花と徒然なるままに

四季の移り変わりは植物が一番感じさせてくれます、
少しでもそれに触れられたらと思っています。

庭の木の実(11月)花後1年後になる実(イチゴノキ)

2020-11-08 | 自宅の花木
前回の庭の花に続いて木の実を取り上げました。

イチゴノキ(苺の木)    別名:ストロベリーツリー
ツツジ科イチゴノキ属、常緑低木、地中海沿岸原産、花期:11月~12月、
果実がなる時期:10月~11月、
バラ科の苺とは別の植物です。イチゴノキの果実が苺に似ていることから名付けられた。
白やピンクのつりがね状の小花を、晩秋のこれから咲かせます。
花後に約1年かけて果実を実らせます。

ジロウガキ(次郎柿)
カキノキ科カキノキ属、収穫期:10月下旬~11月、
完全甘柿で、富有より果汁が少なく、大きく歯応えのある果実を着ける。 
富有柿と次郎柿は柿の代表格でよく比較されたりします。
「富有はあごで食べ、次郎は歯で食べる」と言われていて、
富有柿は果肉がやわらかく、次郎は硬めで歯ごたえがある柿ということを表しています。 
我が家の柿はアライグマの標的になっています。

ハナユズ(花柚子)   別名:ハナユ、一才ユズ
ミカン科ミカン属、常緑低木、花期:5月~6月、
ホンユズよりは、果実が小形で早熟性で別種です。
庭に植えると「代々(橙)家が栄える」と言われる、縁起の良い柑橘果樹。
我が家は、柚子風呂向けですが、料理にも香り程度に使用している。
   
シンフォリカルポス’ワインレッド’     
スイカズラ科シンフォリカルポス属、落葉低木、花期:7月~9月、結実:9月~10月、
初夏に花が咲きますが、花よりも美しい実が売り物です。丸い真珠のような果実の房をつける。

ビバーナムティヌス
スイカズラ科ガマズミ属、常緑性低木、花期:早春~初夏、
宝石ののような青い実がなる。(10/4にも投稿してますが、青い実でなかったので)

ヤブコウジ(藪柑子)   別名:ジュウリョウ(十両)
サクラソウ科ヤブコウジ属、常緑小低木 、花期:7月~8月
果実は液果様の核果で、径5 - 6 mmの球形となり、秋(10 - 11月)に赤色に熟す、
今年は管理が悪く実がなりませんでした。


センリョウ(千両)
センリョウ科センリョウ属、常緑低木、観賞期:11月~1月、
花の少ない冬に、美しい果実をつけるセンリョウは、正月の縁起物として人気の高い植物です。


マンリョウ(万両)
サクラソウ科ヤブコウジ属、常緑小低木 、花期:7月 観賞期:11月~1月、
果実と常緑の濃緑色の葉を観賞する縁起植物として親しまれています。
 

お正月に縁起植物としているものを並べてしまいましたが、まだまだ未熟です、
キノミセンリョウなどもまだまだ黄色くなるのは先です。
来る日に改めてナンテン等含み揃い踏みにしたいと思います。
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庭の花(10-11月)アカバセンニチコウ、センニチコボウ、フジバカマ、他

2020-11-06 | 自宅の花
秋も深まり、シュウメイギクも終わると小さな目立たない花ばかりです。

アカバセンニチコウ(赤葉千日紅、アルテルナンテラ・レッドフラッシュ)
ヒユ科アルテルナンテラ属 、1年草扱い、インド、ブラジル原産、花期:10月~2月、
千日紅に似ていますが、一回り花のサイズが小さい花が咲きます。
寒さには弱いので、日本では木枯らしが吹く頃までの一年草扱いです。
良く日光に当てると葉がきれいな色になります。

センニチコボウ(千日小坊、アルテルナンテラ・ポリゲンス、千紅花火) 
ヒユ科ツルノゲイトウ(アルテルナンテラ)属、宿根草、南米原産、花期:10月~11月、
爪よりも小さなワインレッドの花が伸びた枝先に咲きます。 
短日植物で、日が短くなると花をさかせ、秋~晩秋まで楽しめます。

