最近は電車やバスの中で、数独を楽しんでいる人が結構多い。おや、と思うような女性までも懸命に考え込んでいる姿を見ると、なぜか微笑ましく、一緒に競争して解きたくなる。数独を始めてもう3年、かなりの腕前になったと自負している。数独上級編などをもう10冊以上もクリアした
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先日、新しい数独問題を購入した。超上級篇「ナンプレ」だ。今までは「数独・珠玉の名作集100選」などのように数独がタイトルだったのだが、ちょっと気分を変えてナンプレに手を出した。出版社が違うと作家も異なるので、新しい切り口の問題に出会えると思ったのだ。
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さて、いつものように電車の中でおもむろにナンプレを取り出して、ボールペンを片手に考え始めた。ある程度は進むのだが、途中で止まってしまう。答が出ないのだ。これはおかしいと思って、序章に載っている解き方例を読むと、なんと超上級篇のこの本では「仮定法」が必要だと書かれていた。
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これではいくら考えても解けない筈だ。最終盤ではある枡に仮定の数字を入れ込んで、進まなくてはならないとは。<o:p></o:p>
数独は理論的に必ず解けるから人気がでたと思うのだが、これじゃインチキ・詐欺に引っかかったようで面白くない。第一、仮定した数字が間違っていた場合、やり直すのにもう1枚の紙が要るではないか。だから電車の中では、仮定して解く事ができないではないか。
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妻に言わせれば、数独は理論的に必ず解ける!、ナンプレは単なる数字の遊びだから仮定法もありじゃないのだろうか、という。そうかもしれない。
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とはいえ、せっかく買ったナンプレ。解かずに投げ出すのも口惜しい。理論的に出来るところまでは解いて、仮定の段階ではコピーしたものを用意して進むことにした。こうすれば、仮定した数字が違っていても、そこからまたやり直す事が出来る。
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数独、頭の体操にもってこいなのだが、やはりパズルは王道、誰が考えても正しく答えにたどり着くような問題であって欲しい。
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