生駒高原のリンゴ園とコスモス。コスモスは一輪だけでした。
シルバーウイークは孫達もそれぞれ自宅で過ごす。和君は3泊4日のキャンプ、奏汰君とたっ君は兄弟仲良く自宅で家族と過ごす。私達二人は誰も遊んでくれないので、何処かに繰り出そうと、空いている温泉宿を探した。一昨年に訪ねた霧島は温泉としては超一流、湯量も豊富で湯煙もすごい。加えて霧島国立公園なので、景観もすばらしい。空いていれば幸いと、妻がネットでホテルを探した結果、ありました!。連休後半の4日目の宿が。 霧島いわさきホテル。 ダブルベッドで夕食はバイキングという条件だったが、私にはそれも嬉しく、すぐに予約せよ、と妻に合図した。
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これで連休中の予定は決定! 初日はたっ君とのんびり、二日目は浮羽のつづら棚田へ、3日目は居間の模様替えとミニ菜園の草取り、4・5日目が霧島温泉旅行だ。
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浮羽の時のように高速が大渋滞していたら鹿児島まではその日のうちに着かないかもと心配だったので、霧島に旅立つ朝は早起きし、朝食は車内で摂ることにして、7時前に家を出た。小倉東インターで高速に上る。やはり車は多いがそれでもスムーズに流れていたので一安心。混まないうちに福岡圏を通り過ぎようと、休憩なしで玉名SAまで走った。北九州は小雨の予報だったが、熊本県に入って青空も覗いてさわやかで絶好の天気だった。
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高速道を順調に南下して小林インターを下りたのが11時前。一般道をえびの高原目指して走った。途中、生駒高原に立ち寄った。コスモスで有名なところだが、時期的に半月は早くコスモスは殆ど咲いていなかった。一昨年もそうだったが、コスモスには縁が無い。 えびの高原で昼食を摂ろうと立ち寄ったが、ものすごい車の列で駐車もままならないので、諦めて高千穂河原へ。
<o:p>霧島神宮址と御鉢を経由して高千穂峰に登る人たち</o:p>
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高千穂河原は天孫降臨で有名な高千穂峰を見上げる麓にあり、霧島神宮があったところだ(噴火によって二度も消失したので、現在の地に遷ったとか) 高千穂峰を目指す登山者が御鉢火口の溶岩道を登っているのが遠目に見えて、私も出来れば登りたいと思ったりもした。 展望所から有料の望遠鏡で高千穂峰の頂上に突き刺さっている天の逆鉾が見えるというので、どんなものだか話の種にと見ることにした。 で、見えました。小さくて、その気がなければ見落としてしまうけど、確かに逆鉾でした。<o:p></o:p>
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ここから高千穂峰まで往復3時間。 熔岩道で傾斜がきついけれど、けっして私達でも登れないところではない。富士山よりもずっと楽なはずだ、などと妻に話しながら3時に目的地の霧島いわさきホテルへ。
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このホテルの売りは露天風呂と木漏れ日の中の渓流にあるという混浴の露天風呂だと聞いていた。まずは九州最大級という露天風呂へ。ここは残念ながら混浴ではない。妻と別れて一人旅だ。
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霧島温泉は霧島山系の中腹、錦江湾を見下ろす位置にあって、遠くには桜島まで見える景色の良いところだ。露天風呂に浸かって櫻島を見たかったが、残念な事に巨大な目隠しガラスが貼ってあった。それでも秋の日差しの中で、ゆったりと白濁した温泉に浸かると気分が良い。打たせ湯で肩を叩いてもらったりもした。
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たまの贅沢もいいだろうと、5時にマッサージを予約した。妻と同時にだ。妻は女性の、私には男性のマッサージ師だった。私は2年振り、妻は初めての経験だという。私の肩に手を置いたマッサージ師さんがいきなり「凝ってますねぇ、それに目が疲れやすいでしょ?」 体が硬いのを改めで認識した。
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40分間のマッサージが終わると、ちょうど夕食時間。バイキングだ。客が同時に押し寄せて、競争のように大皿に盛っている。私もローストビーフや黒豚のしゃぶしゃぶ、角煮など年甲斐もなく肉やお刺身などを大皿二つに山盛りにしてしまった。ちょっと欲張りすぎたかな、とは思ったが後の祭り。
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岩しみずという銘柄の芋焼酎のお湯割りを片手に、最初は気持ちよく、そして後半はお腹が痛くなるまで懸命に詰め込んだのでした。
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