ゆうしゃケン  小心翼翼・平々凡々

団塊世代の技術系サラリーマンだった。引退した今は妻と二人で平和な生活を願いつつ、趣味と独り言でストレス発散

地震だぁ

2006-06-12 21:01:41 | 平々凡々
 朝5時。カーテンの隙間から射す日の光にめげず、もう一眠りと思って寝返りを打った途端に、ぐらぐらっときた。地震だ。数秒で治まったが、続いて横揺れが。我が家の柱は軽量鉄骨であるが、それがみしみしと音を立てる。が、大丈夫だ。横に寝ている妻も地震だ!と叫ぶが、体はあいかわらずマグロ状態。昨年の福岡西方沖地震で経験したほどの揺れでは無いので、どこか安心している風だ。

 寝室は3階にあるため、震度が増幅する。この前の地震の時は書棚の本が崩れ落ちたり、置時計が滑り落ちたりした。2階の食器棚などはガラス戸が閉まっていたので落ちて割れることはなかったが、異常な横揺れはサッシ窓が壊れるような不気味な音がして、生命の危険を感じたものだ。私は2階の居間でテレビを観ており、妻が3階で化粧をしていたが、正直言ってこんなに激しい地震は初めての経験であり、外に逃げ出したい心境だった。(妻の安否を気遣って、大声を上げたことは当然です!) この経験が私達をひとまわりほど成長させ、地震対策を取るようになった。(本箱やたんすが倒れないように壁に固定するなど)
 すぐに地震は治まり、ガラスが割れる音もしないので、どうやら無事だったようだ。居間に行きテレビをつける。震源地は大分で震度5弱が震源地の東側に連なっているようだ。北九州は震度3。たいしたことは無い。一応建物を見て回る。特に異常はない。安心した。
 新聞はまだ来ていないので、サッカーを見ながらコーヒーを飲む。(逆か?)妻はまだ寝ている。実に良く寝る人だ。

 出勤して、メールチェック、業務を精力的にこなす。実は明日から4日間、名古屋方面に出張なので、その間にトラブルが起きないようにこまごまと手を打つ。出張先まで、追っかけられるのは嫌だ。やっと一段落すると、もう正午近く。気分転換にブログをみると「HNさん」から、地震はどうでしたか、心配していますと、ありがたいコメントが入っている。
 実に気が回る人だ。この人のご両親を見てみたいと思う。愛情こまやかに育て上げたんだろうな、と思える。我が娘も、決して自慢できないわけではないが、この人には教わるところが多いと思う。

時を同じくしてBさんからも地震を見舞ってくれたメールが入った。ブログ仲間?(勝手に私が思ってるだけかも)から、激励の連絡が入るのは実に嬉しい。気遣ってくれる人が居るのは生きてゆくのに、大きな大きな励ましと思う。会社のデスクなので、長いコメントが出せないのでお礼は家で、と思って業務再開。

 今晩はオーストラリア戦。負けられない戦いだ。日本中が沸き立つことだろう。俊輔クン、頑張って。

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キス釣り

2006-06-11 20:19:37 | アウトドア
 
海岸沿いの国道を北へ。天候が心配されたけど、日本海は波もなく、朝日に輝いている。今日は、2週間前に雨で中止となったキス釣りの再挑戦なのだ。はまさんの愛車の助手席で天気が今日1日持つように祈る。舟釣りは3年ぶり位だろうか、船酔いしやすい体質なのでめったに行かない。ところが、今日はゴムボートでのキス釣だ。はまさんがゴムボートを買ったので、それがどんなものか、興味のほうが勝った。

 山口県西部、吉見・土井ヶ浜・特牛を抜けて目的地阿川へ。途中、仕掛けや餌を買って8時半到着。船酔い薬を1錠飲んだ後、早速ボートを取り出して組み立てる。仕組みを見ると、実に考えられた構造となっている。ワンタッチ式は当然で、船外機の取付部や、オール支持部などの力が掛かるところはそれなりに耐える設計となっている。バッテリーで空気を満杯に入れて完成。陸送用のキャスターを付けて波打ち際まで押してゆく。
 膝まで水に漬かり、ボートを押し出して乗船。続いてはまさんも乗り込む。船外機のエンジンも軽やかに掛かって沖へ。湾を塞ぐように造られた防波堤の手前の砂地に停泊して、アンカーを投げ込んでいよいよキス釣開始。 

