友人に電話を掛けると、運良く家に居た。友人は実に周到な人であったらしい。派出所の承認を得た日時など経緯を事細かに警官に説明してもらって、Yさんの容疑が晴れた。けれど、自転車は持ち主に返却するために没収された。

 我が街は自慢ではないが血の気の多い場所柄であり犯罪が多いところである。暴力団の抗争など日常茶飯事の感もある。決して警察は暇ではないはずである。実際、一昨年は我が家も泥棒に入られ、私の財布から数万円が盗まれた。その犯人も捕まえた気配もなく、警察は何もしていない、とYさんは憤っているが、こんな形で仕事をしているとは、と違う形で新たに怒る結果となった。Yさんにしてみれば、また自転車を盗まれた心境かも知れない。

 結局、娘の折りたたみ式自転車を倉庫から取り出して使っているが、街中で乗るにはいかにも危なっかしい。ペーパー免許のYさんには大人用の自転車は必須だから、何とか1台手に入れなくては。

 それから数日、あちこちでおしゃべりしまくっていたYさんが聞いたところによると、同じ経験をした友達も居たらしい。その人は本当に放置自転車を使っていたようで、かなりあたふたしたらしい。どうも、警察は集中的に盗難自転車調査をしたようだ。迷惑だよ、実際。捨てる神あれば拾う神ありなのに

コメント (24)
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