センニチコウ(千日紅)
ヒユ科センニチコウ(ゴンフレナ)属、1年草、熱帯各地原産、花期:5月~11月、
センニチコウの仲間は、花そのものではなく紫やピンク、白、黄、赤に色づく苞を観賞します。 
紫、ピンク、白の花を咲かせるセンニチコウ 、黄色い花のキバナセンイチコウは多年草です。
白く見えているのが花です。

フジバカマ(藤袴)    
キク科ヒヨドリバナ属、多年草、中国原産、花期:8月~9月、
和名の由来は諸説あり、秋の七草の一つで、花の色が藤色を帯び、花弁の形が袴のようであることから 。
茎の先端部分を散房状に、淡い紫紅色を帯びた白っぽい小さな花を群がり咲かせて目立つ。
頭状花は、5個の管状花からなり、花冠は白に近い色をしている。 
よく似た草に、サワヒヨドリ(沢蘭)があり、サワヒヨドリには葉柄がなく、
葉は薄くて光沢がなく、葉の裏に黒褐色の油点があるので見分けることができる。
また、ヒヨドリバナ(山蘭)も、葉の裏に油点があるので見分けられる。


キチジョウソウ(吉祥草、キッショウソウ )
キジカクシ科キチジョウソウ属、常緑多年草、花期:9月~10月、
家に植えておいて花が咲くと縁起がよいといわれるので、吉祥草の名がある。 
根元にヤブランにやや似た穂状花序を出し、下部は両性花、上部は雌蕊のない雄花が混じり、茎は紫色。
花は白い花被が基部で合生し筒状となり、先は6裂して反り返り、6本の雄蕊が突き出る。
上部の雄花は雄しべだけがある。 (下部には両性花、色濃い雌しべの花柱が見える)


リンドウ(竜胆)   別名:ササリンドウ
リンドウ科リンドウ属、多年草、花期:9月~11月、
青紫色の美しい花は長さ4-5cmあり、茎の先端や葉のわきにつく。
 

我が家の花はよそ様よりは、花が咲くのが少しずつ遅れる傾向にあります。
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秋、木々の赤い実、マユミ、ニシキギ、コマユミ、ウメモドキ、他

2020-11-05 | 樹木(実)
北国の方では初雪の便りがあちこち聞かれますが、
朝の冷え込みもだんだん多くなってきます。
春咲いていた木々の花も今ではどんどん実が色づいてきました。

マユミ(真弓)
ニシキギ科ニシキギ属、落葉低木、花期:5月~6月、果実:10月~11月、
朱色がかった赤色の四角い果実で、熟すと中から、紅オレンジ色の仮種皮(かしゅひ)に
覆われたタネが現れ、落葉後も残ります。
 

ニシキギ(錦木)
ニシキギ科ニシキギ属、落葉低木、花期:5月~6月、果実:10月~11月、
小さな果実は秋の深まりとともに熟して果皮が裂ける蒴果で、
晩秋に橙赤色の仮種皮で覆われたタネが垂れ下がる姿もかわいらしいものです。
また、緑色の若い枝には浅い土色でコルク質の翼(よく)がある特徴的な枝をもつ
 

コマユミ(小真弓)
ニシキギ科ニシキギ属、落葉低木、花期:5月~6月、果実:10月~11月、
果実はさく果。1〜2個の分果に分かれる。分果は長さ5〜8mmの楕円形。 
熟すと裂開し、橙赤色の仮種皮に包まれた種子が顔をだす。
 

ツルウメモドキ(蔓梅擬き)
ニシキギ科ツルウメモドキ属、落葉つる性本木、花期:5月~6月、果実:10月~12月、
果実はさく果。直径7〜8mmの球形で、黄色に熟す。熟すと3つに割れ、
橙赤色の仮種皮に包まれた種子が顔をだす。
 

