散歩中に野草の花も幾つか見ましたが、今回はつる性のものからです。
▼ガガイモ
キョウチクトウ(ガガイモ)科ガガイモ属、多年草、花期:8月、
淡紫色の花径約1cmの5弁花を数個固まってつける。
内側に長い毛が密生する。柱頭は長く花冠から突き出ている。
イモは根でなく実の形からで割れた実の内側が鏡のように光るのでカガミイモ(鏡芋、輝美芋)の名がつき、
これが訛ってガガイモとなったとしている。


▼ボタンヅル(牡丹蔓)
キンポウゲ科センニンソウ属、落葉つる性低木、花期:8月~9月、
和名は葉がボタンに似ていることによる。葉は1回3出複葉。小葉は長さ2~9㎝、幅1.6~7㎝の卵形、
欠刻状の鋸歯があり、先が尖る。
似た花にセンニンソウがあるが、その違いは以前に投稿済17/8/23を参照して下さい。


▼センニンソウ (仙人草)
キンポウゲ科センニンソウ属、つる性半低木(木質の多年草)、花期:7月~8月、
ボタンヅルとの違いは葉の形と萼片の長さと花糸の長さの違い等が分かり易いですかね。


オニドコロとヤマノイモは、これがまたチョット見ではそっくりで紛らわしい。
どちらもヤマノイモ科で雌雄異株なのは同じですが、よく同じ場所に混生している。
しかし今頃の近所では殆どがオニドコロです。
▼オニドコロ(鬼野老)
ヤマノイモ科ヤマノイモ属、つる性多年草、花期:7月~8月、
葉は互生して縦長でなく普通のハート形の大きな葉です。
葉の腋から淡黄緑色で6はな被片の花を多く平開する。
雌雄異株で、雄花序は直立し、雌花序は下垂れする。
雄株(雄花)


雌花と雌花の下に長い子房が付く。


果実は上向きに付く。

▼ヤマノイモ(山の芋)
ヤマノイモ科ヤマノイモ属、つる性多年草、花期:7月~8月、
葉は対生し、縦長のハート形で先端は鋭く尖り、葉の腋に2個~5個の穂状花序を出し、白い小さな花が開き。
珠芽(ムカゴ)を付ける。
しかし最初のつるの葉は互生で、そこから枝分かれした葉が対生になる。
こちらもやはり雄花は直立する、



葉腋にしばしばムカゴが付く。

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