 はまさんに釣竿に仕掛けまで全部借りる。数年ぶりなので私の道具はちょっと心配なので借りることにした。針はキス8号、1本針仕掛けだ。普通は3本針だが、藻があちこちに繁茂しているので根掛かりが心配なので1本にした。はまさんの言に従う。えさは小ケブ。
 9時半に第1投。深さは5m程度だが、底につくやいなや当たりが。引きは強いが掛からない。餌だけ無くなっている。やっと掛かったと思えば、メゴチやふぐ。藻に引っかかった関係もあるが、結局、昼迄は1匹も釣れなかった。はまさんは5匹。朝方は無風だったのに風が出てきた。3角波で白波も立ってきた。ボートに打ち付ける波のしぶきで服が濡れるので、岸近くに移動することに。

 午後から、気分を変えて再チャレンジ。ビビッとした当たりに合わせると、やっと来た。待ちに待ったキス。サイズは大きくはないもののキスに変わりはない。

 これを境に、次々とキスがヒット。午前中のふぐはどこに行ったのだ!と言いたいほど。何となく風も弱くなった。身を入れて釣り」に専念。はまさんに追いつこうと頑張るが、はまさんも大物を揚げる。結局、追いつかないままに2時半に納竿。風は強くなったものの、天気は良かった。

 過去の例から云えば、キス釣の釣果は30以上が当たり前だったが、今回はその半分も届かなかった。初めての場所で、仕掛けも自分の物ではなかった、と理由はあるが、船酔いもせずに楽しい1日だった。次回来る時は、自分なりの仕掛けでリベンジしたい。

 阿川の海岸は海水浴客用に、駐車場やトイレなど良く整備されており、実に快適だった。水質も日本海荒波で洗われているため、綺麗なはずと思われる。北九州からはちょっと遠いがマリンスポーツを楽しむには良い環境と思う。今度来る時はクーラー満杯の釣果を目指すことにしよう。

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健康診断

2006-06-09 21:05:32 | 平々凡々
 食後のひと時、パソコンしながらテレビの声を聴いている。晩酌の酔いも手伝って、ブログの適切なコメントがなかなか浮かばない。ついついテレビの方に考えが向いてしまう。すると「あら、ボーナスが増えたじゃない」と嬉しそうな妻の声がする。明細票を見ているのだ。ここ数年、景気が悪くて辛抱させられていたが、今期はかなり利益も出たのでボーナスも増えたのだ。といっても、数万円の世界だが。続けて妻が「でも、税金は増えるし、孫はできるから・・・」とつぶやく。小遣いの話なのだ。いいよ、今までの額で、と妻に聞こえないように口の中で唱える。
勤務先最寄り駅で 「菖蒲祭り」の案内

実は年初から小遣い減額をしきりに妻が云う。特に私がゴルフに費やす金が多いので、たっぷり持っていると思っているのだ。それに税制改革とかいって、増税になるようだ。その額は知らない。が、妻はかなり神経質になっている。家計を預かる主婦としては当然か。そんなこんなで小遣い減額、が現実のものになろうかというときに、さっきの一言。ひょっとして小遣いが減らないかも。と考えていたら、またもや妻の一言。「こっちに来て」

何事かと見れば、裁縫用の布製の巻尺を持っている。ウエスト周りを測ろうというのだ。しぶしぶ測らせると、何と90cm。最近流行の成人病の3つのポイントの中の一つ、ウエスト90に充分入っているようだ。ここ2ヶ月ほど、確かに太ってきていることは間違いない。4月の結婚式以来、ずっと行事やゴルフなどでフィットネスに通う回数が減っているし、良く食べてもいる。食事が終わったばかりなのでお腹が出るのは仕方ないよ、と弁解するが、臨月の娘のように出ているのは、やはり見苦しい。

妻が体重を気にしているのは、この前会社で受けた定期健康診断の結果を見ているのだ。これによると体重が昨年より3kg増えた。その外は例によって、尿酸値が多い。異常レベルだ。2次検診に行きなさい、と案内状まで付いている。血圧などは全くの正常レベル。視力が1.5から1.0に落ちたが、これはその日の疲れ目によるところが多いので心配はしていない。バリウム飲んでの胃透視検査も問題なかった。