ウメモドキ(梅擬)
モチノキ科モチノキ属、落葉低木、花期:5月~6月、果実:10月~12月、
果実は核果。直径約5mmの球形で、9〜10月に赤色に熟し、落葉後も落ちずに残り美しい。

ガマズミ(莢蒾)   別名:カリンカ
ガマズミ科ガマズミ属、落葉低木、花期:5月~6月、
晩夏から秋にかけて3-5mm程度の果実をつけ、食用となる。果実は赤く熟し、
最終的に晩秋の頃に表面に白っぽい粉をふき、この時期がもっとも美味になる。
 

ハナミズキ(花水木)  別名:アメリカヤマボウシ
ミズキ科ミズキ属、落葉高木、花期:4月~5月、果実:10月~11月、
アメリカヤマボウシの名は、アメリカ原産で日本の近縁種のヤマボウシに似ていることから。
花の後にできる実は深紅に熟す。枝先に3~4個がまとまって実るのが普通で、
実は落葉後もしばらくは木に残る。アオキのように光沢があって美しく、
小鳥の御馳走になるが、毒性があるため人間は食用しない。
 

ピラカンサ(トキワサンザシ)
バラ科トキワサンザシ属、常緑低木、花期:5月~6月、果実:10月~2月、
ヨーロッパ原産のトキワサンザシは鋸歯がある葉は濃緑色で秋に赤色の果実を多数付ける。
中国原産のタチバナモドキは、葉の裏面はフェルト状の毛が密生し、果実はオレンジ色です。

コトネアスター     別名:ベニシタン(中国原産)
バラ科シャリントウ属、常緑低木、花期:5月、 観賞期:10月~1月、
コトネアスターは、寒さに強く、また果実や紅葉が美しく、庭園樹としてよく栽培されています。 
ピラカンサによく似ていますが、コトネアスターの葉には鋸歯がないこと、枝には棘がないことで区別。 
50種近くの品種があるが、多くはインド北部、チベットを原産地とする。
種類によって特徴は千差万別である。地面を這って伸びて行く匍匐性のコトネアスターも多くい。 
 

珍しいものはありませんが、毎度秋にあると目にするものばかりです。
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マイナーな虫さん、クチナガガガンボ、ヤマトクサカゲロウ、コハナグモ、他

2020-11-04 | 昆虫
11月に入り、いよいよ昆虫なども見掛けなくなります。
アゲハチョウ、赤トンボ、カブトムシ等のメジャーな昆虫でなく、
小さかったりあまり人から目にかけてもらえないような虫を幾つか選びました。

▼コウヤボウキにクチナガガガンボ  ハエ目ヒメガガンボ科 10mm、5-10月
ガガンボはあまり人気の虫では無い様で、細かく記述されているのも少ない。
団体でいることもある。

ヤマトクサカゲロウ   別名:ニッポンクサカゲロウ
アミメカゲロウ目クサカゲロウ科、開張 22-29mm、 6-11月、
背中に1本の黄色い筋があり、翅脈は体色と同じ緑色をしている。
似た種も多いが、頭部の斑紋や翅脈の色等で同定できるようだ。

▼?? 写真が不鮮明でもあり、少しでも納得できそうなものがなく不明

コハナグモ
クモ目カニグモ科、♀ 4-6mm ♂ 3-4mm、6-9月
腹部は丸くて黄白色、頭胸部と脚が緑色のクモ。第1脚・第2脚が長い。
葉や花の上で脚を大きく広げて獲物を待ち伏せる。

ヤミイロカニグモ♀
クモ目カニグモ科、 ♂ 5-6mm ♀ 7-8mm、 4-11月、
葉上に見られ、小さい虫を捕食する。
腹部に2本の縞模様がある。♂は黒褐色、♀は赤褐色をしている。
ただし、アズマカニグモもほぼ同じ模様をしている為、外見での同定は困難 。

