木々の実も色々と色付いて楽しませてくれますが、
今回は、つる性野草で比較的に小さなほぼ丸いものを集めてみました。
▼イシミカワ(石実皮)
タデ科イヌタデ属、1年草、花期:7月~10月、
茎や葉柄には下向きの刺がある。 果実を包む萼は藍色になる。
萼片を除くと黒い果実が出てくる。 (10月撮影)
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▼スイカズラ((吸葛) 別名:ニンドウ(忍冬)
スイカズラ科スイカズラ属、常緑つる性木、花期:5月~7月、果実:9月~12月、
果実は液果。直径5〜6mmの球形で、2個ずつ並んでつく。
未熟な実なので、これから黒く熟す。(10月撮影)
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▼ヒヨドリジョウゴ(鵯上戸)
ナス科4ナス属、多年草、花期:8月~9月、果実観賞期:10月~冬、
葉は紅葉しませんが、1cm弱ほどの果実は熟すと真っ赤になります。
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▼スズメウリ(雀瓜)
ウリ科スズメウリ属、1年草、花期:8月~9月、
果実は直径1〜2cmの球形または卵形で、熟すと灰白色になる。
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▼ノブドウ(野葡萄)
ブドウ科ノブドウ属、落葉つる性木 花期:7月~8月、
果実はブドウタマバエやブドウトガリバチの幼虫が寄生して、虫えいを作ることが多く、
紫色や碧色などになる。正常な果実は少ない。 殆どが大きく膨れている。
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▼ヤブガラシ(藪枯らし) 別名:ビンボウカズラ(貧乏葛)
ブドウ科ヤブガラシ属、多年草、花期:6月~8月、
道端、荒地等に生え、葉と対生する巻きひげが伸びて他のものに巻き付き、
和名は、藪を覆って枯らして しまうほど生育旺盛からきている。
関東以北はすべて3倍体で実を付けないが、中部以西には実を付ける2倍体がまじる。
球状の液果で、最初薄緑色のものが熟すとつやのある黒色になる。
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最初は何の実か分かりません僅かに残っていた葉からヤブガラシと判断した。
実りの秋、草も木々も実を付けていますので、後は次の機会に回します。
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