この胃透視検査だが、老人にはちときつい。垂直に立った台に手すりがあり、これを逆手に持って体を固定するのだが、この台が地球ゴマのように上下、左右に大きく傾くのだ。マイクからはカメラの女性がもう少し右を向いて、息を吸って、など次から次へと指示が出る。重力に逆らった体勢で静止してくれ、なんて云われるが、しっかり手すりを持たなければ滑り落ちてしまう。必死の思いだ。しまいには、右がどちらか、足元がどちらか分からなくなってしまうほどだ。皆さん、同じようになると見えて、右側には「右」、左側には「左」。上には「上方」と張り紙が張られている。そして何より大切なのが撮影中のゲップ。絶対厳禁だ。ゲップが出ると再度バリウム飲んで、ということになる。
終わると、ほっと大仕事をしたような感じになる。1年に1度のことだし、自分の健康のことだから、と赤い羽根募金で作られた健診車に向かうのだ。

 今年の結果は、やや太ったものの昨年とは大差ない。少なくとも外見は健康体といえるだろう。ストレスを溜めずに、お金を貯めて(小遣いが減らなければ)次の1年を目指したい。


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ほたる狩り

2006-06-07 22:18:34 | アウトドア
 昼から、某製鉄所に出張。4時過ぎに終わったので直帰。ここ10日間で長崎、水俣、延岡と遠いところに出かけていたので近くの出張は有難い。たまにはこのような日があってもいい。5時過ぎの明るいうちに帰ったので妻が心配したが訳を話して納得。せっかくの機会だから、蛍狩りに行くことにした。源氏蛍はもう過ぎたかもしれないが、平家蛍の最中だと思う。蛍狩りは一昨年に行ったきりだ。わが都市の水源地である鱒淵ダムの麓の川は昔ながらの自然を残しており、いまだに蛍が数多く舞っている。
写真は薄暮の鱒淵ダム

 お腹が減ったと言う妻を連れて、7時前に出発。目的地に7時20分に到着。まだ明るいので鱒淵ダムまで足を伸ばす。この前父を連れてきた時はカメラの設定をミスっていたので、今度は注意して湖面を撮るが薄暮なので写りが悪い。仕方ないか、とあきらめる。ルアーフィッシングの若者が多い。ブラックバスを狙っているのだ。夕闇が深くなったので、目的地の川淵に移動。駐車場に車を入れて川面を覗いていると、次々にやはり蛍狩りの車が到着。やはりここはメッカなのだ。

 ますます暗くなったので橋の中央に陣取って、上から目を凝らしているとまもなく蛍の灯りが一つ、二つ。妻と歓声を上げていると瞬く間に灯りの数が増えた。川の全面で光が点滅している。強い光、かすかな光など多様であるが、蛍が一斉に活動を始めたようだ。気が付くと周りはもうすっかり闇だ。時計を見ると8時だった。蛍見物の人も見入っているようだ。
 しばらく蛍の乱舞を童心に返って眺める。子供のころは網を振り回して捕まえて、蚊帳の中に放したっけ、と思い出しながら。あの頃は蛍がいるのが当たり前だった。フナやギンヤンマなどと同じように、当然のように身近な遊びの対象だった。

 お腹が減った。晩酌もしたい、と帰る事にする。妻がメールで娘に蛍狩りに行ったと連絡している。妻は妻で嬉しかったのだろう。娘にもどうぞ、と言っているのだ。幸せな気分で帰路についた。

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迷惑メール

2006-06-06 21:47:14 | 平々凡々
 インターネットをADSLから光フレッツの替えて2ヶ月過ぎた。快適なブロードバンド生活、の筈だった。ところが、ここ数日迷惑メールが入るようになった。大手ブロバイダーの時は、毎日20通以上の迷惑メールが入り、その始末もあって光に替え、大手ブロバイダーはターゲットにされるのではないかと小さな?ブロバイダーに変わったのに。
個人情報がどこから漏れるか分からないので、商品付きのアンケートやポイント付き△△の会員勧誘など、極力メールアドレスを知らしめる動きはしなかったのに、ついに2ヶ月で破局。破局といったら語弊があるが、実に不愉快だ。以前の時は妻から「あなたが変なところを見るから」と誤解を受けるし、メール消去に時間はとられるし、間違えて消してはいけないメールを消してしまって、送り先のアドレスを無くしてしまって困ったこともあった・・・。

 携帯の迷惑メールに困ったこともあったが、それは何とか言う法律が出来てなくなったが、同じように何とかならないものか。最近は発信元も考えているのだろうか、迷惑メールかどうか判断しづらい紛らわしい送信者ネームや題名にもなっている。

 私も含めた団塊の世代の人々は、根本的に相手を信頼する性格だと思う。高度成長期を互いに協力し合って生きてきたのだから。そんな人々にメールが届いたら、まず内容を確認するだろう。そしてワンクリック詐欺の画面。振り込め詐欺ではないけれど、あなたは何日以内に解約手続きを・・・などが表示されたら、もうびっくり、指示通りに行動するに違いない。