▼チャイロアサヒハエトリ?6mm前後   ▼

▼コバネヒシバッタ?  10mm、
 

トホシクビボソハムシの幼虫
甲虫目ハムシ科トホシクビボソハムシは、クコの葉が食草です。約6mm。
汚れたしずくのように見えます。体にねばねばした粘液をため、その中に自分の糞を入れています。
表面のこの部分を取り除くと一般的なハムシ類の幼虫になります。
体を守るためにこのように粘液で体を覆(おお)っているようです。
葉がボロボロになっているとこれは誰の仕業か?気になってしまいます。

アザミクロヒゲナガアブラムシ  体長約2.5mm、
体色は黒く、脚は腿節根元と脛節は黄褐色。角状管は黒く長い。尾片も黒色。
 
アザミの茎にいっぱい這いつくばっていました。

ナナフシ(ナナフシモドキ)
ナナフシ目ナナフシ科、   ♂ 60mm前後 ♀ 85mm前後、 6-11月
まるで木の枝に6本の脚がはえたような体型の昆虫。
よく似たエダナナフシとは、本種の方が触角が短いことで見分けられる。
メスは、緑色~褐色。オスは、濃褐色でメスよりも細いが、
通常、メスだけで単為生殖をおこなうため、めったに見つからない。
ナナフシは小さな虫ではないが、なかなか分類で載せなかったのでここに載せた。

チャイロハバチの幼虫 ハバチ科    ▼蛹 似たものが多く名前特定できていない。

ハリガネムシ  
ハリガメムシ目に属する生物の総称。
実在する寄生虫である。日本には14種いる。 
カマキリ、カマドウマ、コオロギなどに寄生する。

カマキリのお腹から出て来て道路で車にカマキリとひかれているのをよく見る。
寄生虫と言うと良いイメージがありません。
昔、犬がファラリアにかかり体から手術して取り出した、今では薬で予防してると思いますが、
人間でも昔は野菜等人糞で育てていたころは回虫症になる人がいましたね、
世界的にはまだこの病気になる人がいるようです。
気分が悪くなる余計な話でした。
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紅葉シーズンの始まりです。

2020-11-02 | 植物
ちょっと山道に逸れて少しばかり登りのある場所を歩いてみました。
山間の道はやや日が陰って紅葉は陽に照り輝くものですが、タイミングが悪かったですね。
全体的な黄葉には未だ少し早かったです。


   

         

  

  


 
山道では珍しいフユワラビに出合いました。

フユノハナワラビ
ハナヤスリ目ハナヤスリ科ハナワラビ属、多年草 見頃:11月~12月 、
シダ植物なので、葉に見えるものは栄養葉(えいようよう)、
花に見えるものは胞子葉(ほうしよう)という。 
オオハナワラビと似ていますが,こちらは小形で、栄養葉の羽片の頂片は鋭くギザギザしていない。

ヤブタバコ(藪煙草)
キク科ヤブタバコ属、越年草、花期:8月~10月、
太い茎は途中でのびるのをやめ、数本の長い横枝を出す。
根生葉が大きく、煙草の葉に似ているのでこの名がある。
上部の葉腋に黄色の頭花を下向きに1個ずつつける。 
似たコヤブタバコがあり、花は緑白色でと似ていたが、
苞葉が多数つくとありましたので、ヤブタバコとしましたが、、

サラシナショウマ(晒菜升麻)
キンポウゲ科サラシナショウマ属、多年草、花期:8月~10月、
茎は40-150cm、茎の先端に総状花序をだし、柄のある白い小さな花を密に付ける。
晒菜は、若菜を茹でて水で晒して食べることによる。
下はイヌショウマ、上の花柄の長さの違いがわかりますね。

1時間ほどの散策で一人と出会っただけの人知れずの山道ですが、周りをゆっくりと歩き、
ヤマイモのつるに付いているムカゴを少しばかり採り、秋の風情を楽しみましたが、
所々にイノシシがミミズ?を掘り返した痕がありましたので、早々にお終いにしました。
 
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