花と徒然なるままに

四季の移り変わりは植物が一番感じさせてくれます、
少しでもそれに触れられたらと思っています。

冬の花木(1月) シナマンサク、ギョリュウバイ、サザンカ、プラタナス、他

2020-01-23 | 樹木
ロウバイばかりが目に付く季節ですが、
その他にも花が付いているものが幾つかあります。

シナマンサク(支那満作) 
マンサク科マンサク属、落葉小高木 、中国中部原産、花期:1月~3月、
春に「まず咲く」ことからマンサクだとか、そのマンサクより早く咲くのがシナマンサク。
前年の葉がまだ一杯に付いています。
花弁の長さはシナマンサクのほうが長く、マンサクのほうが短いようで、花弁基部の色が違います。
マンサク(日本原産)が鮮紅色であるのに対し、シナマンサクは暗赤色で赤黒く見えます。
他に、ハヤザキマンサクもあるようですが、花がやや小ぶりの様です。
(オレンジ色が濃いマンサクでアメリカ中部原産)

ギョリュウバイ(檉柳梅 )
フトモモ科ギョリュウバイ属、常緑低木、豪州、ニュージランド原産、花期:11月~6月、
※晩秋から早春に咲く品種(花期11月~2月)と、春咲き品種(花期3月~5月)があります。
基本種の花色は白色で、稀にピンクや赤色の花を付ける種があります。
八重咲きの品種が多く流通しており、花色も白、赤、ピンク、赤紫と多彩です。
ギョリュウバイはニュージーランドではマオリ語でマヌカ(Manuka)と呼ばれ、葉をお茶として利用する他、
蜂蜜はマヌカハニーと呼ばれ世界に広く知られています。

サザンカ(山茶花)
ツバキ科ツバキ属、常緑小高木、花期:10月~12月、
鑑賞用として広く栽培され、園芸品種も多い。自生種は白色ですが、園芸種は多彩です。

 


ビワ(枇杷)
バラ科ビワ属、常緑高木、中国、日本原産、花期:11月~2月、果実収穫:6月
たぶんシマハナアブが花の蜜を吸いにきています。我が家の実は鳥の餌となる。

マホニア・チャリティ
メギ科ヒイラギナンテン属、冬咲きヒイラギナンテン。
日本の ヒイラギナンテン と中国原産の マホニア・ロマリーホリア  を交雑させた園芸種。 
冬咲きのふつうの柊南天は、3月から4月にかけて開花するが、
この品種は真冬の12~2月頃に咲く。
葉が細く、葉に針のないマホニア・コンフューサも出回っている。

マサキ(柾)
ニシキギ科ニシキギ属、常緑小高木、花期:6月~7月、垣根等に多く利用されている。
この時期になると赤い実が弾けて見えるようになります。


プラタナス
プラタナスはスズカケノキ科プラタナス属の総称です。
普通に、プラタナスはこの実の形からスズカケノキ(鈴縣の木)と呼んでいましたが、
私達が街路樹等で呼んでいるプラタナスは、正しくはモミジバスズカケノキで、
これはアメリカスズカケノキとスズカケノキの交配種だそうです。
上記3種類のプラタナスを見分けるのは難しいが、葉の切れ込みが大きい順に、
スズカケノキ > モミジバスズカケノキ > アメリカスズカケノキとなる様です。
一番葉の大きいスズカケノキは、葉の半分以上まで切れ込みが入る。

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