 これだけ、情報処理の世界が進歩している今、なぜ迷惑メールの発信元を特定して捕まえないのか。毎日、何万、何十万のメールが飛び交っているのだろうに。

 アウトルックエクスプレスでの受け取り拒否の設定もあまり効果が無いようだし、これ以上迷惑メールが増えると、アドレスを変更せざるを得なくなる。変更するたびに知人・友人の数が減ってゆくみたいで何か哀しい。もちろん変更の連絡はするのだが、それでも届いたか心配だ。


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ダ・ヴィンチ・コードを観て

2006-06-04 21:02:49 | 平々凡々

 先週、風邪を引いたので取りやめにしたダ・ヴィンチ・コードを観た。妻と50歳以上の夫婦割引でお得だった。全席座席指定だ。上映開始の15分前だったが、ちょうど中央、後ろから4列目の良い席が空いていた。中央部の席はほぼ満席だった。風邪上がりなので、咳が出ないように注意を払う。私はMサイズのアイスコーヒー、妻はSサイズのドリンクを手摺の所定の位置にセットする。
 映画が始まる。ただ、予告編が長いのはどうにかならないものか。やっと、上映開始。想像していたようにソフィーの祖父がルーブル美術館内を追っ手から逃げるシーンから始まった。映画は原作をほぼ忠実に描写していたが、何か今ひとつピンと来ない。だらだらと垂れ流しのように感じた。要するに山場が無いのだ。最後のソフィーの家系を守るために連綿と生きてきた村民の出現、思いがけない祖母との再会のシーンでは涙が溢れてきたが、その他は特に感動が伝わらない。原作を読んでいない人には良く分からないシーンが多かったと思う。私なりに感じたことは
 1.問題提起が薄い。冒頭のルーブル美術館で、殺された美術館長は誰に何を云いたか    ったのか、なぜ謎(クイズ)でなければならなかったのか。このところをもう少し丁寧に、   ストーリー展開の骨子が表現されていれば、物語を一生懸命に追うこともなく、もっと気   楽に観れただろう。話についてゆくのが精いっぱいで、とても楽しむところまでは行けな   いんではなかろうか。
 2.謎解きもこの本のテーマのひとつだが、解明へ至る考え方、ひらめきの表現が無い。どのように難しい謎なのか、単に言葉遊びにしか過ぎないんではないか、と思ってしまう。
 3.悪役?ならば、悪役らしく、その動機、背景を鮮明に描いて欲しい。特に登場人物の相関関係が分かりにくく、細切れなので感情移入が出来ない。急に俺が親玉だ!といって出てきても混乱するだけだ。
 4.歴史遺物、美術品などの映像が乏しく、歴史の重みが伝わってこない。テンプル騎士団の像や、歴史ある教会などの映像を楽しみにしていたのだが、それが少ないので単なる漫遊的情景にとどまっている。もう少しカメラワークに注意を払えば、もっと重厚な映画になっていただろう。
  
 色々書いたが、要するに全体的にレベルが低いと思う。脚本・演出・カメラワークのどれをとっても不満だ。原作の知的好奇心、歴史的遺物に対する憧憬、そして誰が敵か味方か、影に潜む悪の組織は何なのか、すべてが薄味仕立てに留まっていると思う。
  個人的好みで云えば、主人公の教授はおでこが広すぎるのが気になったし、リー卿はロード・オブ・ザ・リングの白魔法使いのイメージが強く残っており、その残像のために白紙に悪役像を描けなかったのが残念だ。

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治った、治った。

2006-06-04 09:50:06 | 平々凡々
居間に射し込む光がまぶしい。窓を開けて外の空気を吸い込む。おいしい。喉もそんなに痛くない。昨夜までの咳や足の痛みも殆ど感じない。良かった。治った。思えば1週間、辛い日々だった。何より咳で眠れなかったのがきつかった。
 薬が効いたのか、自然治癒力によるものか、よく分からないが、とにかく治ったようだ。体調が良い様に感じる。そうなると、我が社のゴルフコンペに急遽不参加としたのが惜しい気がするのが、我ながら自分勝手な男だと思う。
 庭に出て、草花を観る。びわはかなり大きくなっている。来週くらいはもう食べられるかも。なんてんに花が咲いていた。なんてんにも花が咲くとは知らなかった。全部で10種類くらいの花が咲いている。花の名前は殆ど知らない。妻がせっせと育てている。「衣食住足って礼節を知る」というが、健康であるから草花にも愛情を持てるんだなと思った。
なんてんの花

