普段はあまり行かない場所で散歩中に見つけました。
この場所の大部分の竹は枯れ始めています。
竹の花は珍しいとされていますが、少し時期的には遅いですが、枯れ花らしいものは見られました。
イネ科の花らしいものも付けているのもあります。
マダケの開花はなんと120年にいちど! しかも一斉に開花したあとは、竹林ごと枯死!? と言われていますが、、
これはマダケかどうか分かりませんが、少し小ぶりの竹の様でハチクかもしれません。
竹の花は、めったに咲きません。笹ではおよそ50年、竹の類ではおよそ100年にいちど。
きっと一生見ない人も多いことでしょう。そして一斉に咲いたあとは、なんと竹林ごと枯死してしまいます。
それじゃこれは、吉報いや不吉の前触れ、花は咲かなくとも、竹は地下茎で
殆どが繋がっているので、普通は花が一本だけ咲くとは考えられないです。
しかし地下茎で繋がっていない竹は違う時に花を咲かせてもおかしくはないですね。
そこで調べてみたら、
実は竹笹の開花のスタイルというのは実に多様です。
竹は、温帯性竹類、汎熱帯性竹類、草本性竹類の3群に大きく分類され、
草本性竹類(日本では身近にない)は毎年開花します。
一方で、温帯性竹類、汎熱帯性竹類の開花は滅多に起こらないことが知られています。
同じ温帯性の竹でもモウソウチクとハチクでは、開花周期が異なります。
(モウソウチク67年周期、マダケ、ハチクは120年周期と言われているが)
更に様々な点で驚くほどモウソウチクとハチクは異なっています。
例えばモウソウチクは部分開花(竹林内で一部の稈でのみの開花)が主である一方で、
ハチクは一斉開花(竹林で花が一斉に咲いて竹林ごと枯れてしまう)が起こることが知られています。
木は年輪を見るとおおよその樹齢が分かりますが、竹の年齢は?
大型竹類の年齢を見分けるには、まず「ざっくりとしか分からない」ことを前提に、
稈の皮や色などの複数の方法を組み合わせて見分ける方法が妥当で、
細かく見るなら別の方法が必要です。
タケは広義には、イネ目イネ科タケ亜科に属する植物 、狭義にはササと区別され、
稈が成長するとともにそれを包む葉鞘(竹皮)が早く脱落してしまうものをタケといい、
枯れるまで稈に葉鞘が残るものをササという。
竹の種類については、21/12/17に投稿してますので、割愛します。
以下ササの名も出て来ましたので余談ですが、
▼オカメザサ(阿亀笹)
和風庭園の下草として広く使われる。背が低いので「笹」に見えるが、「竹」に分類される。
(大きくなると直ぐに茎の周りの皮(鞘)が落ちてしまう)
和風庭園の下草として広く使われる。背が低いので「笹」に見えるが、「竹」に分類される。
(大きくなると直ぐに茎の周りの皮(鞘)が落ちてしまう)
東日本では冬季に葉の縁が白くなりやすい
先端部近くには、竹皮の名残ような白い殻が目に付きます。
付近には枯れたオカメザサです。
▼クマザサ(隈笹)
日本庭園に多用される笹、葉の縁取りが美しくて人気がある。
日本庭園に多用される笹、葉の縁取りが美しくて人気がある。
開花は夏だが、その周期は30年ともいわれ、目にする機会は少ない。未だ見てません。
やや紫色を帯びた緑の花は直径6ミリほどで、茎の下部から伸びた花柄の先に小さな穂状になって咲く。
新葉のうちは全面が緑色だが、秋が深まって寒気にさらされると葉の縁が白く枯死して模様のようになる。
この様子を歌舞伎のメイクである「隈取(くまどり)」にちなんで、牧野富太郎氏がクマザサと命名した。
クマザサに似ていますが小振りなので、ミヤコザサ(都笹)かも。
葉は長さ10~25センチ、幅2~5センチで枝先に5~7枚ずつ生じる。
表面は明るい緑色で無毛、裏面には軟毛が密生し、葉の先端は少しずつ細くなるため、イトザサという別名がある。
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