シルバーウイーク2日目の日曜日。8時過ぎに家を飛び出した。目指すはフルーツの里、浮羽だ。連休中にはブドウ狩りと温泉に行きたいな、と妻と相談していたのだが、妻がつづら棚田と彼岸花めぐりのイベントがこの期間中に開催されているとチラシを見つけた。うきは市の葛篭地区は日本の棚田百選に選ばれたほどの名所で、彼岸花が咲き誇っているこの時期が見ごろのようだ。それに浮羽と言えば九州でも指折りのフルーツの里。ナシやブドウ、柿や栗などの名所だ。たしか温泉もあったはず。ここだけで、全部の目的が達せられると。
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高速に乗ってすぐに渋滞。結局1区間だけで下りました。
朝のニュースで早くも高速道は混み始めたと言っていたので、急いで家を出た。九州縦貫道で浮羽までは1時間少しの予定だ。大宰府付近は混むことが予想されているので、その前に抜けなくてはと。 小倉東インターから乗って、西を目指す。快適にエンジンは廻って・・・と言いたいところだが、なんと5キロくらい走ったところで、渋滞に出くわした。のろのろでも進めばいいのだが、完璧に止まっている。どうも八幡インター付近でつかえているようだ。出足がこの状態では博多ではどうなることか分からない、と高速道を諦めて一般道を行くことに決めた。せっかく千円ぽっきりの高速道だが、その恩恵に与ることなく。小倉南インターで出て英彦山経由で浮羽へ。
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一般道は車も少なく、快適なドライブを楽しむことができた。途中で道の駅や小石原焼の村を通り抜けて、着いたのが11時。始めから一般道にしておけばよかった。
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<o:p>カメラの露出が間違っていて、暗かったのを無理やりに補正しました。最近はこんなミスが多いです。</o:p>
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地区をあげての「つづら棚田、彼岸花めぐり」の催しのようで、案内やバザーテントが各所に張られていて、村人の意気込みが好ましく感じられた。棚田のあるつづら地区は山の奥深くで、離合もできないくらいの細い山道がくねくねと続いていた。もう大勢の人が車を道端に止めて、秋の日差しに光っている彼岸花や棚田の写真を撮っていた。私たちもその中に加わってのんびりと散策した。ちょうど取り入れのシーズンと重なっており、日本の原風景の一つとしてなんとなく子供の頃の記憶が蘇ってくるようだった。
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棚田の次はフルーツ狩り、だと農園に向かったのだが、よく考えると道の駅でフルーツを求めた方が時間的にロスもないし、安い。それに孫たちもいないので、実際にブドウやナシをもぎ取る必要もない。ということで、道の駅に寄った。ものすごい人ごみの中で、お土産をGETして、次は温泉。近くの筑後川温泉に寄った。筑後川岸に温泉通りがあって、数軒のホテル・旅館が並んでいる。きらびやかな装いで、温泉だけを楽しむには似つかわしくないのでは、と思ったりしたが奥まった所に6階建てのホテルがあって、屋上が露天風呂と案内があった。800円だった。
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露天風呂につかって、筑後川を見下ろすと落ちアユだろうか。アユ釣りしている人たちがいた。川の瀬では銀鱗というか、各所で間断なく魚が跳ねかえるときのおなかの白さが反射して、魚影が濃いことが分かった。私も釣りたいものだ。
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つづら棚田のバザーで買ったあけび。懐かしくてこんなにたくさん買いました。
その他に私は英彦山の地酒、妻はブドウ、柿、梨、栗、お茶、野菜類たくさん・・・まるで買い出しでした。
お土産を満載して帰り着いたのが4時。好天に恵まれて、秋の1日を満喫したのでした。
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