 居間のじゅうたんを干す。替わりの籐の敷物も出してきて干す。夏用に模様替えだ。床のワックス掛けも、もう1年ほどしていないが、まだそれだけのパワーまでは回復していない。今日は健康体に感謝して、居心地の良い居場所を作るのに専念したい。

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風邪が治らない

2006-06-03 05:22:16 | 平々凡々
風邪を引いてからもう、8日。未だに微熱があり、扁桃腺が痛い。咳をするとのどが痛い。何よりも咳き、鼻水のため眠れない。仕事が溜まっているので、無理して出社しているが、効率が上がらない。

あじさいが色づき始めました。梅雨入り間近でしょうか
 
  今までは大概2日もあったら直っていたが、今度はぐずっているので4日目の火曜に掛かりつけの病院に行った。数年前に、やはり風邪を引いた時に注射1本で直してくれたことがあったので、それを期待したのだ。だが、院長先生は不在で大学病院からの派遣の先生に診てもらったところ、今年の風邪は扁桃腺が腫れるから、治るのに時間が掛かる、私もかかっていたと言う。熱も36.9度で正常だと言う。注射をお願いしたら、そんな注射は無い、とにべも無い。また風邪の特効薬なんてあればノーベル賞ものだとも。
ペニシリン1本で効くのに、と思いながらしぶしぶ処方箋だけもらう。うがい薬、扁桃腺の薬など4種類の薬を処方箋薬局で受け取った。普段から薬は飲んでいないので薬の効きはいい筈だ、と期待して就寝。ところが直るどころかますます激しくなった。咳のため喉は痛いし、鼻水は出るし、寝汗で湿気はひどいし、熟睡できなかった。風邪がうつるからと別居している妻が、再々見に来たが、どうしようもない。
 翌日、院長先生が居ることを期待して再度病院へ。ところがやはり留守でまた別の派遣の先生だった。いただいた薬が全然効かず、ますます重くなった、と云うと、昨日から1日では無いか、薬が即効で聞くわけは無い、処方した薬はいい薬だから今から直りますよ、と簡単に云う。これを聞いて唖然とした。薬は何日か飲まないと効かないのか?では、重症の人は薬が効く前に死んでしまう、薬は即効性が求められるのでは、と思った。 
 病院に来る人は即効性がある医療・治療を求めてくるんだろうと思う。例えば患部が痛いとき、鼻づまりのとき、数日後にしか効かない薬なんていらないはずだ。昔ながらの薬草や自然界のものであれば即効性が低いことは理解できるが、私は薬に注文をつけたわけでもない。早く、確実に効く薬が欲しいのだ。それは化学物質であってもバイオ製品でもかまわないのだ。
 仕方ないので咳きを抑える薬をもらうことにして、しぶしぶ帰宅。大体において、とぶつぶつつぶやく。よく効く薬を処方できるのが医者だよ、国に納めた我らの税金から高い教育費を負担してもらって医者になったんだから、もう少し医者らしく、治すことに力を注げよ、高い給料に見合った成果を挙げなさいよ、などなど。
 病院に行ったときに最近はアンケートを書かされる。薬アレルギーや日常的に飲んでいる薬、過去の病例など。治療の参考にするらしく、それは賛成だが、診察が終わってのアンケートも書きたいと思った。患者の立場で診察してもらったと思うかどうか、患者の云うことを理解して診察してくれたか、診察結果に満足しているかどうか、など。病院・医者への評価制度があってもいいんではないか、とやけばちで思った。

 金曜日。右足の第2指が痛い。腫れている。リンパ腺だろうか。風邪は万病の元なんだなぁ、と考えながら、引きずって歩いて会社へ。今週末迄の約束の仕事があるので休めない。
咳も相変わらずひどい。気管支炎なのではないかと思うくらいだ。とりあえず、仕事を片付けて昼から退社。土曜の全社コンペは休場することにした。過去2回優勝している大きなコンペだが仕方が無い。右足で踏ん張ることが出来ないのではゴルフにならない。
 病院は様子を見て土曜に行くことにして、直帰。就寝。
 土曜、朝 5時過ぎ。咳は出るが、それほどでもない。右足はまだ腫れてはいるものの、そんなに痛くは無い。今日、明日と養生しておれば治るかも。月曜はまた、延岡に出張だ。
 それにしても、健康の大切さ、有難さが身にしみて分かった1週間だった。

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